ピアノの話、親の昔ばなし、子の昔ばなし

ペンシルママです。たまに用事で夜遅く帰ることがあります。帰宅すると娘と夫は既に寝ていて、私は一人リビングで日中にできなかった作業をするのです。

5年日記を書いたり(今年で4年目に突入しました)、Duolingoで外国語を学習したり、ブログを書いたり、ピアノを弾いたり、家計簿を書いたり、ドラマを見たり様々です。我が家は賃貸なので本来は楽器の演奏は出来ないのですが、ペンシルママは電子ピアノを使っており、夜間はヘッドフォンを付けて練習することで夜でも弾くことが出来ます。電子ピアノはありがたい存在です。

義母から将来的に義母宅にあるピアノをもらえる話もありましたが、我が家が賃貸に住む限りもらうことはできないかもしれません。2年ほど前、娘もピアノを習っていましたからそろそろピアノが必要な時期でしたし、ペンシルママもピアノを習い始めようと一大決心したばかりでしたので、ピアノを買うことにしました。条件的にピアノ探しは電子ピアノ一択でした。それも夫はペンシルママは初心者でいつまでピアノを続けるか分からないのもあり、とりあえず「安くて最小限の機能のものを・・」とビックカメラで見つけたカシオのピアノを買ってくれました。

色々機能はあるようですし、自動演奏などもしてくれるようですが、ほとんど使ったことはありませんし、使い方も分かりません。ただただ、練習の為弾くのと、時々自分の演奏を録音するだけです。いずれ自分のピアノ演奏もYOUTUBE動画などにあげてみたいと思うこともあるのですが、当分先のことになるでしょう。電子ピアノはパソコンにつなげて音を録音出来たりすることも出来るそうなので、やはり自分には電子ピアノがいいのだと思います。

電子ピアノも価格が安いのから高いのまで本当に様々な価格帯があります。次に買い替えをするときは、価格だけではなく、もっといろいろな視点でピアノを選べるといいなと思います。実家の母の家にある電子ピアノはKAWAIですが、我が家にあるカシオとは違った弾き心地と音の気がします。そして音楽教室で弾く本物のピアノだと戸惑うこともあります。

音楽教室のピアノはローランドですが、電子ピアノとピアノの違いのせいなのか分かりませんが、我が家のカシオと同じ指の間隔で弾くと鍵盤がずれてしまって音を間違えて出してような気がします。それに音も少し違うので、家で練習した曲と同じかとまどってしまうような感覚があるのです。家で練習してきた時よりもずっとミスが多くなってしまうのです。先生の前で演奏するので多少緊張しているのもあるかもしれませんが・・(;^_^A

夜中に読書する日もあります。この日は益田ミリさんの「永遠のおでかけ」という本を読んでいました。益田ミリさんの亡くなった叔父さんとお父さんとの話を書いている本です。この本を読んで、ペンシルママは亡くなった祖父のことを思い出しました。

祖母のお葬式の日、父が用事に出かけている間ペンシルママと祖父は二人で車の中で待っている時間がありました。すると祖父が急に昔の話を始めたのです。それも祖父が子どもの頃の話です。

「親父(曾祖父)が病気で寝ている時に、愛人が押しかけてきてな・・」

そんな話から始まり、びっくりしました。

「えっ、愛人!?愛人いたの?」(心の声)

まだ年若いかったペンシルママには衝撃的なワードです。

それも愛人が二人もいて、二人が同時に家に押しかけてきたのだと言うのです。

お母さん(曾祖母)はその時どうしてたの!?!?!?(心の声)

祖父がまだ幼い頃の話だそうです。祖父の実家は会社を経営していて、使用人のいる家に住み、かなり裕福な暮らしをしていたそうです。まだ戦前の話です。

このお話の続き諸々とても気になったのですが、父が車に戻ってきたのでこのお話は途中で中断となりました。それ以来祖父から続きを聞いたことはありませんし、祖母の亡くなった数年後に祖父も亡くなりましたので、もう聞くこともありません。

祖父は孫(ペンシルママ)になぜ急に、それも祖母のお葬式の日に、子どもの頃の昔話を始めたのか今でも気になって仕方がありません。そのお話の結末も気になりますが・・。おそらく父も知らない話なのではないかと思います。以前それとなく父に聞いてみたことがありますが、父も分からなかったようでした。

ペンシルママにとっては生まれた時から祖父であったのですが、人は皆子ども時代があったのです。祖父にも幼い頃がありました。祖父の幼い頃に、子も孫も知らない人生のドラマがあったのでしょう。父すら知らない、祖父の人生のドラマの片隅を覗かせてもらったような気持ちでした。

ペンシルママも娘に自分が幼いころの話を聞かせることもありますが、それはペンシルママのほんの一部に過ぎません。両親が昔の話をしてくれることもありますが、それも人生のほんの一部でしょう。未だに聞いたことのない新しい話を聞くことがあるのです。

今回の帰省でも、父がずーっと昔若い頃に広尾(東京港区)に仕事で通っていたこと、渋谷界隈に住んでいたことなど初めて聞かされたことがあり、子は親の人生を知っているようで知らなかったのだなと気づかされます。自分の今住んでいる東京に父もまた暮らしていたのだなあと思いをはせるのです。

今までは帰省しても両親の昔の話などを積極的に聞くこともありませんでした。時々会話の中で出てきて驚くようなことばかりです。でもこれからはもっともっと聞きたいと思いました。祖父母の昔話も印象に残っていることばかりです。本当は祖父母の話ももっと聞きたかった。ですがもういません。両親はまだ元気でいてくれています。両親の元気なうちにもっと昔の話を聞いて会話をしたいと思ったのです。

ペンシルママの娘もいつかペンシルママの昔話を聞きたいと思うのでしょうか・・。絶対に話したくないこともいくつかありますが、それでも(外では特に)きちんとするのを好み失敗するのを嫌がり、どちらかというと優等生タイプでいる娘が、昔のペンシルママを知ったらきっとびっくりして、「ママってこんなふざけんぼうだったの・・」とビックリすることは間違いありません。

ですが幼い時の子がそのままで大きくなるわけではないのだと自分が証明してくれました。人はずっと成長し続けられるようなのです。

だから親から見て気になり注意したくなる子どものあれこれも、少し気持ち緩く向き合ってあげて欲しいと世のママさんには思うのです。ちょっと上から口調でしょうかね?(;^_^A。その子もそのまんま大きくなるわけではないよ(多分)。そして娘には「少しくらいふざけんぼうでもいいかも」って思ってもらえたらいいですね。人生楽に考えられた方がずっと生きやすい。

そんなことを考えてたらお腹が空いてしまいました。普段21時以降は食べないようにしているのですが、この日ははちみつ一入りホットミルクを飲んで眠りにつくのでした。

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