RTA歴1ヶ月でオフラインイベントに応募した話 ~名古屋RTAオフ2022参加レポート~
軽く自己紹介
こんにちは。ぼんぼんです。
自身のRTA活動記録としてNoteを書いておこうと思います。
RTA新参者ということで、軽くですが自己紹介をしておきます。
・RTAを始めたのが2022年1月です。名古屋RTAに参加した時点ではRTA歴5ヶ月でした。
・1本目に自身でRTAとして手を付け始めたのがカスタムロボBRです。
・RTAを始めるまではDiscord, Twitch, OBSは使用したことありませんでした。
・配信歴はありませんでした。
・Youtubeに動画をアップロードした経験はありました。
・小学生のころは良くゲームをしていました。
・普段ゲームはしないタイプでアウトドア派でした。
・普段あまりゲームはしなかったので、どうしてもやりたいゲームが発売されたら、ソフト1本のために本体のハードを買って、やり終わったらゲーム機本体ごと押入れの中にしまってしまうタイプでした。
ざっと自分がどんな人物なのか知ってもらいたく箇条書きでまとめてみました。
また自己紹介の更に詳しい内容や、RTAを始めることになった経緯、なぜ最初がカスタムロボだったのかについては、後の機会 or 要望があったりしたら書こうと思います。自己紹介は別に1本としてNote書くかも!?!?
では、本題の参加レポにいってみましょう。
(このレポートは、応募~イベント終了までの内容を記載しています。)
応募
応募の話の前に、自分がどんな状態から応募に至ったのかも触れられたらと思います。
応募する前の状況
私が初めてSpeedRun.comに自身のRTA動画を提出したのが2022年の1月21日でした。
RTAを始めるにあたって一番最初に行ったことは、年末に実家に帰省した際に押入れに眠っていたGCを引っ張り出すことからでしたね。
RTAをやろうと思った2021年の年末時点で、持っていた機材はPCとゲーム機だけだったので、年が明けた2022年はキャプチャボードや二股ケーブルの購入やOBSの使い方、配信のやり方を勉強することから始めました。
昨今、Youtubeで分かりやすく配信のやり方をまとめてくださっている方が多いおかげで、土日を使った1~2週間くらいで簡単な配信はできるくらいまでにはなりました。
最初は配信をメインに行うことではなく、SpeedRun.comに動画を提出することを第一に考えていたため、配信はせず画面録画を行ってプレイ動画を録画し提出しました。
「普段ゲームやらないのに、そんな2週間前後とかでRTA走れるようになるもんなの!?」と思った方もいるかもしれません。
これには理由が3つありまして、
①まず応募したカスタムロボBRは自分が小さかった頃にたくさんプレイしていたこと。
②カスタムロボBRには、よくRTAイベントで話題になるような難しいバグ技が存在しないこと。
③一番メジャーなカテゴリであるAny%もバグ技使用無しの正攻法で走れること。
なのでカスタムロボBRをプレイしたことない人でも何周かしてチャートを覚えてしまえば、すぐにRTAを通せるようになるんですね。
実際に応募してみる
RTAを始めた当時からオフラインイベントに参加してみたい願望があったため、まずオフラインで行われているRTAイベントを調べ始めました。
調べ始めた時期も、初めてSpeedRun.comに申請した直後だったと思うので2022年1月下旬だったと思います。
このご時世上、オフラインでイベントを行われることがほとんどなく、日本で一番大きなRTAイベントであるRTA in Japanですら2021年の年末はオンライン開催されるほどでした。
そんな中、名古屋RTAオフを偶然発見し、調べてみるとオフライン開催を予定しているとのことじゃないですか!!!
