子どもの金融教育は絶対必要だと思う理由

ペンシルママです。子どもの金融教育が必要だと強く思う理由を書いてみます。ずばりそれは、仕事をやめて自由に暮らす為ではありません。経済的に自由になることで、心の面で自由になる為です。経済的に独立を果たすという希望を叶えようと、ペンシルママも若かりし20代の頃に自分に誓いました。まだまだ途中経過に過ぎませんが、その頃の強い意志を決して私は忘れませんし、その時に学んだことが今の生活を良い方向へ変えてくれたと思っています。娘にも叶えて欲しいと思うのです。

「私の財産告白」(本多静六著)の中で、本多先生は、ドイツへ留学中に恩師に、学者もまず経済的に独立しなくてはならないといったようなことを言われたと書いてありました。経済的に独立しなければお金のために仕事を選ばざるを得なくなるからだそうです。
自分自身も会社勤めをしていた中で、こんなに良い人もいるのかと思いましたし、自分の足りないものを知る機会となりましたし、多くを学んだ日々ではありました。同時に組織や人のブラックな一面にも向き合い、どんな状況でも仕事があることに感謝をしなくてはと教えられたこともあります。組織にいてどっぷり浸かってしまうと、外から見るとあまりに不自然な環境にいることにも疑問を持たずに、仕事を遂行しなくてはと感じるものなのは、身をもって体験してきました。
そんなペンシルママが仕事を離れ、一旦今までの自分を俯瞰し、考え付いた結論は「経済的に自由になる」という目標を持つことでした。それまで学んできて知識はあったけれど、一歩を踏み出せなかった資産運用の世界に踏み出したのはその時からです。

子どもがどんな道を選ぶかは分かりませんし、それは親が決められるものでもないでしょう。反社会的なものでない限り、その子の選んだ道を応援するのが得策でしょう。しかし、経済的には独立し、自由であってほしいと思うのです。これだけは娘にも肝に銘じてほしいと思うのです。

若いうちは難しくても年を取って少しずつ、経済的にも心にも自由な世界が近づいてくるというのは、とても心穏やかで幸せな年の取り方だと思うからです。ペンシルママの祖父母の時代は、そうでした。時代が段々豊かで良くなってきている中で、貯金をすると金利も良いので増えていく。まさに「労働、節約、貯金」だけで老後の生活もとりあえず安心できたでしょう。経済的自由とは言いませんが、多くの人が、世の中が段々良くなって豊かになっていくと期待を持てる時代だったのだと思います。

一方で今は、「労働、節約、貯金」だけでは豊かさからは遠のいてしまうでしょう。今は収入は上がらずとも、物価はどんどん上がり支出は膨れる一方です。節約にも限界がありますし、貯金が出来たとしても、それだけではインフレにより将来的な価値は目減りしてしまいます。しかし、現在は誰もが資産運用をできる時代になり、経済的自由に近づける時代でもあるのです。知識と、行動とで大きく変われる時代なのです。それを子どもたちに伝えないわけにはいかないと思います。きっと今資産運用をしている大人たちは「もっと早く知りたかった、もっとはやくこんな時代が来てほしかった」と思っているのではないでしょうか。ペンシルママもそうです。

そんな訳で子どものうちから金融教育を受け、学べるというのはなんて素晴らしいことでしょうか。学校でもしてくれるのであればこんなありがたいことはありませんが、子にとって一番身近な親の「お金に向き合う姿勢」は、良い姿を見せていきたいと思いました。


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