青年海外協力隊の応募者半減!今こそチャンスじゃない!?
個人的にちょっとショックなニュースをご紹介します。青年海外協力隊の応募者がなんと半減していると!記事から引用すると、"派遣者数は2009年を頂点に減少傾向にあるという。JICA広報によると、協力隊応募者数は2010年約4000名だったのが、18年には約2000名と半減している。"とのことです。。。
なぜ応募者が減るのか!?
そもそも若者の海外離れは以前から言われていました。
別に海外行く人が多ければいいって訳じゃないですし、内容や目的も大事だと思うんですよ。
アフリカのケースしか知らない狭すぎる僕の実感知からすると、アクティブな学生は僕の時代より増えてるんじゃないかっと思います。それは色んな制度があるからで、トビタテ!留学JAPANもあれば、インターンやボランティアの募集も増えています。
海外行く理由も意識が高い人が多く、現地でも協力隊員並みに現地に入り込んでいる人にもよく会います。なんで単純に二極化が進んでるのかなっと。
応募者が減る理由は、すごいシンプルに考えるとただただ"海外に行く絶対数が減る→途上国で活動する選択肢が増える→協力隊の応募者減る。"ってことですよね。
協力隊員のデメリットの数々!
ではなんで選択肢が増えると、協力隊の応募者が減るのか!?もちろん時代のニーズが変化しているってのも当然あると思います。
それはつまり、協力隊制度が相対的に魅力的じゃなくなってきているってことが大きな課題ってことですよね。
私は2013年から青年海外協力隊としてケニアに渡航しましたが、個人的にはすごく貴重な経験をさせてもらいました。ただ一方で不完全燃焼で帰国した人も少なくないと思います。
JICA海外協力隊(青年海外協力隊)だけに限りませんが、制度には当然のごとく良いところも悪いところもあります。
例えば、ジャストアイデアでデメリットを挙げてみると、
・2年間という長期の縛り
・キャリアとしてみなされない
・実際には現地に仕事がない場合が多い。
・そんな隊員をサポートする制度が少ない
まぁ隊員同士で飲めば、いくらでも出てくるでしょう(笑)あとこんな記事もググれば腐るほどあります。
そこで問題なのは、これって昔から変わってなくない?ってところかなと。
つまり、ニーズに合ってないとか以前に、そもそも課題だったところの制度の見直しをしてこなかったことが、隊員離れの要因の1つかと思います。
もちろん短期の募集や企業派遣なども色々と施策は試してるみたいですが...。
逆に今こそチャンスじゃない!?
ただ個人的には逆風の今こそチャンスじゃないっと思うわけです。デメリットがあるということは、メリットもあります。マインドを少し変えてみましょう。
・2年間という長期の縛り → 2年間も挑戦できる期間があります。しかもお金をもらいながら。途上国で起業したい、NGOを立ち上げたい人にはすごく良い準備期間ではないでしょうか!?
・キャリアとしてみなされない → このマインドは近年変化してきているように思います。特に海外展開が急務な企業ほど海外人材が社内にいないという課題に悩んでいるのでチャンスです。
・実際には現地に仕事がない場合が多い。→ つまりカウンターパートの了承を得れば、自分のやりたい活動をしてもいいということです。これも現地で何かやりたい人には最高な環境ですよね。
・そんな隊員をサポートする制度が少ない。 → 某JI●Aに期待せず、自ら求めれば今の時代はいくつでもあります。協力隊調査団というコミュニティもあれば、オンラインサロンなんかも1つの手ですよね!
この様に何かやりたい人には最高の制度とも言えます。僕は個人的に隊員制度を大いに活用させてもらったと思っているので、とても感謝しています。
倍率は職種によって異なるのですが、人気の高い"コミュニティ開発"や"青少年活動"は、4~6倍程度だったはずなので、今はめちゃくちゃチャンスじゃないかと思います!
協力隊制度は利用してなんぼ!
協力隊はゴールではなく、プロセスです。協力隊を通じて、いかに自分の夢・目標を実現するのかがなければ、心が折れるかも知れません。
また協力隊に参加する人は"国際協力"文脈の人が多いですが、「現地のため~」を考えすぎるとこれまた心が折れます。地域のためにばるアイデアをしっかり考えて、自分から「なんか一緒に面白いことしよう!」「これやりたいから応援してよ!」みたいに巻き込んでいくくらいの方が上手くいくと思います。
是非、協力隊をきっかけにして活動の幅を広げたOB・OGのブログなんかもご覧ください!
協力隊を考えている人はぜひご参加を!
タイミングは特に計っていないんですが、協力隊OVを集めたイベントをやります。
一応、テーマとはアフリカとの関わり方って色々あるよ、っていうのを伝えることです。それでゲストを調整してたら、みんな協力隊経験者だったって感じです(笑)
ただせっかくこんな記事が出たので、改め青年海外協力隊の制度をどう活かせるかみたいなディスカッションもできればと思っています。
隊員を終えた後、途上国と関わり続けている人って意外と少ないんですよね。だから実現している人たちの話はとても有益かと思います。
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◆イベント概要
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【日時】2018年6月16日(日)13:30~15:30
【場所】Ryozan Park Lounge(東京都豊島区巣鴨1-6-6 ヴィラ東邦ホワイトテラス1階)
【アクセス】JR山の手線「巣鴨駅」徒歩2分
【定員】30名
【料金】一般チケット:2,500円、AI-HUB会員チケット:500円(いずれも軽食+ワンドリンク付き)
【事前申込み】http://africabusinesslab32.peatix.com/view
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