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【色のお話】オレンジ色に惹かれた頃

お天気はいいのに、ウイルスはおさまらず、おでかけもままならない。鬱積した気持ちが蔓延している世の中で自分を上手に保つのは至難の業です。何か助けになる事は無いものか?そんな風に考えられるならば、まだマシなのかもしれません。

頭を使い知恵を絞れるのは健康な状態であれば容易いことかもしれませんが、元気のない時や、困難を抱えている時、不安にかられている時には、もっと私たちの直感に頼ってみるのもいいかもしれません。

日々は刻々と変化し、変化に対応する事そのものが心身を疲れさせる事があります。かといってなんの変化も無い状態を続けていくとそれはそれで心身に異常をきたします。バランスを取りながら健康に過ごす為に、色の力を借りてみてはいかがでしょうか。


若い頃、オレンジ色が大好きな時がありました。お洋服もオレンジ色。原付バイクは自らオレンジ色に一部塗装を施して、オレンジ色のヘルメットを被って…ここだけ聞くと相当ヤバイやつですwww(≧∀≦)さすがにお洋服は毎日オレンジ色だったわけではないんですが、あっちもこっちもオレンジ色を無意識で選んでいた時がありました。

23歳頃だったと思います。元気で明るいオレンジ色を身にまとうには充分な体力がありました。今だったらちょっと着るには躊躇しそうな鮮やかなオレンジ色。

オレンジ色は、過去のトラウマやショックを和らげ、自立をサポートし、幸せなエネルギーを与えてくれる色です。心理的なブロックを取り除いたり、肉親との死別に伴う胸が張り裂けそうな深い失望感も、緩和してくれると言われています。また、苦難をくぐり抜けるための精神力を与えてくれる色です。

当時の私は、母親と死別して5、6年が経過し、友人とのルームシェアを解消して一人暮らしを始めたばかりの頃でした。毎日を生きることが内面的に辛かった時期でしたが、今よりもずっと躍動感がありました。そんな時に私を救ってくれていたのがオレンジ色だったのです。その当時、色を扱う世界におりましたが、オレンジ色が私を守って助けてくれている意識はありませんでした。だだただ、ステキに感じて手に取っていました。

色には様々な解釈や逸話、効果効能にいたるまで本当に色々なお話があります。あまり普段は気に留めない、心にちょうど良い色というものがある事を知ってもらえたらなと感じます。

オレンジ色がマイブームだった頃、色を扱うお仕事をしていました。お客様はみな、「私に似合う色はどれですか?」とお尋ねになります。気持ちはよく分かりますが、私に似合う色は人に決めてもらうようなものでもないのです。

確かに、肌のトーンや目の色、髪の色などで私に似合う色を決める事はできます。けれど、その似合う色は一つでは無くて無数にあるのです。それぞれの色、例えば赤の中ならこんな感じの赤。緑の中ならこんな感じの緑。紫の中ならこんな紫。といったようにそれぞれの色の中に似合う系統は存在していますが、それすらも一つの色では言い表せるようなものではなく、無数の似合う色があるものです。

似合う色を知る事よりも、私に必要な色を選ぶ事は簡単です。

私の必要な色は、私が一番良くわかっています。

私が心を惹かれる色には、私を癒やし、守り、導き、高めてくれる力があります。

色を選ぶ時、自分で決められないというのは、恐らく他者からの視線や言葉、広告やトレンドなどに惑わされてしまい、自分がする選択にOKを出せないと言うことでしょう。「私に似合う色」を尋ねて来てくれるお客様は、販売員にしてみればいいカモです。セールストークにうなずき、惜しげもなく商品を買ってくれます。

物を売る立場だった頃、お客様に似合う色を提案し、商品を買ってもらう事にとてもとても心が痛みました。売らなくてはいけない色を似合う色といって押し付ける事や、似合うけれど必要ない色を提案する事にとても嫌気がさしてしまいました。大好きな色の世界を嫌いになりたくなかったので、その仕事から離れる事に…。

人は決断する回数を減らしたいと思う生き物です。物事を決める事には脳をたくさん使います。脳を使う事は疲労に直結していますから、避けよう避けようとします。トレンドカラーを決めてもらい、似合う色を決めてもらえた方が楽に感じるものです。けれど…しっくりこないな。買いすぎちゃった…。買ったはいいけどちっとも使ってない。そんな後悔を繰り返す事に違和感を感じてしまう人もいらっしゃるのでは無いでしょうか。

私に似合う色はどれですか?

