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うるとら凡人の短歌集

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『万葉集』が大好きなので、思い立って自分でも短歌づくりを始めてみました。ベタな歌ばかりで恐縮ですが、お暇なときにでも読んでいただいたら嬉しく思います。
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#母

短歌四首

ふるさとの山はいつでもそこにいる ただ黙ったまま でもそれがよい 集まった十三回忌 親戚の家族構成 がらりと変わり 会うたびに 細く小さく丸くなる 母の背中に声なき感謝 母からの 宅配便に詰められた あの頃あった遠い日常  

短歌一首 ~ 母

年老いて 幾つになっても母は母 如何に報いん三春の暉