三年弱格闘技を趣味として続けて得た気付きと自分に起きた変化
就活でメンタルがヘラってる時期に気分転換として始めた格闘技(キックボクシング)が気づいたら三年弱位続いていたので、折角なので記事にします。
始めた経緯
幼稚園から高校入学まで空手(松濤館流)、中学の部活で剣道をやっており、一応初段までは取りました。まぁ全然強くなかったんですが。最高戦績が組手で町内大会二回戦敗退という酷いもんです。
ただ、そのおかげか格闘技・武道に対して結構興味を持っており、辞めた後も「またやってみたいな」という思いがありました。
大学生になり、やろうかなと思いつつ悩んでいたらコロナ禍が始まり、そもそもジムが開いてねえ状況になり、グダグダしてたら就活も近づくといった具合だったので始められずにいました。
準備して臨んだ就活。しかし全然上手くいかず、そのせいで自粛期間中からヘラってたメンタルが悪化し、心理相談に通うレベルになってしまいました。自宅での気分転換はとっくの昔に限界を超えており、かと言ってお互い忙しい時期だったので当時の友人とも中々会えずどうしたもんかなと悩んでいる時にふと「格闘技初めてみるか」と思ったのがきっかけです。
一番好きな競技がMMA(総合格闘技)なのでやりたかったのですが、自分の住んでいる地域が地方な上格闘技が盛んというワケでもないのでMMAが習える所はなく、その次に好きなキックボクシングジムの門を叩きました。
自分に起きた変化
脛がやや硬くなり、痛みに耐えられるようになった
キックボクシングの蹴り技の多くは脛で蹴ります。「脛!? 蹴った方がダメージじゃね!?」と思う方もいるでしょうが、脛の骨は人体の中でも結構硬い方らしい(最初のジムの指導者が言ってました)ので相手にダメージを与えるためには脛が有効な訳です。
ただ、慣れるまではめちゃくちゃ痛いです。最初はサンドバッグ蹴るだけでも痣だらけ、赤黒い内出血まみれでとにかく痛い。最初は「嫌だなぁ。蹴りたくないな」と思ってました。しかし、蹴っていく内に段々と慣れてきて本気で蹴れるようになりますし、脛も少しずつですが強くなります。
勿論プロやアマチュア選手の方と比べると柔らかいものですが、それでも三年弱位鍛えれば小走りの時に不注意で机の角や台車に思いっきりぶつけてしまっても「痛ってねぇな! オイ!!」となりますが、そのまま小走りを続けられる程度にはなります。前の自分だったら痛がりなのでその場で転げ回ってたでしょう。
肩こり軽減
ストレートネック気味なのか、肩こり・首のこりがかなり酷かったのですが、キックボクシングを始めてからは結構マシになりました。肩こりの日もキックボクシングで動かせば何となく良くなった気になりますし、そもそも肩こりになりにくい身体になった感じがします。とは言え個人差はあると思いますが。
得た気付き
少しは自信がつく
格闘技をやれば、やってない人間よりも強い=自分が周囲より優位に立てる。なので自信に繋がる。そんな風に考えるとのはある意味自然なのですが、個人的にはあんまり当てはまらないかな〜とは思います。
なぜなら、とんでもなく強い・スパーでも試合でも常勝の人は別ですが、基本的に格闘技やってたら自分より強い相手なんて腐る程います。
個人的にスパーに勝敗はないと思っていますが、
取り組んでいてやはり「有効打の数的に負けたな」「振り抜かれてたらKO負けしてたな」と思うことは多く、相性や実力差的に何度やっても敵わない人もいます。
自分が勝てない会員<より強いガチ勢寄りの一般会員<をチンチンにするアマ選手<が逆立ちしても勝てないプロ選手<に試合で勝った選手達<の中で一番になったチャンピオン<が通用しない国内メジャー団体<の中で一番、すなわち日本一になったチャンピオン<が全く通用しない世界の強豪
といった具合で上を見たら果てしないので、ちっぽけな自分程度が周囲の人より優位に立つなんて烏滸がましくて無理です。そもそも相手も格闘技経験者の可能性ありますから。
「じゃあ自信はつかないの?」と言われるとそうではないです。何故なら『何もやってなかった場合の自分』よりは確実に強くなっていると思います。今日ジムに行き、練習すればその時間に『ジムに行かずにスマホ弄ってた場合の自分』よりは絶対に強くなっていると思います。この考え方、いや確信が自分の中で自信を生み出していると思います。
週一では体格は変わらない。ただある程度維持は可能
キックボクシングはハードな運動ですが、週一程度じゃ中々痩せたり引き締まったりはしなかったです。今は他にやることもないので週二〜三回位通ってるおかげか多少は引き締まりましたが、週一程度じゃ難しいと思います。
ただ、維持というか太らないようにするのは可能だと思います。あくまで私個人の例ですが、大学時代は週一回、二時間位しかジムに行けてなかったのですが、痩せはしなかったもののそれ以上太ることもなかったです。
多少高くてもインストラクターか多く、クラス練習中心のジムが良い
自分は一度ジムを変えており、現在の場所が二箇所目です。それぞれの特徴について軽く挙げると
最初のジム
・値段が安い
・自由度が高い(開放してる時間が長く、勝手に来て勝手に練習できる)
・インストラクターは1人〜多くて2人
・クラス練習は対人練習とサンドバッグの打ち込み(ミットは指導員の手が空いてたら頼める)
今のジム
・値段は高い
・クラス練習中心(体操からシャドー、ミット、フィジカルに至るまでクラス練習で行う)
・自由度は低い(プロとは練習時間が違う、対人練習は初心者の場合実力が同じ位の人がいないと参加できない等)
・インストラクターは最低3人で5〜6人位いる時もある
それぞれに良し悪しあると思いますが、個人的に趣味としてやるならインストラクターが多く、クラス練習中心の場所がオススメです。
まずインストラクターが多いと全体的に細かく教えてくれるのがいいです。パンチの打ち方一つでも足の運び方、拳の当てる位置、フォーム、距離感等とても細かく教えてくれます。細かい指導のおかげか、前よりも上達が早いように思えます。(俺が下手くそってのもあるけど)
またクラス練習中心の良さは二つあります。まず一つ目は、時間が決まっている方がちゃんと通えるようになるからです。自分のような怠惰な人間は、朝行こうと決めていたのに「やっぱ昼で」「やっぱ夜で」とズルズル引き伸ばしてそのまま行かないなんて日もありました。しかし時間が決まっていたら、「この時間に行かないと練習できねえ」と1日の予定に組み込みやすいので、結果的にちゃんと通えるようになるのかなと思います。
二つ目は、面倒な練習ができる点です。ぶっちゃけ自分はフィジカルトレーニング嫌いです。キツいし面倒くさいし全然ムキムキになれないしって感じで。最初のジムは割と自由だったので好きな練習(サンドバッグとか)ばっかやってたのですが、やはり上達するにはフィジカルトレーニングも含めて満遍なくやった方がいいので、その日やる練習が決まっているクラス練習のがオススメかなと思います。また、初心者のうちに自由にやりすぎると、変な癖がついて直すのが大変(自分がそうだった)なのでアドバイスが貰いやすいという意味でもクラス練習がオススメな理由です。
最後に
ここまで長い文章に付き合ってくれてありがとうございます。もし格闘技、特にキックボクシング始めることがありましたら、今回の記事を参考にしてくれたら幸いです。