さっそく名古屋RTAさんのTwitterをフォローし、応募要項を確認しました。
そしたらなんと既に募集が始まっていたのです。
最初は、「こんな初心者がしょっぱなからオフラインイベントに参加しても大丈夫なのか!?」と思いましたが、名古屋RTAオフさんのTwitterのプロフィール欄を見ると、「名古屋で誰もが参加しやすいRTAイベントを開催しています!」との記載があったので、
自分でも「あっ、これ初心者でも応募しても大丈夫なやつだろう、きっと。」と思い応募することにしました。
まあ、それでも不安はあったのでDiscordサーバーのほうで運営者様に初心者の応募は可能か問い合わせたところ、快くOKして下さったので安心して応募できました。
走者募集の締め切りが2月15日だったので、それまでに一番良かった記録をベースに提出する参考動画やESTを決めました。
応募時の自己ベストが2:07:45だったのですが、初めてのイベント参加ということと、自分でも何をやらかすか未知数であったため、かなり余裕をつけて2:30:00で応募しました。
応募時に参考動画として提出したものがこちらになります。
一応、自己ベストは負け無しのタイムだったのですが、当時は走ってても所々負けることが多々あったので、自分の機材トラブルとプレイ中の敗戦を考慮したら打倒なESTだったと今も思います。
運営者様からも不安だったら余裕をもったESTで構わないとの回答をいただいていたので、初心者にも優しい名古屋RTA最高!ってなりましたね。
この応募したタイミングが、RTA歴ちょうど1ヶ月ぐらいの時でした。
自分はやらなければならない状況になってから物事に手を付け始めるタイプなので、応募してRTAを練習しなければならない状況を作る意味で、RTA歴1ヶ月で応募した自分の行動に後悔はなかったです。
当落発表
走者発表が応募締め切りの1週間後の2月20日あたりに、名古屋RTAのTwitchチャンネルで発表がありました。
正直なところ、発表の前からTwitchチャンネルで毎週配信されていた【名古屋RTA Meetingが全部わかるラジオ】にて主催のHISTさんが「イベントの開催期間と走者応募数的に1人1作品は確実に採用できる」との発言をされてました。
なので採用はされるだろうと思い、当落発表を行うラジオも確認を込めて視聴しました。
結果は「採用」。
採用決定からイベント当日まで
採用されてからイベント当日までの期間としては3ヶ月ほどありました。
最初から本番に向けて練習していたのではなく、カスタムロボBRの据置き機タイトルの前作にあたるカスタムロボV2の通常プレイを行いました。
V2のプレイを始めた一番の理由を挙げると、本番の解説のためです。
V2はシリーズで一番人気な作品であり、解説をする際にV2の内容も話せれば、本番の走りを見てくれている方に対して馴染み深い話題も提供できると思ったからです。
また純粋に、自身が未プレイであったためプレイしてみたい気持ちもありました。
通常プレイで旅立ち編と激闘編をクリアし、登場キャラクターやストーリーを把握した後に、RTA通しを3回ほど行いV2を一区切りつけました。
3月初旬に本命のカスタムロボBRに戻った後、RTAの通し練習&区間練習と並行し、解説用のネタまとめも進めました。
トラブル発生
普段使用していたGCの調子が悪くなり、走っている途中に読み込み不良やエラーが度々発生するようになり、これはもうダメだと思い、慌てて近くのハードオフでWiiを購入しました。
これがイベント本番で起きたかと思うとぞっとしますね。
Wiiにした理由としては
①単純にGCの状態の良い物を買うより安かったから
②Wiiの後期型(黒色や赤色)のほうが読み込みが速そう
③少しは画質も良くなるだろう
と思ったからです。
Wiiでプレイした感想
GCからWiiに変えてプレイした感想としては、同じ3色のコンポジットケーブルだとしても画質が少しWiiのほうが良いですね。
カスタムロボBRではバトル開始時にキャノポッドからキューブが射出され、射出後にキューブのカウントが0になったらロボとして起き上がれます。
この起き上がりがCPUより早いと攻撃で先手を取ることができ、RTAでは先手を取れるかどうかでタイムに大きく関わってきます。
このカウントは、ボタン連打で早めることができ、キャノポッドからの射出前からも調整することができるのですが、なんと非常にカウントが見えづらいんですね。
この見えやすさの違いがGCとWiiでは、Wiiのほうが圧倒的に見えやすい!!
