会社員の終身雇用制度は崩壊しつつある!?
会社員といえばメリットは圧倒的に「安定」です。新卒で入社して定年まで長く働くことができて、基本的にはクビ等の雇用の不安定さがない。それが日本の会社員の当たり前でした。(外資は除く)しかし、今後終身雇用制度は崩れていくのではないかと考えています。
予想外の出来事はいつでも起こる
2020年にコロナが広がり様々な業界の企業に影響が出ました。飲食業、宿泊業、航空業界などの業界には大打撃となりました。アパレル、化粧品業界なども在宅ワークなど働き方の変化で影響を受けています。売上が下がった業界は多くありますが、2019年にこの状況を想像できたでしょうか?いつでも予想外の出来事は起こりえますし、その時に特定の業界が打撃を受ける事態は過去にも繰り返し起こっています。結果、特定の産業が縮小して業界自体が消滅してしまったこともあります。
今時点で「絶対に安泰」な業界はないですし、いつ安泰から不安定に変わるかは分かりません。もしかしたら、来年宇宙人が地球に攻めてきたら私たちの生活も大きく変わるでしょう笑。人類が進化を遂げて生活が大きく変わる可能性もあるのかも。
自分が子供の頃にはスマホを皆が持っていて、外でも携帯1台でゲームをしてアプリでメッセージを送れる時代になるとは全く想像ができませんでした。同じように10年後どうなるかはまだまだ想像できません。
今働いている業界が将来どうなるかは予測できないですし、今勤めている会社が存続しているかも怪しいのです。近年の技術の進化は目覚ましいものがありますし、今以上に時代の変化が激しくなってくるはずです。当然企業が立ち行かなくなれば従業員を雇用し続けることができないので、倒産に伴い定年までの終身雇用は崩れます。今大企業でも将来は分かりません。
自主退職という名のリストラ
よく大企業で40代~50代が退職金を上乗せで早期退職募集で〇〇人退職、といった記事が出ます。これは見せ方が綺麗な退職への追い込みなわけです。日本の年功序列のシステムでは年齢が高いほど年収は高くなります。でも、20代の若手平社員(年収300万)と40代の平社員(年収550万)で全く同じ仕事をしていたら会社としては年齢の高い社員はコストになってしまいます。同じ仕事なら若手の方がコストは安くすみます。そこで、一時金という形で退職金を増やして辞めて頂くという形を取ります。あくまで希望制なので強制力はありませんが、コストカットの一環であることは否めません。
自分が年齢を重ねた時に自主退職を会社からすすめられてしまう可能性もあります。もし、その際に一つの会社でしか通じないスキルしか持っていなかったら、転職が厳しくなるのは目に見えています。終身雇用制度を謳っている企業でも、いつ自主退職を募集するかは分かりません。万が一、退職という道から逃れられても会社にいづらくなっては定年までの時間が辛いものになるでしょう。
時代が変わっても、企業が変わっても自分も変化についていって稼ぎ続けることができればよい。常に自分のスキルは今の企業以外でも通用スキルなのか?は問い続ける必要がありそうです。
今日も読んでくださりありがとうございました!