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「ダメになりそうなとき」が1番大事か考察してみた
こんにちは、ぼんくら大学生です。
皆さんは大事MANブラザーズバンドを知っているだろうか。
彼らの一番の代表曲が「それが大事」だ。
日本国民、老若男女誰もが認める素晴らしい曲だ。素直なメッセージ性の歌詞にシンプルなコード進行、そして、ボーカルの立川さんの力強い声も相まって心を震わさずにいられない。
しかし、僕はこの曲について一つの疑問がある。
「ダメになりそうなとき それが一番大事か?」
この曲のサビの部分の歌詞を振り返ってみよう。
負けない事 投げ出さない事 逃げ出さない事 信じぬく事 ダメになりそうなとき それが一番大事
「それ」ってどれなんだよという問題はあるが直前の「ダメになりそうなとき」と仮定しよう。
「ダメになりそうなとき」が一番大事なのなら、前半部分の歌詞は一番大事じゃないのか?という疑問が沸く。今回は結局何が一番大事なのか?を考察していきたい。
状況整理
まずは一番大事グランプリの決勝に残った、メンバーを紹介しよう。
・負けない事
・投げ出さない事
・逃げ出さない事
・信じぬ事
・ダメになりそうな時
この五人だ。どれも予選で圧倒的な実力で勝ち上がってきた実力者達だ。しかし、この時点で気になる出場者がいる。「ダメになりそうな時」だ。
まず、他の4つは全て「~事」で終わっているのに対し、これだけダメになりそうな「時」なのだ。
そもそも「時」で大事グランプリにエントリーしているのがおかしい。他の参加者も「~事」でしのぎを削ってきたのにも関わらず、いきなり表れた「時」に驚いただろう。M1でいうのなら、ぺこぱのようなダークホースにあたる。
決勝
勝ち残り方式だ。早速やっていこう。
・負けない事
初っ端からなかなかの強者の登場だ。人生、受験や就職などといった大きなものから、部活のスタメン争いなどといった小さなものまで勝負の連続である。一つ一つの勝負に勝つことで、勝ち組、負け組が決まるのだ。負けられない戦いがここにある、一番大事グランプリでも優勝候補だろう。
・投げ出さない事
石の上にも三年と言う通り、継続は大事なポイントと言えるだろう。すぐに辞めてしまっては何事も上手くいかないのだ。投げ出さないことで、人生の幸福は高まっていくだろう
しかし、僕は「負けない事」よりは大事でないと考える。僕だって飽き性だけどそんなに困ってない。よって敗退!さようなら!
・逃げ出さない事
なんだこれ、投げ出さない事と丸被りだ。よって敗退!大事じゃない!
・信じぬく事
1つのことを信じるのは大事だが、あまりに信じすぎるのはろくな結果を招かない。自分を信じることも大切だが、度が過ぎるとただのうぬぼれ野郎だ。負けない事に勝てる訳がない。敗退!
・ダメになりそうな時
大事MANブラザーズが推している「ダメになりそうな時」が登場だ。ここまで5組がエントリーしているが、「負けない事」以外はよく考えると大事でないことが分かった。
そもそも、「ダメになりそうな時」が大事という理論は成り立っているのだろうか。「ダメになりそうな時」は本来、危険な場面であり大切な場面とは思えない。しいて言うのなら、ピンチはチャンスの論理なのだろうか。
けれど、「ダメになりそうな時」を大事にしてしまうと、本来称えられない事を肯定することになる。そもそも、「ダメになりそうな時」が来てはいけないのだ。その前に止めろ。そんな状況作るな。
また、「ダメになりそうな時」を大事にした場合、「良くなりそうな時」の気持ちはどうだろうか?ずっと真面目に頑張ってきたのに、美味しいポジションを「ダメになりそうな時」に盗られるのだ。ヤンキーの更生より、ずっと真面目に頑張ってきた奴が褒められなければならないのだ。
つまり、「ダメになりそうな時」より「良くなりそうな時」が大事である。また「良くなりそうな時」は、普段からの様々な勝負に勝ち続けること、つまり「負けない事」によって導かれるものである。
よって「負けない事」の勝利!
総括
冷静に考えると「負けない事」が一番大事なことが分かっただろう。「それが大事」ではなく「負けない事が大事」なのだ。
日々の生活でも、様々なことに負けずに、毎日を過ごしていこう。
しくじり先生がゴールデンに上がる前、ボーカル立川さんが出演した神回があるんですけど、本人は「どれも大事じゃない」という結論を出しました。つまりは、そういうことです。