タテタカコについて(プレゼント有)
最近20年前のことをよく思いだいしている。ラジオでもそんなお話をした。その20年前の大きな出来事として、忘れてはならないことがある。
それは、タテタカコとの出会いだ。
タテさんとは音大時代に出会った。当時私は、リトミック専修という日本では唯一リトミック(スイス生まれの音楽教育方法論)を学べるコースに通っていて、そこでの同級生だ。タテタカコは、今では全国を行脚しているシンガーソングライターだ。日本全国北から南までその唄を届けている。たまに海外にも。
でも彼女、音大時代のほとんどは皆の前に出て来て歌うことはなかった。
一人で公園で歌っていたらしい。
それを見かねた同級生がみんなの前に出るよう勧めたようだ。だから私も大学の終わりに近づいてから彼女を発見する。
もうそれは、「発見」だった。
彼女がホールで歌い始めた時の会場の空気は、特別なものがあった。
「え?こんな人がいたの?」という声なき声に溢れていた。そのくらいの衝撃を受けた。声にも、歌にも、曲にも。その頃歌っていた、音大の卒業作品でもあるのがコチラ。映画「ミスミソウ」の主題歌にもなっている。
当時私は父の死も経験していて、精神的にだいぶ辛い時期だった。なので、彼女の歌や人間性にたくさん助けてもらった。当時大嫌いだった「仏教」や「お寺」についても、彼女は高校時代にむしろそういう「教え」に救われたことを私にぶつけてきて、嫌っていた自分を見直すきっかけもくれた。
彼女との出会いがなければ多分、地元に帰って今BMになっていることだってないと思う。>BMってお寺の坊守さんね
そしてさらに驚くことに出会ってから数年後、是枝裕和監督(今は「万引き家族」で有名)の「誰も知らない」に出演&挿入歌を提供するという知らせが入る。是枝監督の映画はとても好きで、新作は映画館で全て観ていたので、驚いた。その挿入歌がこの曲。
このPVも是枝監督が撮っている。そして当時言葉の面でたくさんの救いをくれていた、よしもとばななさん本を私はタテさんによくプレゼントしていた。「君はばななさんに会う気がする」(どこからの予感なんだ!?)と言い続けて・・・。そしたら、なんということだろう、よしもとばななさん原作(絵は奈良美智さん)「アルゼンチンババア」の主題歌も担当をした。もちろんその時タテさん本当にばななさんに会った。>ぶるぶる
そんなタテタカコとは、保育園の歌も一緒に作った。それは、ここで聴くことができます。
タテタカコの歌の真髄は生で聴かないと分からない。これは絶対的にそう。その場の空気を吸収して浄化していくような、そんな力を持った声なので、どうしてもデジタルなものでは拾いきれないじゃないかと思う。この動画は少しその辺り伝わるかな?いや、無理だ・・・。この曲も映画「いつくしみふかき」の主題歌になっている。
そんな彼女がコロナ禍の中、無観客ライブをし、その音源をCDにしたものを販売した。ライブ会場への支援などに寄付もされるということです。
そのCDを私も何枚か購入したので、もし、このnoteを読んで、タテタカコの曲を聴いてみたいと思われた方3名に私からプレゼントしたいなと思う。何かを「贈る」ことは、何かを「繋ぐ」というのが、これからの世界はもっともっと大事なことになると思う。それを昔の人は「情けは人のためならず」と言ったんだ。もし欲しい方おられたら、
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