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スイカゲームの人気の理由を考えてみた
2023年10月11日(水)の凡人です。
「スイカゲーム」が100万ダウンロードを達成したというニュースが話題となっている。
「スイカゲーム」とは任天堂Switchのゲームソフトでフルーツをテーマにした落ちものゲーム。価格は240円となっている。
Switchのソフトとして、リリースされたのは2年前の2021年だが、人気動画配信者達によって今年の9月に話題となり、10月に100万ダウンロードを突破した。
◾️スイカゲームってなに?
そもそも、スイカゲームって何?という話だけれども、ジャンルで言うならば「落ちものゲーム」という括りになる。
いや、まず「落ちものゲーム」て何やねん。という方は、テトリスのようなものだと思って貰えれば分かるはずだ。
上から落ちてくるブロックやらなんやらを、ルールに沿って消して、スコアを競い合うゲーム。
「スイカゲーム」でいうと、可愛いイラストのフルーツが落下してきて、同じフルーツ同士をぶつけると、次の大きな1つのフルーツへとシンカする。
そのシンカ
を繰り返していき、最終的に一番大きな「スイカ」を作ることが一つの目標であり、ゲーム名の由来となっている。
この、フルーツの進化を繰り返していきながら、箱から溢れ出してしまったらゲーム終了。
※ちなみに、最終シンカのスイカは2つ作ってぶつけると消滅する。
箱から溢れないように、大きいフルーツを作って得点を伸ばし、その最終スコアを競い合うゲームだ。
◾️なぜ人気に?
なぜ、この「スイカゲーム」がリリースしてから2年の時を経て人気ゲームとなったのか考えてみた。
1.簡単で幼い子でも出来る
操作としては、フルーツを任意の場所にスライドさせて、落とすだけ。
ルールは、同じフルーツ同士をぶつけると、さらに大きなフルーツにシンカし、大きいフルーツなほど得点が高いというシンプルなルール。
さらに、ゲーム右下に「シンカの輪」というフルーツの進化過程が常に表示されているので、次は何のフルーツになるのか覚える必要がない。
このシンプルさによって、大人から小さい子供まで幅広くプレイすることができるのだろう。
個人的には、スマホゲームのツムツムをしているような感覚になったが、時間制限が設けられていないので、よりプレイしやすい印象を受けた。
2.スコア差がでない
ガチャ要素やレベル要素がないので、強いキャラクターいるというわけもなく、長い時間レベルを上げた人が強いというわけでもない。
金も歴も必要ないゲームなのだ。
そのため、スコアに差がつきにくい。
僕が全国スコアを見た時は1位が7000点程だったのだ。
スコアを言われてもピンとこないだろうが、最終シンカの「スイカ」を作れるくらいになるとスコアが3000点といったところになる。
スイカ2個れば、6000点だ。
※スイカを2個作ってぶつけると画面上から消滅する。
ツムツムのスコアを思い出して欲しい。
数100万のスコアを出してよろこんでいたら、ランキングの1位は数億のスコアだった。
この差は、埋める事ができないが、スイカゲームの4000ポイント差なら、何とかなりそうという気になる。
金と歴が不要で、「読み」要素もあるが「運」要素も強いのがスイカゲームの魅力なのだ。よって、スコア差が出ない。
3.クセになる
スイカゲーム人気の理由を聞くと「クセになる」よく言われているのだが、クセになるって何やねんって話しだ。
僕が思うに「クセになる」というよりは「熱中出来る」という表現が合っているのかなと思う。
この「スイカゲーム」のどこに熱中できるのか。
それは「スイカゲーム」所以たる、スイカを作るという工程ではないだろうか。
この、スイカを作る難易度設定が本当に絶妙だと感じた。
簡単そうに思えて以外と作れない。
作れなさそうで以外と作れそう。
と、いった「スイカ」を作ることに対しての絶妙な難易度が「熱中」を誘い「クセになる」という感覚になるのでは無いだろうか。
◾️無料っぽいのに有料
現在、大人気の「スイカゲーム」内容はどう考えても無料アプリのようだ。
通常ゲームといえば、開発にお金がかかっているので、まず資金を回収する必要がある。そして所詮商売だ。プラスの売り上げを出さないといけない。
無料のソシャゲは、プレイ中に出てくる鬱陶しい広告と課金させる要素を作ることで資金を回収し収益をだしている。
しかし、この「スイカゲーム」は無料っぽいゲーム内容でありながら、240円と有料だ。
つまり、広告や課金による資金回収ではなく、ダンロード本数で売り上げを出そうとしていることになる。
100万ダウンロードを単純計算すると、2億4千万の売り上げだ。
開発にどの程度かかったのかは、わからないが
大金を投入しなくてはいけないほどのゲームではないことは確かだ。
それに、ソシャゲではないので運営費もそんなにかからないだろう。
そう考えると、かなりコスパ良く稼げているということになる。
そして、この値段設定も絶妙だ。
240円はコンビニのアイスを1回我慢すればいいだけのことで、子供でも手の出せる金額だ。
もし、買ってみて面白くなくても、そんなに痛くはないだろう。期間限定の斬新な味のアイスを買って、不味くて食べられない方が痛手だ。
そんな「ちょっと話題だし、やってみようかな」と思えるほどの絶妙な値段設定が、100万ダウンロードを生み出したのではないだろうか。
正直、ゲーム会社からしたら、こんなにコスパのいい稼ぎ方はないのではないだろうか。
今後、同じような手法を使ったゲーム会社が増えるのではないだろうか。
しかし、スイカゲームの人気は、あらゆる要因が一致することによっての爆発だったので、増えはしそうだが、一概に数百円程度の低価格有料ゲームが流行るという訳でもなさそうだ。
何はともあれ、話題の「スイカゲーム」たった240円でブームに乗れるので、やってみてはどうだろうか。
ちなみに、この記事は「スイカゲーム」のプレイ動画を見ただけで、実際プレイしたことのない人間の見解だ。