多分、GCでプレイしている方はブラウン管テレビに出力すれば、ハードを変えなくても見えやすくなるかもしれません。
このハードの違いが自分のタイムに影響を与えたと少なからず思います。
解説者が決定
その後、いかひじきさんが解説を請け負ってくれることになり、4月以降は週1程度でコミュニケーションを取るためDiscordで通話をしたり、解説する内容の打ち合わせを行っていました。
ここでのやりとりは、解説内容をガチガチに決めていたのではなく、雑談メインの2人のコミュニケーションを深めるのが主な目的です。
この提案はいかひじきさんがして下さり、本番を終えた今だから言えることなのですが、非常に効果を発揮した提案でした。
本番前のタイム
RTAの記録も順調に更新していき、2:05:00切りが安定するようになっていました。
当時のSpeedRun.comの記録では世界1位が1:59:20、2位が2:05:49とこの差からも分かるように、2:05:00切りというのが一つの目安にもなっていたため、安定して良いタイムが出せるようになったのは、区間練習の成果が出たのだと実感できました。
名古屋RTA1日目(本番) 5/5
1日目現地観覧
自分はRTAイベント初参加であったので、イベント1走目の「XIゴ」が開始するタイミングには会場入りしてイベント開幕時の雰囲気を味わいたいなという願望があったのですが、、、。
なんと少し遅れてしまいしまいました。
移動中にもTwitchで配信を確認しており、開始時間が遅れていることも分かってはいたのですが、会場入りしたのが1走目開始10分後くらいになってしまいました。
これは悔しかったですね。
解説者と合流
「XIゴ」を見終わった後、2走目の「Goodjob!」を途中まで見て、一度メイン会場である4階から5階へ。
5階は走者、解説者、ボランティアの方が入れる控室的な感じで解放されてました。
そこで解説のいかひじきさんと合流し初顔合わせをしました。
自分では本番の走りの中で、走者と解説者が本番当日が初対面だったとは思えないくらいな雰囲気を醸し出せていたと自覚してますが、配信やアーカイブを見てくださった皆さんはどうお思いでしょうか?
顔合わせ後、2人でお昼ご飯を食べに名古屋駅の地下街に向かいました。
GWの休日ということもありキャリーケースを持った集団が行列を作っている店が多かったため、空いている店を探し昼食を取りました。
(昼食の写真は撮り忘れました。)
昼食後は会場に戻り「パズルボブル」を見ました。
その後、ホテルのチェックインが可能な時間になったため、荷物を置きに行きたかったのと、自分の枠の晩まで休息を取ろうとホテルに向かいました。
ホテルで仮眠できれば良かったのですが、Twitchで名古屋RTAの配信を見てしまっていたのと、テンションも上がってたのもあり眠れませんでした。
本番前練習
早めの夕飯をすき家で簡単に済ませ「THE 免許取得シミュレーション~改正道路交通法対応版~」の途中で再び会場入り。
次が自分の枠の番なので5階控室で練習行いました。
主に練習時間で行ったことは、ブラウン管テレビの入力遅延の確認と画質確認、またバックアップデータ用に用意していたメモリーカードのセーブデータの確認を行いました。
私は普段は液晶ディスプレイでプレイをしているのですが、応募の段階でブラウン管テレビを選択できたため、使ってみたい欲からブラウン管を指定していました。
イベント本番で初めての機材を試すってのも中々肝が据わってますよね。
ブラウン管を使ってみた感想としては、入力遅延はいつも自分がプレイしていた環境と同程度でした。
ただ画面が明るすぎてキャノポッド射出時のカウントが見えにくい部分も少しありましたね。
でも非常に良い経験となりました。
「THE 免許取得シミュレーション~改正道路交通法対応版~」が終わり自分の枠の番になったため、控室から会場へ。
一応、前の方がゲーミングモニターでプレイしていたので、セッティングの時間中にゲーミングモニターでも映像出力の画質の確認を行わせてもらいました。
やはり3色のコンポジットケーブルに対して、ゲーミングモニターは画質が少し悪くなってしまっていたため、予定通りのブラウン管テレビへ。
RTAイベント本番
自分が本番で走ったアーカイブ映像がこちらになります。
自分の本番に対する意気込みとして、とにかく楽しくやろうと意識していました。
本番のプレイについては所々ミスをしたり、ぐだったりした部分が多かったかなと思っていました。
解説をしながらだったので、ルートをド忘れし次のエリアに行くまでの道のりを2回ほど間違えてしまったのもありましたね。
1戦1戦のバトルも度々負けそうになった部分もあったりと、冷や冷やしながらプレイしていました。
本番に臨む前から、負ける可能性があるならここだと想定していたのが、2回目のアール第一形態、ラスボス前の姉妹戦、ラスボスのアール第三形態、2on2バトル中のどれかだと思っていたのですが、ラスボス前まで負け無しで来ることができたので、姉妹戦を終えた後、一度ホッとしたのを覚えています。
そして迎えたラスボス戦。
接戦でしたね。
本気で負けると思いました。
自分の残りHPが2ですよ!?
