どうなの?物件ークリニック開業支援ー
開業コンサルタントをつけずに、
クリニック開業をお考えの
医師の皆さんにお伝えしたいことを
書いていきます。
本日は、
“どうなの?その物件”。
■ その前に
開業コンサルタントを
つけない医師の皆さんは、
どんな処で情報を
収集するのでしょうか?
“クリニック開業を考えているDrのサロン”
があるとのこと。
クリニックを開業されたDrから
伺いました。
サロンでは、
クリニック開業に
必要な情報が
全て揃ってるとのこと。
医療機器の見積書や、
内装業者が実際にだした見積書を
見比べることができるとか。
私ども業者からしてみれば、
恐ろしい限りです。
きっと悪徳コンサルタントに
騙された先生が
いらしゃったんでしょうね。
そんな感想を持ちました^_^
さて、話を戻します。
クリニックを開業する場所は
とても大事です。
クリニックの売上に関係してきますし、
職員の確保にも関係して来ます。
とても大事で重要だからこそ、
複数の目で確認しあう必要があります。
複数の目でみれば、
色々と見えてくることがあるんです。
■ 商業施設
商業施設の中にある
クリニック物件。
複数の科目が
揃っている処が殆どなので、
単科での出店とは違い、
集患の苦労はなさそうと
推測されます。
小児科・皮膚科・内科・眼科
もしくは耳鼻咽喉科。
対象も、小児から成人、
高齢者まで対応可。
クリニックを
開業してしまえば、
理想的な感じ♪
患者さんが
クリニックスペースに足を運べば、
他のクリニックも目に入る。
無意識下で、
患者さんの頭の中に
すりこみがされていきます^_^
だからこそ、
商業物件は
良い物件と思いきや。。。
気を付けていないと、
トンデモ物件になる可能性が
実はあります。
実際にあった事例。
不動産契約も済、
クリニック内装工事に入った段階で、
施設側から“給排水の防水パンをつけて”
と云われる。
融資では想定してなかった
防水パン費用が別途かかり
その費用をみて、医師の目が点になる(・・)。
上記に+(プラス)して
漏水検知器もつけてと云われる場合があり、
費用が爆上がりし、
ますます医師の目が点になることがあります。
物件契約をする前に、
複数の目で、
クリニック候補地をみれば、
防げることがあります。
防水が必要かのチェックは
専門家が工事区分表をみれば
想定できることです。
■ 思い入れのある土地での開業のときは
ご自分の思い入れがある土地で、
ご自身のクリニックを開業したい!と
思われる医師の皆さんもいると思います。
思い入れのある土地だからこそ、
自分で全部手配したい!
そんな想いを持つ医師のお気持ちも
理解できます。
そんなときは、
クリニックを手掛けた(建てた)ことのある
内装業者や、建設会社を選んで下さい。
クリニックを建てるには、
クリニックの図面をひくには
電源容量がどれ位必要か?
弱電設備工事はどうするか?
X線室にいれる鉛の幅はどうするのか?等
専門の知識が必要です。
実際にあった事例:
クリニックの知識がない方にお任せし、
・クリニックで使用する電力を知らない
・設計図に弱電設備がない
・コンセントにアース線がない
等の不具合が見つかり、
内装工事が進められず、
工期が大幅に変更となった。。。
上記の様にならない為にも
是非、クリニックを手掛けたことのある
専門業者に依頼下さい。
■ 新築物件
クリニック開業をお考えの
医師の皆さんは、
クリニック開業物件情報等を
業者から手に入れていると思います。
医療業界に精通した業者が建てた
クリニックモールや計画物件は
クリニックの設備などの観点からみれば
まず心配はないと思って下さって大丈夫です。
心配というか、
気を付けた方が良いかも?は
医療に精通していない業者が建てた
新築テナント物件です。
・床下から天井までの高さが低い
・電源容量の不足
・耐荷重の問題など
上記を確認する必要があります。
また、実際にあった話になりますが
床がコンクリートの場合。
床材を貼れるかどうかを
みる必要があります。
コンクリートに床材が貼れない場合は、
コンクリートが平らでない場合が殆どなので、
平らにする作業が追加で必要となります。
追加の費用ですが、誰が払うのか?
医師側が払うことになります。
床材が貼れるかどうかは、
図面からわかるのです。
■ 適正な費用で開業を進めたいのであれば
クリニックの開業を
自分が主体となって
進めていきたいとお考えの医師の皆さんは、
出来るだけお金を掛けないで、
クリニック開業をしたい!とお考えがあり、
ご自分で対応されているのだと理解しています。
そのお気持ち、
とても良く理解できます。
私ども開業コンサルタントは、
融資額などの実際の金額を見ていますし、
融資が実行されるまでの時間、
医師が落ち着かない状況もみています。
だからこそ、
費用を最小限にしたいので、
クリニック開業コンサルタントを
つけたくないのだと
理解はしています。
ただ、開業コンサルタントをつけないで
苦労している医師のお話は、
業界仲間から漏れ聞こえてきます。
実際、本ブログでご紹介した事例は、
開業コンサルタントをつけなかった医師が
体験したことです。
その結果、
開業コンサルタントに支払う費用よりも
2倍3倍の費用がかかったと伺っています。
適正な費用で
クリニック開業を進めたいとお考えの場合、
一度、信頼のできる医療に長けた業者に
相談してみるのがよろしいかと思います。
相談の段階で、
契約を結ぼうとする方は。。。。
ですけどね。
どこに相談して良いかわからない場合、
DEPOCに相談頂いても大丈夫ですし、
一般社団法人メディカルスタディ協会に
相談してみて下さい。
以上