と聞くよりも、私が気に入る色を直感的に選べばいいんです。それは私が私にとって必要な色だから。だから惹かれるのです。なぜ惹かれたのか?を知りたくなったら、またここへいらしてくださいね。オレンジ色の他にもたくさんの色のお話をマガジンにして綴って行こうと思います。
お気に召しましたら、サポートお願いします(ΦωΦ)(◉ω◉)(=❛・❛=)ちゅーるビッツを食べたいんにゃよ♡


一番好きな色は何色ですか?

そんな質問が時々嫌になります。どの色もみな素敵で、その時々に私の心を揺さぶり、私に気付きを与えてくれます。

地球が太陽の周りを巡り、月が地球の周りを巡る。そこに生きる私達にはバイオリズムがあって当たり前で、常に一番好きなものなど決められないでしょう。季節は巡り、潮は満ち引き、歳月を重ねる。そうやって変化を繰り返しているのですから。

私がオレンジ色に助けられていた頃、私の中で起こっていた事を帳消しにしたかった事をよく覚えています。

明るくパワフルなオレンジ色のパワーを推進力にして前に進む。当時の私にはとても必要な色でした。けれど同時にそれは、から元気でもありました。自立と依存を行ったり来たりしながら右往左往している時期には、鮮やかなオレンジ色はピッタリの色。安定した自立には届かないけれど、そこに向かうために一生懸命になっている。若さにあふれ、不安とショックを和らげながらがんばっていたあの頃。オレンジ色さん(о´∀`о)お世話になりました。ありがとう!

オレンジ色と一口にいっても膨大な数のオレンジ色が存在します。赤と黄色の混ざり具合や、白やグレーや黒の混ざり具合、透明度などなど。

鮮やかな原色のオレンジ色は、体力があって元気の良い健康な人にとってはエネルギーそのものとなってくれますが、分量が多すぎればかえって疲れてしまいます。

全身オレンジ色の洋服をまとった芸人さん最近お見かけしますね。あの方は、相当なバイタリティの持ち主でしょう。本人が元気でなければ長時間着ていられません。周りにいる方々もオレンジ色のパワーに負けない人でなくては、長時間一緒に居ることは難しいでしょう。テレビで時々お見かけするくらいがちょうど良いと感じる人も多いと思います。

オレンジ色はとても一生懸命で頑張り屋さんで明るく困難に立ち向かっている印象がありますので、とても周りからの応援も受けやすく、応援をさらにエネルギーにして頑張っていける色ですが、心身を激しく消耗してしまうこともありますので、注意が必要です。

リビングルームを鮮やかなオレンジ色だらけにしてしまったら、家族全員でオレンジ色のパワーに潰されてしまうかもしれません。

それほどパワフルなオレンジ色は上手に使いましょう。

①分量を小さくする
②明度を高くする
③明度を低くする
④彩度を低くする
⑤透明度を高くする
⑥時間を短くする


①分量を小さくする

アクセントカラーという使い方があります。たった一つのオレンジの果実をテーブルにのせる。それだけで、家の中はオレンジの香りと色の幸せなエネルギーに満たされます。あるいは、オレンジ色のリボンを手持ちのバッグに結ぶだけで気分も変わるかもしれませんし。お守りはオレンジ色にしてみるとか、カレンダーにオレンジ色のシールを貼るとか、小さくても鮮やかでパッと目を引き心を癒やしてくれる。そんなオレンジ色の使い方はオススメです。


