転職エージェントの選び方。
2020年。
国家資格を持っている、医師・看護師・医療従事者の人材紹介業について、この4月を迎えれば、丸12年を過ごし、13年目に入ります(*^^)v。
ここに来る前は、大学卒業時から、下水道業界の出版社に13年勤務しており、私の中で、ひとつの区切りとして、この【13】という数字があります。今後、どのような方向に進むかは、この1年をかけて、模索していきます!
さて、人材紹介業界ですが、厚生労働省からの許可制って、ご存じでしたでしょうか?
■ 有料職業紹介事業と無料職業紹介事業
【有料職業紹介事業】→ 厚生労働大臣の許可を受けている。雇用する側から紹介手数料を貰う。
【無料職業紹介事業】→ 公共職業安定所(ハローワーク)。紹介手数料などのお金は介在しない。
この2通りがあり、私が所属しているのは、有料職業紹介事業です。
医療機関に医師・看護師等の人材をお連れして、双方ともに気にいって、実際に働くということになったら、雇用側から紹介手数料を貰うシステムです。
昔でいう、【お見合い】の仲人が、私たち人材紹介会社になります。
厚生労働省のホームページから拝借すると、下記になります。
「職業紹介」・・・ 求人及び求職の申込みを受け、求人者と求職者の間の雇用関係の成立をあっせんすること。
転職エージェントに相談する求職者の方は、この辺りは考えなくて良いと思います。ただ、どういうシステム?と気になる方もいるかと思いますので、私の場合は、お目にかかった際にご説明させて頂いております。(求職者からお金は頂かない。)
■ どちらを選べばよいか?
実際に、ご自身が転職する際、どちらを選べばよいのかと言いますと、【有料職業紹介事業】を選んで欲しいと思っています(^-^)。
自分が、有料職業紹介事業に携わっているということもありますが(笑)
その理由としては、
①雇用側の求職者に求めるス人物像やスキル等が明確だから。
⇒ 雇用側は有料職業事業社(紹介会社)が連れてきた人材(医師・看護師・医療従事者)の就職が決まれば、紹介会社に紹介手数料を払います。よろしくない言い方をしますと、紹介手数料(お金)が発生するので、真剣に、一緒に働きたい方の人物像やスキル等を、事細かく情報として、求人票に書き出しています。
②特に、医師の場合。
無料職業紹介事業【ハローワーク】に、医師募集をだす医療機関はほぼありません。
なぜか?
【ハローワーク】を使用して、転職活動をする医師は、ほぼいないからです。
医師の場合、
・自分の転職を医療業界に詳しくない人材に託さない
・自分の価値を知っていてくれるプロに任せたい
ご自身の価値をご存じの方が多いので、転職するならば、ある程度の交渉力を持っている有料職業紹介事業(紹介会社)に任せたいと思われる方が多いです。
もちろん、中には、私どもみたいな有料職業紹介事業(紹介会社)を使用せずに、【友人・知人経由】で、転職する方も中にはいらっしゃいます。
そういう縁故で就職・転職した方からお話をお聞きすると、素敵な環境で働かれている方もいれば、条件面等、知人・友人を信じて、勤務条件を詰めずに働き始めた方は、曖昧なまま働きだしはじめ、後々、不満を抱え、声をかけて頂いた友人・知人とも、仲違いしてしまうケースもあります。
なかには、知り合い合いからのお誘いにのって、現在の自分の現状を、相談にみえる方もおります。
既に、縁故で入職してしまった方には、今後のキャリアについての相談にのりますし、縁故で就職しようとしている方には、「聞きにくいけど、大事なことなので、この辺りは、それとなく聞いておいた方がよろしいですよ。。」ということを、お伝えさせて頂いております。
■ どんな紹介会社を選べばよいのか?
ここ気になりますよね??
紹介会社については、下記をご覧頂ければと存じます。
■ どんな転職エージェントと付き合えば良いのか?
気になる処だと思いますが、率直に申し上げますと、
”ざっくばらんに話が出来る、信頼のおけるエージェントとお付き合いして下さい。”
転職活動をしていく上で、この人になら、この人であれば、自分の希望を叶えてくれる、もしくは今よりも良い環境に連れていってくれるという、信頼をおけるエージェントとお付き合いしていかれれば良いと思います。
私の話で恐縮ですが、会社が倒産したとき、所属していた会社の幹部に、
”これからも医療系人材紹介エージェントとして、この業界に残り、仕事を続けていきたい!”
と相談しに行った処、人材紹介業界専門の紹介会社を紹介されました。
信頼していた幹部のお薦めでしたので、話を聞きにいった処、会社自体は実績があり良かったのですが、担当エージェントに信頼をおけずに、その場で終了となりました。
私の場合は、業界は違えど、同じエージェント業で仕事にしているので、その方の仕事の仕方に信頼がおけないと判断した結果です。
医療業界の場合、紹介会社を利用しての転職が、ほぼあたり前になっている事から考えますと、きっと、ご自身の仲が良い医師や看護師の方が、信頼できるエージェントをご存じかと思います。
ですので、まずは知人のご紹介で、転職エージェントと接点を持たれたら良いかと思います。
■ ひとつ言えるのは。
企業の規模によって、エージェントの質が違うのか??
そうではないとお伝えしたいと思います。
企業によっては、紹介会社にお金を払ってくれる医療機関側に傾倒している処もあれば、転職者(求職者)に傾倒している処もあります。
どちらに傾倒しているから、良い悪いではなく、会社の姿勢が、エージェントには少なからず影響がでます。エージェントの給与は、会社からでていますからね。
なので、大切なのは、医師・看護師・医療従事者の皆さんが、自分の転職を任せたい転職エージェントに出逢えることではないか?と思っております。
もし出逢えなかったら、ご自身で動くのもアリだと思います。