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ひんやりとした部屋の窓際に座っていた。

たくさんの本があって、それからほこりっぽい匂いがする。

数少ない私が落ち着ける場所だ。

右側の窓が開いていて、そこから蝉の大きな声が聞こえる。

7月下旬。

夏も本番だ。

もう夏休みに入ったのかと思いながら私はレポートを仕上げるために一人学校へ来ている。

時々窓から入ってくる風はエアコンで冷えた体をそっと包み込んでくれるかのような暖かさを感じさせる。

夏の暑さはとても好きにはなれないが、ふとした瞬間に感じられる夏の雰囲気は割と気に入っている。

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