開業医の正体 患者、看護師、お金のすべて
ゴールデンウィークは暦通り。
近場で過ごすことを決めていたので、
時間を持て余すかな?と思い、
読みたい本をAmazonで
ポチポチしてみたら
“積読”状態に(*_*)
これではイカン!と思い、
手に取ったのは、
結局仕事関係の本(;´д`)
で、積読の本も
ほぼ仕事関係(笑)
リフレッシュになってないじゃん!と
突っ込みながら読んだのが
此方の本です。
■ 目次
はじめに
第一部 クリニックはどうやって作られているか?
第二部 医者と患者 この難しい距離感!
第三部 医者の作り方、教えます
第四部 医者は診察しながら何を考えているか?
おわりに
■ 医者が考えていること
医師の松永正訓先生が
開業医のリアルと本音を
包み隠さず書かれた本。
以前、松永先生の【どんじり医】を
読んでいたこともあり
Amazonに薦められるがまま、
ポチっとしてみました。
読んだ感想ですが、帯に、
“診療所の舞台裏を包み隠さず、明かします!”
の言葉がその通り、書かれている本だなと。
医療系人材紹介エージェントとして、
医師に接する機会は、
一般の方よりも多いからこそ、
包み隠さず書かれていることを
実感しています^_^
医師が考えていることを
知りたい方にはお薦めします。
■ 良い医者
自分が患者になったとき、
良い医者と出逢いたいと、
皆さん思うはず。
特に持病があり、
定期的に通わないといけない場合、
自分のかかりつけ医が
良い医者であって欲しいと
切に願うのが人間です。
診察室で医師と話したとき、
“様子をみましょう”
“正確にはわかりませんが。。”
といったフレーズを聞くと、
具合が悪くてクリニックに来ているので
ネガティブに捉えてしまうこともあるかと思います。
ただ、この本を読むと、
医師がどんな考え方をして、
その言葉を発しているのかを
知ることが出来ます。
仕事柄、医師とお目にかかる機会が多い私としては、
“良い医者って??
自分が病気に罹ったときに診て貰いたい先生は?“
と勝手に考えるときがあります。
本当に勝手に考えているのですが、
診て頂きたい医師はいます、
あちらに断れなければですが^_^
私にとっての
“良い医者”は、
診察中に耳を傾けてくれる医師。
定期的に罹っている医師は、
そんな感じの先生です。
ブログを書いているので、
よろしければご覧ください。
そして、この本を読んで、
松永先生も、
きっと良いお医者さんなんだろうなと
感じています。
■ こんな方にお薦め
医療系人材紹介エージェントなので、
まず、医療業界に新しく入ってきた方に
お薦めします。
医療業界で医師の紹介業をする様になった方、
クリニック開業支援をやりだした方。
新人研修で、
役職クラスの時間を割く位であれば、
この本の第三部を読破して貰えば、
”医師がどんな風に
医師になっていくのか?”
を知れます。
文章が非常に読みやすいので、
座学で資料を見ながら、
色々と聞くよりも
手っ取り早く理解できるはず。
あとは疑問に思ったことを、
確認する作業を上司や先輩とやっていけば、
知識としてインプットされていくのではないかと、
感じました。
そして、次にお薦めしたいのは、
医師を目指している方。
松永先生のキャリアを知るのも良いでしょうし、
ジャングルジム型のキャリアもある。
ジャングルジム型のキャリアって
医師のキャリアに携わっている私ですが、
そんな言葉があることに目から鱗でした( *´艸`)
最後に、
医師に診て貰う患者さんに。
本の中に
「医師アタマ」
という言葉が出てきます。
この意味合いを理解していれば、
自分が患者になったとき、
医師に伝えたいことを
ストレスなく伝えることが
きっと出来るはずです。
という私も自分が患者になったときは
上手に医師をコミュニケーションを
とれているかは自信がありませんが。。。
【開業医の正体】という本ですが、
医師全般のことが書かれている本です。
自分や家族が病気になったとき、
良い医者とは?
と考えるきっかけに
なる本だと思います。
最後に、
松永先生の人柄がでていると
思いましたので引用しました。
この本は、
医療業界とは無縁の人にも、
お薦めしたいと思った本です。
以上