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わた育てにハマった結果

こんにちは、とんです。
2021年、私が新たに始めて一番熱中したことは「わたを育てること」でした。
小学生の時、学校で朝顔を育てたり、さつまいもを植えたりしたときには全く植物を育てると言うことに興味もなにも湧かなかった私ですが、今回わたを植えてみて、その楽しさに気付きました。

無事収穫を終えた今、その過程を振り返ってみたいなと思います。写真多めです。

種植え

わたを植えることになったきっかけは、知り合いの家にわたのドライフラワーが飾ってあって、ひとかけもらったことでした。それを分別して、わた、種、萼に分けます。

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ひとつのわたの実?から、28粒の種が取れました。
↑の右上にあるのが種ですが、けっこうわたがくっついているので、ぬるま湯でふやかしながら剥がしました。完璧には剥がれなかったけど、ちゃんと芽は出たのである程度で大丈夫かと思います。

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それを植えたのは4月16日のことです。

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鉢を買って、間隔を開けて一粒ずつ植えていきました。

発芽

芽が出たのは10日後の4月25日のことでした。

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この芽が出た瞬間に、私の植物育成欲が高まりました。まじでめちゃくちゃ嬉しかったです。

その後も日に日に芽は成長していきました。

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↑これは4月28日(撮影は夜)
もう一つの丸い鉢に植えた方は、あまり芽が出ませんでした。↓これも28日

このことから、鉢の大きさよりも水捌けの良さの方が大切ということを学びました。↓この鉢に植えた方は芽がほとんど出ずに全て枯れてしまいました。この時点で残っている種はあと15粒ほどです。

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↓4月30日です。横から見ると、芽が大きくなってるのがよく分かります。

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↓5月11日ごろ
大きくなると80cmくらいの木になるということが判明したので、大きくなってきた芽を地面に移植します。

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結果的にはこれは植え場所を間違えました。地面に植えたはいいんですが、日当たりがあまりよくなかったので実りも少なめでした。

↓5月14日ごろ。芽が伸びてきています。葉っぱの大きさ自体も大きくなってきているのがお分かりいただけるでしょうか?

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成長初期

5月18日ごろ。双葉の間から出てきた葉も大きくなってきました。よく見ると、色や葉脈の感じ?が双葉と異なっているのが分かります。この時点で高さは8cmほどです。

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正直定点カメラを用意して、もっと正確に同じ角度から成長を見守れるような仕組みを用意したかったなと、このあたりになって思いました。実物があれば確実に大きくなってきていることは分かるんですが、人に見せる時に写真だと分かりづらいのが難点です。

↓5月22日。大きくなってきたので、一つのわたにあげるスペースを広くしてあげました。

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ここでも成長の差が出てきて、成長がストップする芽と大きくなる芽が出てきました。庭にもスペースが少なくなってきたので、伸びない芽はこの辺りで間引きしました。最終的には10本ほどになったかと思います。

この頃、虫にも悩まされました。葉っぱが食べられてたり、くるくるになってたりしました。どうするべきか分からなかったのでしばらく痛んだものだけ切っていましたが、ずっと続くのでのちのち対処しました。

↓6月9日。急激に芽の高さも葉の大きさも成長しています。かわいいです。わたは暑さに強いらしく、暑くなってくるにつれて成長が早くなっていった気がします。葉の量も増えていっています。

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↓6月27日。同じ大きさのころ同じ時期に鉢に移したのに、成長の差が出てきました。元々の種の差でしょうか。葉の大きさや元気さに個体差が出てくるようになりました。

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↓7月3日。青々と伸びてきて、太陽の光を一身に浴びようとしています。地面が見えないくらい葉っぱが増えてきました。

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↓7月10日。一番大きな葉っぱは自分の手のひらくらいの大きさになっています。背丈はそれぞれ2〜30cmほどでしょうか。

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この頃、梅雨や台風に備えて、予報の悪そうな日は鉢だけでも屋内にしまうなどの手入れをしていました。夜中に心配で見にいったら風で倒れていた時もあります。水のあげすぎもよくないとのことでしたので、雨の日も屋根の下に移せるものは移すようにしていました。

地面に植えているものは台風が過ぎてもピンピンしていて、一本も折れているようなことはありませんでした。頑丈なんだと思います。日当たりの悪い日は成長も遅いように感じましたが、無事に梅雨を乗り越えてくれました。

開花

最初の花が咲いたのは、7月18日の朝のことです。

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白くてふんわりしたきれいな花が咲いて、驚きました。

午後にかけて花は徐々にピンクがかっていき、

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夕方には萼から外れました。

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花が取れた後には、このような実ができていました。

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1日で花が取れちゃうなんて!とびっくりはしましたが、その後の花もそうだったので、そういうものかーと納得しました。きれいな花の上に短い命です。

