【バルセロナ旅行記】バルセロナ旅行での「英語」について

ペンシルママです。バルセロナへ旅行へ行ったことをきっかけに「英語」について思ったことを書きます。

「英語は世界共通語」のように言われていましたし、私自身、英語がある程度出来れば海外旅行でもとりあえず大丈夫じゃないかと思っていたところがありました。今回スペイン語圏へ行くので、「スペイン語で会話をしたい」という思いからスペイン語学習を始めましたが、いざとなれば英語で何とかなるのではないかという思いは常にありました。しかし、「英語が世界共通語」という認識はもう私の中ではいささか薄まりつつあります。

バルセロナは世界中から人が集まる観光都市です。だからこそ英語で何とか通じると、大丈夫だと思っていたのかもしれません。

確かに私たちが滞在したホテルのレセプションデスクの人たちは英語を話しました。ですので、チェックイン、チェックアウト、その他相談事なども英語で会話をすることが出来ました。

ホテル経由で依頼した空港までの送迎車のドライバーさんも英語で会話しました。ホテルのレストランやスパでも英語で会話できました。ホテル内ではおおよそ英語でコミュニケーションができると言えそうです。

しかし、それ以外で完全に英語で会話が通じたところはあまり多くありません。有名な観光地で働くスタッフであっても、全員が英語を話せるわけではなく、話せるスタッフがいるという感じです。英語での会話が必要になった場合は、「ちょっとまって」と言われ、英語が話せるスタッフに代わってもらうということもしばしばでした。

私が滞在したアパートメントで設備の故障や水漏れの為起こったので、何度か修理の方や清掃スタッフさんと会話をする機会がありました。
私も修理内容についてスペイン語で話すことが難しかったので、その時は英語で説明したのですが、清掃スタッフや修理の方は英語がほとんど話せなかったのです。スペイン語で丁寧に返してくださりますが、今度は私が「わかりません。」とスペイン語で返すことになりました。

最終的にスマートフォンの翻訳アプリで修理工の方の話を英語に文章で起こしてもらい、理解することが出来ました。

しかし、会話が通じなくても相手は快くこちらの話を聞こう、理解しようとしてくれることは表情で分かりました。こんなに良い気持ちでやりとりをすることが出来たのはこれまでの旅行経験の中で、バルセロナが1番だったのではないかと思います。私はそんなスペインの方の「気質」みたいなものに魅力を感じました。これは言葉が通じるかどうかではなく、人間性とか気持ちの部分かもしれません。

私自身下手な英語を話しているかもしれませんが、相手も英語が母語ではなく、同じように苦手な英語を話しているかもしれません。みんな母語ではない言葉で伝えようとしてくれているんですね。そんな温かい気持ちを感じたので、これから先の語学学習はもっと楽しくなる気がしています。

通訳アプリなど便利なツールはあります。ですが、やっぱり自分の口から会話をして通じる喜びはこの上ないものに感じました。そんなところに語学学習の魅力があると改めて思いました。

少し話はそれましたが、バルセロナでは英語が通じるところはそんなに多くないという感じです。むしろ思った以上に英語を使えない場面が多かったのです。

まとめると

【英語がある程度通じる】
観光地のショップや土産物や、有名店、チェーンのカフェ、美術館など観光施設、タックスフリーのお店、ホテル、薬局、年齢の若い人

【英語があまり通じない】
ローカルなカフェ、バル(朝から夕食まで食べたり飲んだりできるお店)、パン屋、地元のお店(いろんなジャンル含む)、市場、タクシー運転手、アパートメントホテルのスタッフ、地元の人、年齢の高めの人

【空港は△】
タックスフリーのスタッフ、空港内の案内をするガイドさんは英語を話していました。エアラインのスタッフの方々は英語を話します。
しかし、それ以外では英語を話す人は少数でした。入国審査の人も英語を話してはいませんでした。バルセロナではスペイン語ですし、パリではフランス語。

街中で道に迷って訪ねたい時は薬局に入ることが多かったです。薬局の人は英語を話せることが多かったですし、安心感もありました(*'ω'*)

今回エールフランス経由でスペシャルアシスタンスを依頼しました。空港内を補助スタッフの付き添いでがついて、チェックインから搭乗するまで車いすで移動できるというサービスです。保安審査などや荷物検査などもずっとスタッフが付き添ってくれるので大変ありがたく心強いサービスでした。
羽田、シャルルドゴール、エルプラット空港3か所でこのサービスを受けましたが、シャルルドゴール、エルプラット共にスタッフは英語は通じませんでした。

注)【まとめ】は、今回私が経験した中ではその傾向が強かったということで、絶対そうであるという訳ではありません。もちろん例外もありました。

ちなみにスペイン語の先生からバルセロナの言語表記について事前に教えて頂いていました。

【空港】
第1言語 スペイン語
第2言語 英語

【バルセロナ】
第1言語 カタルーニャ語
第2言語フランス語
第3言語 英語
第4言語 スペイン語

空港はおおよそこの通りでした。

バルセロナでは、地元のカフェなどのメニューを見ると、カタルーニャ語とスペイン語表記2種類のお店を見かけました。お店によっては英語メニューもありました。美術館など観光施設では、スペイン語、フランス語(カタルーニャ語かも?)、英語表記での解説がありました。お店のメニューなどではフランス語はあまり見かけません。フランス語が通じないことも多かったです。しかし、カタルーニャ語とフランス語は似ているようです。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?