軽くダメージが入っただけでも負けます。
イベントまでの練習ではラスボス戦は練習して勝率8割をキープできていたのですが、イベント前日の練習では負けが続いてしまっていたため、本番も負けるんじゃないかとかなり不安でした。
結果は本番で勝つことができ、イベント一本勝負での負け無しで通すことができ本当に良かったです。
タイムはプレイ中から、様々なミスやぐだりもあり、そこまで早いタイムは出ないだろうなと思っていました。
結果は2:02:26。
本番一発勝負にしてはかなり早かったタイムでしたね。
自分の自己ベストが2:02:08だったので、近いタイムを出せたのかなと思います。
よっしゃぁーーーーー!!
また自分の枠であった2時間ちょっと、解説のいかひじきさんとも非常に楽しい時間を過ごせたのが嬉しかったです。
予定していたESTよりかなり早めにタイマーストップとなり、時間が余ってしまったので、カスタムロボBRの紹介を兼ねて他のカテゴリの説明をプレイをしながら行わせてもらいました。
カテゴリはNG-BadEndingというものですが、かなりストーリーがめちゃくちゃなことになるため、会場にいた方々の笑いからのウケを取れたのが良かったです。
本番終了後、次枠の「聖剣伝説Legend of Mana HDリマスター」の途中で引きあげ、ホテルへ帰りました。
名古屋RTA2日目 5/6
アンパンマングミ開封RTA
2日目は主に現地観覧でした。
会場入りの前に少し早めの昼食として名古屋駅の地下街できしめんを食べました。
昼食後、とんこつさんの「マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー」の途中で会場入りし、その後アンパンマングミ開封RTAを観覧席で体験させてもらいました。
走者陣営の方々が観覧している人たちにも体験してもらうために、アンパンマングミを人数分提供されていました。
手の消毒や、使い捨て用の器、持ち帰り用のパックなど用意し、感染対策も徹底されていましたね。
本当に、色々な人にも楽しんでもらいたいという想いが伝わってきました。
会場の雰囲気も、来場者の皆さんがRTAが始まるまでの時間を、楽しそうに開始まで待機していましたね。
手の消毒をした後は感染対策上、スマホを触ってはダメということになっていたため、Twitterトレンド1位になったタイミングも、「早くTwitterを確認したい」と嘆いていた人も多々いた印象です。
まあまさかアンパンマングミがトレンド入りしたら、びっくりしますし確認もしたいですよね。
開始までの待ち時間は予定より長くなってました。
というのもスタッフの方々が、これまでと違ったリアル映像を配信するということで、機材の調整に苦戦されていたようです。
それでも観覧の方々は、雰囲気を崩さずに暖かく待機していたのが非常に印象的です。
そして開封スタート
アンパンマングミ自体も初めて開封したのですが、オブラートが非常に剥がしにくかったです。
正直開封するので精一杯で、肝心の走者の方の走りを見る余裕がありませんでした。(笑)
ここの枠は、会場でも配信でも非常に名古屋RTAとしての盛り上がりを見せた1枠なのではと思います。
その後、「リングフィットアドベンチャー」、「東京2020 The Official Video Game」、「とっとこハム太郎 ハムハムスポーツ」を観覧しました。
東京2020では使用するキャラクターのデザインをプレイヤーで変更することができるらしく、かの有名な沙保里とそっくりのアバターが用意された画面に切り替わった瞬間、会場が大爆笑していたのが印象的でしたね。
まだ3日目もありましたが、自身のスケジュールの都合もあり、名古屋RTAから離脱し、初のRTAイベントへの参加は終わりを迎えました。
おわりに
初のRTAイベントの参加は走りも良く、非常に楽しむことができたので成功で終えることができたのかなと思います。
イベント自体も誰でも参加できる雰囲気と、運営者様も質問など誠意に答えてくださったので不安なく本番に臨むことができました。
初参加が名古屋RTAでよかったと感じれるイベントでした。
またオフラインで開催するようでしたら応募したいですね。
改めて、名古屋RTAに関わった運営者様、ボランティアスタッフの方々、走者、解説の方々、イベント前に解説用のアンケートに応えてくれた海外走者の方々、ありがとうございました。
非常に楽しい時間を過ごせました。
追記
唯一心残りな点としては当日の衣装です。
カスタムロボ初代とカスタムロボV2に登場するシンイチというキャラクターがおり、そのキャラをイメージした服装で直前に着替えていました。
改めてアーカイブで自分の服装を確認したら、中途半端にコスプレしてしまったせいで、ダサい私服みたいになってしまっていたのが心残りですね。
今度オフラインイベントに出るときは気をつけようと思います。
気になった方は「カスタムロボ シンイチ」で検索してみてください。(笑)