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その後もたくさん花が咲いていきました。花が散ったところには実の赤ちゃんみたいなのができていて、これがどんな風にわたになるのか楽しみです。

結実

7月24日。↑の写真の部分が、こんなに膨らんできました。初めて見た時は「なんやこれ?!」って感じでした。けっこう重たいです。

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↓8月7日。めちゃくちゃ大きくなってます。花が咲いてから散るまでは早いのに、散ってから実が次の段階に行くまでが長く、焦ったい期間でした。

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一本の中でも花が咲いてたり実ができてたりと、いろんな成長フェーズがありました。

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またこの時期に大変だったのが台風です。風が強く、屋内に入れられない地面に生えたわたたちは、折れたりすることはなかったものの、「花が散りたての萼」がとても弱く、すぐにポキッと取れてしまいます。強風の次の日に見てみると床につぼみが落ちまくっているということがよくありました。

また、虫の被害も強くなってきました。
葉っぱをくるくる巻いてその中に住む虫がいるらしく、退治しても退治しても追いつかないくらいの量の葉がくるくる巻きにされて困りました。さすがに園芸店に行って、駆除用の薬を買って撒いたところ、少し治ったかなと思います。
もし薬や駆除方法を調べる時は、「葉巻虫」で調べるといいかと思います。

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この時期も雨の日は屋内に入れたり、あと支えの棒を差したりして、真っ直ぐ育つような手入れを気をつけていました。

ついに…

そして、8月29日。ついに最初のわたが出来上がります。それがこちら。

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今見ると、小さいし形も整っていないのですが、初めてわたができた時はめちゃくちゃ嬉しかったです。膨らんでいた実が、一気に爆ぜるような形で中にわたが出来上がっていました。わたちゃんすごい!

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その後も膨らんだ実が徐々に爆ぜ始めました。↓これは爆ぜそうな瞬間を見つけた図です。

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↓9月中旬ごろ。大豊作です。成りすぎです。大きさは80cmほどかと思います。

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↓引っ張ってもわたが取れない様子を撮影したものです。なんでこんなことをしたかというと…

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よりみち:品種の比較

少し離れたところに、綿を育てている畑があることを知り、そこにいってわたがどんな風に育っていくのかを観察していました。(許可はもらっています)

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そもそもこっちのわたは花が黄色で、写真からも分かるようにわたがポロポロと落ちています。葉っぱの形も違うし、わたにもいろんな品種があって育ち方も違うんだなあということに単純に驚きました。
こっちのわたは大量生産に向いているのでしょうか、虫なども少なく、「落ちやすくて」収穫しやすいところにポイントがありそうです。

対して私が育てていたわたの特徴は「落ちないところ」。こちらはドライフラワーにして飾っておくためのものでしょうか。

収穫

さて、10月。わたがたくさん成ったところで、いよいよ収穫しました。

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ドライフラワーからもらったわたのかけらはこれの1つ分でした。それがこんなにたくさんのわたになるなんて!

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萼とわたを分別して、

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総収穫量は、391gでした!こんなにたくさんの種があれば、来年はもっとたくさんのわたが育てられます!

あと始末

さて、来年のためにもここまで育ってくれたわたちゃんたちを抜かねばなりません。実は、11月ごろに完全に枯れてしまってから、ずっとそのままにしておいたのを今日やっと抜いたのです。

抜いた時にも発見はありました。

あんなに小さかったわたちゃんは、根っこを強く張っていて、抜くと土がそのままついてきます。

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また、↓の写真で、左側が地面、右側が鉢に植えていたわたです。
植える環境の違いで、根の太さと量に違いがあるのが分かります。地面に植えている方は太く、鉢に植えている方は細い繊維状の根が張っていました。
収穫量は地面に植えていたものの方が多かったし大きめだったかなという印象です。全体的に鉢よりは地面のほうが理想的なのかもしれません。

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感想

わた育ては、今までやったどの植物よりも私にとっては楽しい作業でした。
芽が出る瞬間、花が咲いてすぐに枯れ、実がなり、わたができる。身近なわたという植物が実際にどのように成長していくのかという過程にとてもわくわくしました。
今年育てる時は、鉢の水捌けや日当たり、虫対策を万全にして、もっとたくさんのわたを収穫できるようにしたいです。

小学校の時に植物を育てる授業がわただったらなあ…でもどうせ小学生の私はこんなの興味ないかもなあ、みたいな妄想も膨らみます。
もし私が小学校の教師だったら、理科でわたを育てて家庭科でマスコット作りの授業をしたいなーとか思ってます。(もし賛同してくださる教師の方がいたらご連絡ください、綿をお送りします笑)

来年もこのわたちゃんたちを育てて、いつかふわふわのお布団を作れたらいいなー…

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とん
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