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日常のステップ やばい!
やばい、まじでやばい。頭と心がパンクしそうだ。
できることは限られているんだなと痛感する毎日。充電があれば働き続けるロボットみたいに動けたらいいのにと思う一方で、人間らしさはその一定ではない波にこそ宿るのではないかとも思う。
大学院のプログラムさがし
大学院のプログラム探しは混迷を極めていて、社会学という専攻の中で男性学というトピックを研究している教授のいる場所はほとんどない。大学の教授に聞いたら、「将来(教授職として)のつぶしがきくように社会学のなかで学んどけ、学ぶ内容は関係ない」と言うし、別のオーストラリアの教授に聞いたら、「専攻は関係ない、研究トピックをしっかりサポートしてくれる教授と学ぶほうが大事だ」という。将来何になりたいかから逆算して次のステップを決めることが効率的なんだろうけど、正直その何になりたいかがうまくわからない。
いろんなマスターのタイプ
もうひとつの大事なポイントは、大学院の授業を受けたいか、それともただ論文が書きたいかだ。オーストラリアでは、Course work MasterとReserch Masterがあって、前者は授業3分の2、短い論文を書いて終了なのに対し、後者は論文集中型らしい。個人的には、ばか高いお金払うなら授業は取りたいと思う。同じ授業とってる人とのコミュニティもできるだろうし、方法論とかは英語で学びなおしたい気もする。だけど、場合によってはこのCoursework Masterは直接PhDへの橋渡しにはならないとかなんとか。え、それなら行く意味半減しない??と超困惑なのだ。
場所で選ぶ?オーストラリアのメルボルン
ここ一週間くらい実現可能性を探っていたのは、オーストラリアのメルボルン。その理由は、インターン関連で知り合ったすごく優しい教授たちがいるからだった。環境破壊と男性性の関わりについての深い知見を豊富に持つ犯罪学の先生のStephenと、ソーシャルワークの背景を持ち、私がアメリカでめちゃくちゃ参考にした本を書いた教授のBob。ふたりともすごく協力的で素敵な人たちだ。メルボルンはほかの都市に比べて、アカデミアで生き生きしたカルチャーが特徴らしい。男性向けのアクティビズムのグループもあるみたいで、それならなおさら行ってみたいじゃん。オーストラリアは実は男性学の分野ではかなりアツくて、かなり離れたところにはなるけど、クイーンズランドには男性学の歩くデータベースみたいな先生もいる。ちなみに一人目の先生はこの地域でトップのメルボルン大学に在籍していて、二人目の先生はもう引退してるんだけど、メルボルン大学の近くに住んでいる。
メルボルン大学
じゃあメルボルン大学いいじゃん。でも問題が’いくつかあった。一つは、社会学のマスターが存在しないこと。ソーシャルポリシーのマスターはあるんだけど、これは政策とかについてなので、学びたいこととはかなり違う。今通ってる大学の教授の知り合いがメルボルン大学の社会学の先生と知ってコンタクトをとったけど、社会学のマスターはないよ~というお返事だった。犯罪学の教授と一緒に論文書くには、犯罪学のマスターに入らなきゃみたいなんだけど、うーん、社会学とオーバーラップしてるとはいえ、犯罪理論とかを学ぶのはどんぴしゃではないな。二つ目に、PhDにつながるようなマスターがなさそうなこと。このオプションの少なさはきびしいな、、、と感じている。
メルボルン、ほかの大学の候補
Bobはほかにも、いくつかの候補を教えてくれた。RMIT大学、La Trove大学、Monash大学にSwinbre工科大学、そしてオーストラリア州立大学。これらの中でうまくいきそうな大学があれば、メルボルンも可能性があるかもしれない。
ヨーロッパの候補
北米・オーストラリアの学費の高さに参っていた私は、同じく大学院進学を考える友達と電話した時にヨーロッパという選択肢を教えてもらった。たしかに、学費は半分くらいだ。社会学のマスターで一番よさそうだったのは、スウェーデンのヨーテボリ大学。男性性研究の教授もいたので、試しに挨拶とスーパーバイズをお願いできそうかメールを打ってみた。(これでメールが返ってくるか、内容が協力的かで、出願するかを決めていく。)ヨーロッパのデメリットは、言語の壁だ。英語以外の言語を学ぶ必要が出てくるのと、たとえ現地の通貨でお金を稼ぎたくても、働くことはかなり難しいだろう。また、ヨーロッパで学ぶ友達には、研究や授業のレベルはアメリカ>イギリス>ヨーロッパだと教えてもらったこともあった。
奨学金さがし
交換留学時には、在籍大学の案内に出ていた二つの奨学金(トビタテ・日米カウンシル渡邉奨学金)をもらっていった。これらには大いに助けられたし、この額をバイトで稼ごうったって絶対無理だったので、こうしてもらえたのは奇跡に近いなと思いながら感謝していた。今回はどうかというと、まずほとんどの日本の大口奨学金が理系向けなこと、まだ国が定まっていないことでかなり難航している。どんどん期日は来るが、それに追いつけないことも自分のメンタルを追い込んでいく。
アメリカの場合、日米カウンシルがまたもらえるか確かめようと思っていて、それ以外だと女子学生向けを受けようと思ってる。でも定員が1人なので望みはかなり薄い。国が決まれば、その国の奨学金や、プログラムが出している奨学金を見ていく必要がある。
学費稼ぎのバイト
奨学金が獲得できたらいいけど、まったく確証はないので、今は週4くらいでアルバイトをしている。一つはメンバーシップ制のビジネスクラブの受付の英語対応で、二つ目は塾の教師。8月のある時期は、朝はクラブ、午後は塾と合計10時間以上働き続けていた。その理由は、留学で使い切った貯金を新たにためなおすことや、院試の受験料や進学費のためになんとか身を粉にして働いている。今は大学院受験の筆記試験が近くて、朝5時に起きて6時間くらい働いて、くたくたの心と体で参考書を開く毎日は、かなりの試練だなと思う。でも私はこれまでずっと、金銭的に苦労しながらも目標のために頑張る友人たちにあこがれ続けてきた。日本の大学で、奨学金をもらいながら生活費をイタリアンのアルバイトで稼いでいた友達や、アメリカで毎日12時間コックとして働き、一年分の学費を稼いだ友達。学部時代には出してもらっていた学費は、大学院では自分で出すと親に約束した。それくらいの覚悟を持って、自分が一生をかけて取り組みたい課題に関して学び続けようとしている。
こんな時に奨学金の事後研修!?
トビタテ奨学金のメリットは、文部科学省のお墨付きというステータスと金額、あとコミュニティ感と留学を掘り下げることのできるプログラムにあると思う。夏に帰国した人たち向けの事後研修が明日あるんだけど、いや、今はやめてくれと心底思う。留学の振り返りを含む事前課題は5時間分くらい出ていて、院試前のこの期間は特に時間がない!!しかも、泊まり。課題をやらなかったり参加しなかったりすると奨学金返納に至る可能性もあると書いてある(そこまで至ったケースはほぼないと思うけど)。
自分の留学の振り返りはすごくしたい。その機会を欲しいと思っていた。でも、時期が時期過ぎて、今は踏ん張りどきみたいだ。グアーー、頑張れ自分。
(トップの画像は、暴雨のニューヨークにて。留学中の思い出を見て自分を奮い立たせる!)