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四十肩って予防できるの?予防を学んだ熊本の鍼灸師がカンタンアドバイス!

「四十肩っていきなりくるのよ!」「ただの肩の痛みだと思っていたらドンドン動かなくなってきて、もう激痛よ!」など、四十肩(五十肩)経験者の先輩方から聞き、いつソレがやってくるのかドキドキしていませんか?
その時が来るのを待つのではなく、予防も考えていきませんか?
ぜひお読みください。

【1】四十肩・五十肩の正体とは?


先日のnoteでもお伝えしたように「四十肩・五十肩」というのは通称であり、医師の診断名では「肩関節周囲炎」とつけられます。
「肩関節周囲」の「炎症」ということです。

【2】肩関節周囲とは?


それではその「肩関節周囲」とは何でしょうか。
肩関節は広義には周囲の5つの関節を指しています。
ここを深掘りしていくと少し難しい話になるので、今回は肩関節の大まかなイメージを説明していきます。
身体の中で最も動く範囲(可動域)が広い関節として、股関節と肩関節が挙げられます。
この2つの関節に共通していることは、「球関節」であるということです。
グローブがボールをしっかりキャッチしているような関節になっています。グローブの中で球は回転できますが、グローブからこぼれないようにしっかり掴んでいるイメージです。

【3】グローブから球を落とさないようにするには?


ここが重要なポイントで、この球を落とさないようにしっかり掴んでいるのが、肩関節周囲にある「靱帯や腱、筋肉」になります。
特に股関節と違って、肩は腕の重さ(体重50キロの方で片腕約3キロ)で下方へ引っ張られているので、肩の周りの「靱帯や腱、筋肉」が酷使されています。
グローブの中の球が外にグッと引っ張られるのをギュッと掴んでいるイメージですね。

【4】痛みが出るのはなんで?


日々この酷使された「靱帯や腱、筋肉」が40代・50代ごろに悲鳴を上げ始めるため、通称「四十肩・五十肩」と呼ばれます。
(もちろんこの年代以外にも起こり得ます!)
四十肩(五十肩)はこの酷使された「靱帯や腱、筋肉」の柔軟性が低下しているところに「重いものを持ち上げる」「軽くぶつける」など、今までどうってことなかったことがきっかけで痛みが出てしまうのです。
柔軟性がある新しい輪ゴムを横から突いても問題ないですが、劣化して伸ばされた輪ゴムを横から突くと切れてしまいますよね。

【5】四十肩(五十肩)を予防するためには?


ここまで読んで薄々お気づきですよね?
そうです!四十肩(五十肩)の予防は「肩の周りの靱帯や腱、筋肉を劣化させない(柔軟性を維持する)!」ということです。
これには、「適度に動かす」「血流を良くする」は自分でできることかなと思います。しかし、最初に話した通り、肩の動きは複雑で自分が思っている以上に動きます。そしてみなさん自分で勝手に限界を決めがちです。笑
鍼灸では、硬くなっている筋肉や腱、靱帯の血行を促し、関節の動きをスムーズにすることが可能です。
また、自分では気づきにくい「背中や首」に原因が隠れていることもありますので、一度鍼灸師に身体を見せておくと、個人に合わせたより効果的な予防方法を知ることができます。
鍼灸で四十肩(五十肩)の予防ができる!と知ってもらえると嬉しいです!


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