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ポルトガル語を始める

2021年の抱負は、ブラジルポルトガル語を使えるようになること、と決めた。

何事もなく進めば今年生まれてくれる予定の子どもには、ポルトガル語、日本語、そして親である私たちの共通言語である英語は理解できるようになってほしいと思っている。言語の理解は家族や親戚との会話をスムーズにするし、その言語の話されている土地に暮らす可能性は高いので、単純に生き延びるために理解できたほうがよいからだ。また、多言語理解できるほうが当然アクセスできる情報も広がるし、何かと都合がよい。

そんな私は、ポルトガル語がまだできない。ブラジル人である夫はとにかくよく喋るし、家族(しかも遠い親戚や親の友人にも)や友人とひっきりなしに電話やらWhatsAppの音声メッセージやらでやりとりしているのを聞いているため、私にとっての言語習得に悪い環境ではない。現に別の言語の知識を基に単語の意味を推測できるものも多く、なんとなくわかった、気になる、ことはできている。ただ、基礎がないので話すこともできなければ、応用もできない。

無事子どもが生まれてくれれば、あっという間に夫の話しかけるポルトガル語を習得するだろう。そのため、子どもの言語習得に先駆け、ある程度ハンデをつけておこう、という魂胆だ。

そんなわけで、まず手始めにこちらを。

Amazonのレビューも良いし、初心者向けとのことでいいのではないか、と、思ったが、まったく響かなかった。このテキストは、英語から推測できるポルトガル語の単語から始まる。最初は興味深く読んでいたのだが、これが50ページまで続くものだからさすがにつらくなってしまった。しかも、音源の提供はおろか音声記号の記述もないものだから、発音とスペルを同時に覚えたい人からすると、フラストレーションが溜まる。また、せっかく単語の意味がわかったとしても、文章にする術が50ページまで来ても説明されないため、達成感に欠ける(This is a pen. のような単純な文章でもいいから作りたい)。

ようやく主語・動詞が出てきて文章の構造を練習できるのは、テキスト終わりがけ。遅い!

というわけで、この本は、スペイン語など文法構造や発音が似ている言語の話者が、クイックにポルトガル語を習得するには最適だ、という結論に至った。私はおとなしく、王道の挨拶から始めようと誓った。

写真は、夫の親戚のコーヒー農園での一コマ。

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