【バルセロナ旅行記】バルセロナに滞在して思った事
ペンシルママです。2024年9月に約9日間バルセロナに滞在しました。移動はほぼ徒歩か地下鉄、何回かバスやタクシーにも乗りました。街歩きをしていて1番気を遣ったことについて書きます。それは
「歩きたばこの人を避ける!!」
です。これは以前別のヨーロッパの町でも同じような経験をした気がするのですが、バルセロナ中心部などは特にたばこ臭いです。町中至る所からたばこのにおいを感じます。それもそのはず、歩きながら煙草を吸っている人が多いのです。お店の外で吸っている人もいますし、病院で働く医療職らしき人達も病院のすぐ外でタバコを吸っているのです。
日本だったら病院内は敷地内禁煙のところが多いのではないでしょうか。歩きたばこも条例で禁止されているところが多いと思いますし、喫煙スペースは縮小の一方をたどり、飲食店も店内禁煙のお店が多く、喫煙者は段々肩身の狭い思いだとは思います。日本はそれくらいたばこの害について深刻に受け止め、このような道をたどったのでしょう。おかげで町でタバコのにおいを感じることはまれで、空気面でも道路も綺麗ですし、安全面でも良いと思います。
しかしバルセロナでは本当に歩きたばこの人が多いです。そのたばこが触れないかが心配で、人込みでは気をもみました。特に目線の低い娘も一緒にいるので心配で、娘には「煙草を持っている人からは遠ざかるように」と念を押しました。
町を歩いていて1番気になったのは「歩きたばこの人」でした。
一方素敵だなと思った事も沢山あります。それは「人々が笑顔が素敵で楽しそうだと思った」ところです。バルセロナ滞在中にすごく気に入って3度も足を運んだチュロスのお店があります。店員さんたちはほぼ全員男性で、(休日はアルバイトらしき女性店員さんもいました)常連さんらしき人と雑談したり、しています。とにかく笑顔が多くおしゃべりも多くて楽しそうだと感じました。注文に来て下さるウエイターさんも笑顔が素敵で生き生きしていて、お店も活気がありました。1時から4時までシェスタの時間でお店が閉まってしまいますが、そんなところも働く人には優しい感じがします。
アパートメントタイプのホテルに宿泊しましたが、そこで足りない備品を持ってきてくださったり、ごみを回収に来てくださる方、設備が故障した際修理に来てくださった方もみな笑顔が素敵です。アパートメント前で立っていた時に、修理の方が前方を歩いていましたが、笑顔で手を振ってくださいます。別の修理の方も説明の後お礼を言うと、素敵な笑顔で返してくださいます。娘も日本でこんなに優しい笑顔で仕事をしている人たちを見かけることが珍しかったのでしょう。「スペインの方がいいね。やさしい人が多いね。」なんて話していました。
ある日の夕方ペンシルママがアパートメントホテル近くのカフェで休憩していた時です。バルセロナではあまり雨が降らないと聞いていましたが、その日の夕方は小雨が続いていました。そして大降りとなってしまったのです。傘も持っていないし、しばらく帰れないのでカフェに長居させてもらおうと座ってぼんやり眺めて休んでいました。その時に食事を終え会計を済ませた女性が、お店から出ていこうとする時、聞きなれたスペイン語の単語を発声して、両手を広げてその場をくるりと一回転したと思ったら、颯爽と土砂降りの中を去っていったのです!
「disfrutar」(enjoy myself ・楽しむ )
Duolingoでよく見聞きしたその単語は、「楽しむ」といった意味の動詞です。おそらく「土砂降りでも雨を楽しもう!」というニュアンスで使っていたのだと思います。Duolingoだけで聞いてきたその単語を直接耳にするのは初めてでしたが、「ああ、こんな感じだ」と単語と状況が一致したことに歓喜した時でした。そして自分が今スペインにいるという実感を持ったのです。