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キャリアを思い描くー理学療法士A-

DEPOCの人材紹介業は、
医師以外の医療従事者の転職支援も
お手伝いしています。

DEPOCの転職支援サービスを
利用して下さった理学療法士さんが
理学療法士のAさんを
紹介して下さいました。


■    理学療法士Aさん

大学卒業後、
資格を取得してから
ずっと同じ病院で
勤務をしてきたAさん。

転職理由は、
“新卒で就職した病院で、
5年間回復期リハビリ病棟で勤務。
今後は他の病院で急性期リハや、回復期リハで
経験を積みたい!“
と非常に明確でした。

そして、Aさんですが、
既に上長に退職することを伝えており、
辞める時期も決定している状態。

なるほど~(*ᵕᴗᵕ)⁾⁾ゥンゥン
決意は固い。

承知しました。

では、Aさんの転職希望を聞く前に、
私どもからの質問を幾つか伺いました。

抜粋するとこんな質問
Q:どうして理学療法士を目指したのか?
Q:将来的にどんな理学療法士になっていたいか?

この質問は、
私どもDEPOCが、
求職者を理解したいので、
伺っています。

■    転職先への希望

Aさんが考えている
転職先に希望することを
伺いました。

・転職時期
・急性期か回復期で働きたい
・通勤時間
・給与
・休み

Aさんの希望を伺い、
私どもがお伝えしたのは、

・既に退職時期が決まっている場合、
 医療機関によっては、
 出来るだけ早く入職して欲しいと考えている場合がある。
 その場合、Aさんご自身が考えている時期よりも
 入職時期が早まること。

・給与に関しては、今よりも下がる可能性があること
(今の病院はボーナスが良いから)

・急性期で何を学びたいのか

・Aさんが考える理学療法士の姿を思い描き、
 最終的にどんなスキルを身につけていたいかを具体的に考える

・次の転職先が結構大事

上記でした。

私どもDEPOCの初回面談では、
既に転職を決意されている方にも、
もう一度考えて頂く時間をとって
頂いています。

■ いざ!面接に

理学療法士Aさんの決意は変わらず、
転職活動をすることになりました。

Aさんの転職理由は
“今後は他の病院で急性期リハや、回復期リハで
経験を積みたい!“でした。

現在のAさんの職場環境を伺うと、
リハビリテーション部に所属している方々は
とても性格の良い人達ばかりで、
人に恵まれて業務にあたっていることを
彼女が話してくれました。

彼女の中で、
他の病院で経験を積みたい!
と思ったのは事実ですが、
実はもう一つの理由がありました。

現在の職場の
マンパワー不足。

自分が気心許している人が
マンパワー不足で疲弊していく姿、
辞めていくのを、これ以上見ていられない。

いつかは自分も疲弊してしまう、
疲弊する前に、気力があるうちに
新しい職場を探そうと。

そんな想いを
聞かせてくれました。

であるならば、
・リハビリテーション部の職員数は
 現在の職場よりも多い処が好ましい。

・即戦力として働きつつも
 学べる環境がある処。

 この2点も追加して、
 医療機関を探した処
 Aさんのご希望に添える処がありました。

そして、いざ!面接へGO^_^

面接には、
採用担当者とともに
リハビリテーション部の科長さんと
医師も同席。

人見知りなAさん、
緊張しながらでしたが、

・転職をする理由、
・今までやってきたこと、
・新しい職場でチャレンジしたいこと等

質問されたことに対して、
自分の言葉で、
しっかりと話しておりました。

面接に同席しながら、
“大丈夫、うまくいく”
と思ったのを
思い出します(*^_^*)

■    自分のキャリアを思い描く

Aさんをはじめ、
理学療法士、看護師さんも含め、
医師ではない医療職の方が
最終的にどんな処で
どんな働き方をしていきたいのか、
伺う様にしています。

どうしてか。

その職種に就こうと思ったとき、
自分が思い描いた姿があるはず。

転職をするのであれば、
自分が思い描いた姿に
少しでも近づける様な環境の処で
働き出したほうがよい。

そんな風に考えています。

そして、思い描く力が強いほど、
今自分がつけておいた方が良いスキルを
自覚出来ます。

Aさんの場合は、
介護業界で働いていたお母様の姿をみて、
理学療法士になりました。

最終的には、介護業界で働ける
理学療法士になりたいと
思い描いてらっしゃいます。

介護業界で働くとなると、
医療業界みたいに
自分と同じ職種が
多数いる環境ではありません。

相談できる人が近くにいれば良いですが
いないと考えていた方が良いかもしれない。

そんなとき、
どんな判断をすればよいのか。

どんなスキルを
身につけていればよいのか。

思い描く力が強いほど、
自分がなりたい姿に
近づいていっている方が多いです。

そのことを知っているので、
最終的になりたい姿を
お伺いしています。

■    最後に

転職は、
最初は大変です。

通勤経路も変わるし、
人の名前も覚えないといけない、
院内ルールも覚えないといけないし等々。

ただでさえ、
新しい環境で緊張しているのに
ストレスもかかってくる。

転職してから1ケ月経過するまでは
色々な想いがご自身の中で渦巻きます。

そんな皆さんを見てきています。

ですので、
私どもDEPOCですが、
入職後も定期的に
連絡をいれさせて頂きます。

なにか思う処があれば、
私どもで相談にのりますし、
業務上のことであれば、
上長に相談した方がよい場合もあること
助言させて頂きます。

新しい環境で
一人ぼっちかも?と
勘違いしやすいのも
このころです。

だからこそ、
入職して終了ではなく
定期的に連絡をとり、
必要とあれば、
医療機関の担当者も巻き込んで
“みんなであなたを見守っているよ”
ということをお伝えしています。

Aさんのその後ですが、
“先輩が多い職場で、
聞きやすい環境があり
前よりも勉強に身が入ります“
と嬉しい便りが来ています。

自分の最終になっていたい姿を思い描けると、
キャリアの肉付けが出来ます。

自分の道は自分で拓けます。

以上


医療系人材紹介エージェント。日々、医師や看護師さんとお目にかかり、思うことや、自分がお邪魔して、こちらに人材を紹介したいな~と思う、医療機関さんが募集している人材情報を掲載していきます。あとは、自分の趣味のダイビングのことも書いて参ります。医療系で海好きの人と繋がりたいです。