②明度を高くする

原色よりも明度を高くすると白っぽいオレンジ色になっていきます。アイスクリームやミルクキャンディのような色合いは、幼い子どもたちにピッタリです。優しく守られながらすくすくと育つようにベビー服に多く見られます。でも、大人だって優しく包まれたい時ありますよね。タオルコーナーに行くと出会える事がありますよ。柔らかなタオルを淡いオレンジ色にして、お風呂上がりに幸せのエネルギーに包まれてみてください。ディズニーキャラクターや、ゆるキャラにも明度の高いオレンジ色はたくさん使われています。ぎゅっと抱きしめたくなるぬいぐるみにはちょうど良い色合いです。


③明度を低くする

オレンジ色に黒を混ぜて行くとあっという間に渋い色に変身していきます。明度が下がるとグッと使い勝手が良くなります。レンガ色や山吹色、アプリコットなどのような色味を感じるものから、黒に近いものまで、オレンジ色がかった暗い色はたくさんあります。メイクアップや、お洋服、鞄や靴、髪の毛のカラーリングや、お部屋の調度品などなどありとあらゆる場所で暗いオレンジ色に出会うことができます。日々の活力を養い、ストレスや不安、ショックを軽減し、毎日を健やかに保ってくれるはずです。
(◉ω◉)アタシの毛色にも入ってるにゃー♫癒やし系にゃの。はなはね、いつでもみんにゃのそばにいるよ♡


④彩度を低くする

③明度を低くすると同じく、ありとあらゆる場所で出会うことができます。オレンジ色にグレーを混ぜて行くと濁っていきます。オレンジ系の茶色やベージュやキャメルなど、お部屋にも、街にも、持ち物にも、たくさんのオレンジ色のパワーを受け取ることができるスポットがありますし、長時間身につけたり、その場所にいても疲れにくい特徴があります。

(ΦωΦ)こっちはアタシの毛色だにゃぁ〜♫キジトラは馴染みがいいでしょ。いつだってアタシがそこにいれば今日の大変にゃ事も、明日への不安も全部マイルドにしちゃうんにゃよ。



⑤透明度を高くする

オレンジ色の光や、透けて見えるようなオレンジ色というと、やはり太陽の光や炎、照明器具、ガラスや宝石などの素材でしょう。中でもやはり太陽の光は大きな力となるものです。太陽の光を浴びてできた果実がオレンジです。オレンジは太陽の光をたっぷり浴びることで緑色からオレンジ色になっていきます。日の光と健康な心身は切り離すことができません。炎をぼ~っと眺めているだけで、心が安定していく事があるのもオレンジ色の効果と言えます。


⑥時間を短くする

オレンジのエネルギーをパッと自分のものにしたいのなら、食べたり飲んだりしましょう!オレンジ色の色素を持った食べ物はたくさんあります。鮮やかなオレンジ色や黄色、緑色などの事をビタミンカラーなんて呼びますが、ビタミン、カロテンなどの栄養素が豊富な食べ物はだいたいオレンジ色です。人参、かぼちゃ、パプリカ、トマト、オレンジなどの柑橘類、アプリコット、卵などなど。目に鮮やかなオレンジ色を栄養素とともに体内に取り入れて内側から不安を取り除きましょう。


オレンジ色には、パニックや恐怖症の緩和だけでなく、腸の不調を緩和する働きや、筋肉の痛みや靭帯の損傷、骨折などの治癒の促進効果があったり、喘息や気管支炎などの呼吸器系疾患にもセラピー効果があると言われています。他にも甲状腺機能低下や、胃潰瘍、肝臓の不調、便秘、アルコール依存症、腎臓病にも有効とされています。

まだまだオレンジ色の魅力はつきませんが今回はこの辺りで。

最近気になってる色の魅力を知りたい方がいらっしゃいましたら、リクエストもお待ちしております♫

次回は、特別な色「クリア」の世界。色と呼んでよいのか迷うところですが、「クリア」の魅力は人を惹きつけます。それでは、次回をお楽しみに♫


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ボンボン
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