仕事帰りの自転車5分
おつかれさまです。さかすです。
思い出の曲についてのお話です。
社会人になってから、休みの日程が合わずになかなか会えないため、手紙やボイスメモで連絡するようになった友達がいます。電話とは違って一方的な内容になったりしますが、それぞれのタイミングで送れるのでちょうど良かったです。
同じ職業であるその子は、私よりもはるかに大変な職場で働いていて、たまに会えた時には毎回パワーをもらっていました。
お互い忙しい時期でなかなか連絡ができてない頃、急にその友達から手紙が届きました。いつもより分厚い封筒を開けると中にはその子の手書きの歌詞が入っていました。
SHISHAMOの「ほら、笑ってる」です。
自分のことかと思いました。
自分が嫌で、だけどほっといてくれない人がいて、そんな人のために笑っていたくて。私は弱くなんてなくて、みじめで情けなくても、キラキラしたものを持っている。これが私で、そんな私を好きになれますように。
仕事帰りのバスを降りてから家までの自転車5分。
この時間はきっと忘れることのないその子との連絡時間でした。
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