「腑抜け」になってもいいんです 04
こんにちは
最近、腑抜けになっているアラフォーおじさん森田浩庸(もりたひろみち)です
最近子どもの成長とともに
自分から離れていく子どもとの関係性でお悩みというか違和感を感じている
お客様とお話をしている時に出てきた言葉
「腑抜け」
腑抜けとは
「腑抜け」は、気力、精神力などがなかったり、極度に乏しかったりして、事を行えないこと。はらわたを抜き取られた状態という意から言う語。
goo辞書より引用
何にもしたくない
ただひたすらぼーっとしていている
気力・精神力が湧き起こらない時
というのは多くの人が経験したことがあると思うのです
特に
『人との別れ』
このような時には数日間〜数ヶ月・数年
そのような日々を過ごす人がいるかもしれません
本当に近しい人や自分にとって大切だと感じている人が離れていく時には
強烈に『寂しさ』とともに
自分から何かが引き抜かれる(引きちぎられる)ような感覚になる
私も
転校・転勤による友人との別れ
失恋経験
祖父母や親族の死去
友人の死去
という人生の中で経験をしてきたので
その感覚というのは少なからず自分の腹の中に記憶されているものでもあります
そしてその度にどうしても『腑抜け』になってしまう
もちろんその関係性の大小によって
引きずる期間というのはありますが
やっぱり今まで目の前というか近くに居た人が居なくなる
距離が遠くなるというのは
どこかしら影響が強く感じられるものでもあります
今回のお客様のように成長とともに離れていく場合はややポジティブに捉えら得ることができてフォローしやすいかもしれませんが
ネガティブな別れや死別という
強制的に引き抜かれた時には
その抵抗感はかなりの苦痛を伴って感じるものです
だからこそ
その苦痛を味わいたくないから
それを受け入れたくないから
人はじたばたするのかもしれません
ただ出会いがあれば別れがある
それが摂理だとすれば
別れを受け入れること
そして
乗り越えていくこと
それしかないのかもしれません
そして受け入れ方や乗り越え方は人それぞれで良いと私は感じます
例えば
可愛がっていたペットとの別れ
「ペットロス」の場合
ある人は別れが辛いので
二度とペットは飼わない
といい
仕事や運動など他のことをすることで
苦痛を紛らわせようとするかもしれません
ただある人は
別れがあるとしても
出会う喜びを求めて
もう一度違うペットを飼うかもしれません
そして別の人は
全く同じ種類のペット(ex 同じ犬種)
で以前のペットと同じような出会いを求めて対応をするかもしれません
他にも色々と対応の仕方はあるものの
どのような形でも
一つの別れを乗り越えようとするために
人は何らかの行動を起こす訳です
そして今回もお客様との話の中で
私が感じたことは
「子どもの成長=変化に伴って生じる別れ(分離感)」
をお客様が悩んで一時的に「腑抜け」になっている
ということになります
もちろん今回のお悩みに関しては
ポジティブな側面が強いので明るい話をしやすい訳ですが
でもからだとこころの反応としては
「別れ」を感じ
どこか気力・精神力が引き抜かれていたので
その状況を受け入れていただき
自然に乗り越えられるようにサポートさせていただきました
上手くいったかどうかはこれから確認できるようになると思いますが…
少しずつ乗り越えるために
一歩を踏み出していただけそうなので
私は安心しています
ちなみに
私自身もちょっと「腑抜け」状態になっていて
何の別れ?
ということなのですが
今までの自分との別れ
今までの家族との関係の別れ(誰かが居なくなっているのではありません)
仕事も家庭もこの数ヶ月大きく変化してきたというか
変化させてきた時に
どこか寂しさを感じているのではないかと考えています
過去の自分との別れ=新しい自分との出会い
のチャンスがそこにはあるのかもしれない
とそう感じています
そのために一度「腑抜け」になっているのだろうと
かなりポジティブな解釈をしてみているということになります
「腑抜け」ということは
別れを経験しているのかもしれませんし
これからの新たな出会いへの一歩を踏み出しているのかもしれません
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