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一休さんとゆかいな仲間たち 第1回


とんちとは?

その場に応じて、即座に出る知恵の事。
機知。機転。


第1回 「とんち小僧がやってきた。」




親愛なる皆様、「一休さん」ご存知ですか?
そして、東映アニメーションの「一休さん」は、
ご覧になった事は、ありますでしょうか?

私は40代なので、子ども時代に好きで観ていました。
最近、UーNEXT様で初めて全話視聴して
もう一度、最初から観直しています。

この大好きな一休さんの、魅力を伝えたいなと
ふと思いまして、この記事を書きました。
基本、ご存知でない方も、ご存知の方も
楽しめるように、伝えられるといいなと思ってます。

この記事をご覧になった方が、
映像で観てみたいな~と思われて
私の好きなU-NEXT様をはじめ、
東映アニメーション様などで、ご覧になられて
記事との違いなどを、楽しんで頂けたら
嬉しいなと思います。

第1回と書いてますが、第1話は、
YouTubeの東映アニメーション
ミュージアムチャンネル公式で
どなたでもご覧になられますので、
すいませんが、観られない第2話から
スタートしたいなと思います。

その代わりですが、登場人物紹介を
軽くしてから始めたいと思います。


登場人物紹介



アニメ「一休さん」は、
1976~1982年に放送されました。
全296話と、長いですね。
室町時代が、舞台です。

特に覚えなくても、だんだんと
だいたいこんな人物なんだなぁと
頭に入ってくると思うので、
本当に、大雑把に。

「一休さん」

本作の主人公です。
安国寺という本作の舞台である
お寺の小坊主で、
とんちが得意な男の子です。

「さよちゃん」」

本作のヒロイン的な存在。
一休さんより年下で
ともだちであるが、本人はそれ以上の
関係を、望んでいるようである。
安国寺の小坊主たちの、妹的存在。

「たま」

さよちゃんの愛猫。

秀年(しゅうねん)

安国寺小坊主集団の、兄貴的存在。最年長。
桔梗屋の娘、弥生が好きだったり
お金とか、俗物的なのに弱く失敗も多い。

私的には、どうも「あしたのジョー」の
やせたマンモス西に、みえてしまうw
絵のせいかしら。

あとの安国寺小坊主集団は、全員書いても
覚えられないと思うので、とりあえず

「陳念」(ちんねん)

というのが、食いしん坊キャラなんだなと
覚えて頂ければ、後はおいおい分かってきます。
似たようなのが何人かいるので、
私も、間違えて書くことがあるかもしれません。
その時は、お許しください。

「外観和尚」(がいかんおしょう)

安国寺の住職。小坊主たちに、
厳しくもあり、優しくもあり。
たまに、ノリが良い所もある。

「吾作」(ごさく)

さよの祖父。両親と死別したさよの面倒をみる。
優しくて、色々と器用に出来る。
若い頃は、もしかしたら相当な人物だったのかも。

「蜷川新右ヱ門」(にながわしんえもん)

室町幕府の寺社奉行の職を務めます。
将軍「足利義満」の命を受けて
天皇のご落胤である、一休の監視を命じられる。

次第に、一休さんと親交を結び
秀年と違い、本当に頼れる兄貴的存在に
後になる。当時観ていた方は、
好きな方が、多かったのでは?

「足利義満」(あしかがよしみつ)

室町幕府の3代将軍。将軍さまと呼ばれる。
一休に、無理難題をふっかける。

私は、一休さんって一休さんの成長を
描くのであると共に、義満の成長も描いてるのでは?
と、観続けてくと思うので、いわばもう一人の主人公。

教科書だけの義満だと、愛着がわかないだろうが
本作を観た人は、義満を愛すべき存在に
きっと感じます。大人げない所、立派な所
この後、ぜひ義満の成長も見守って下さい。

長くなりましたね。疲れさせてしまって申し訳ありません。
あと3人だけ。大事な3人を紹介させて下さい。

「伊予の局」(いよのつぼね)

一休の母。後小松天皇との間に、一休さんが生まれる。
将軍に敵対していた、「南朝」側の出身だった為
一休さんと引き離されて、使用人のおはると暮らしている。

「桔梗屋 利兵エ」(ききょうや りへえ)

幕府御用商人。豪商。結構、ひどい事を平気で
やります。将軍と組んで、一休さんをやっつけようと
毎回、色々とやらかしますw
ひどい人だけど、憎めないキャラです。

「桔梗屋 弥生」(ききょうや やよい)

桔梗屋の一人娘。父親よりしっかりしてます。
本作のもう一人のヒロイン。小悪魔的な魅力を持って
一休はじめ安国寺の小坊主たちを、惑わせます。

観たことの無い方は、着物を着た10代の
ルパン三世の峰不二子を、イメージして下さい。

人物紹介で、わからない所などは、
ウィキペディア(Wikipedia)を参考にさせて頂きました。
すいません。こんな長くなるとは思わなかった。(汗)
さあ!お待たせしました。いよいよ本編です。


第2話 「まんじゅうとねずみ」


冒頭、やよいが、安国寺にまんじゅうを持って
やってきます。それに群がる小坊主たち。
この当時、おまんじゅうは素晴らしい
御馳走です、とナレーション。
これが、まんじゅうというものかと、
一同、驚きを隠せません。


早速、先ほど覚えて頂いた「陳念」。
食いしん坊キャラが、飛びつこうとします。

「よだれが、かかるから」などと、やよいに
たしなめられる、くいしん坊たち。
どうやら、外観和尚への差し入れらしいが
外出中で、留守のようです。
それにしても、食欲全開で修業が足らんですな。
男たちをうれしそうに、ほんろうするやよい。
将来が、末恐ろしいです。


「いいわよ、食べて♡」


あらら、どうしちゃったんでしょうか。
小悪魔的な笑いを浮かべて、まさかの手のひら返し。
これは、いやな予感しかしません。

まんじゅうを食べてる姿が、日本一似合う男
陳念を筆頭に、むしゃむしゃと、夢中でほおばる小坊主たち
私のおまんじゅうが、食べられないのか?と
一休さんを脅して、一個つかませます。
それを見届けると、私は、帰るわといいます。

「和尚様には、私からうまくいっておくわ」

と、男たちを安心させて、
お寺の入り口まで去ります。
突如、振り返ると

「一つ残らず食べておきな
 和尚様に、いいつけてやるわ!ウフフフ」

結構、大きな独り言を言って
どこかへ行ってしまいました。
あっと!もう一人のヒロイン
さよちゃんが、この大きな独り言を聞いていました。
何言ってるのかしら?そんな様子です。

そのさよちゃんの元へ、一休さんがやってきました。
どうやら食べずに、さよちゃんに持ってきたようです。

さすがに、女の勘は鋭い。
おまんじゅうが、やよいからもらった物だと知った
さよちゃんは、食べかけのまんじゅうを落とすと
先ほどのやよいの大きな独り言は、
そういう事だったのか!
と一休さんに告げるさよちゃん。
鈍い小坊主たちは、大慌てであります。

さあ!お待たせしました。
一休さんの「とんちタイム」が始まります。
皆様は、頭の中でBGMをお願いします。

間もなく、和尚が帰ってきました。
おやっ?やよいが、いますね。
どうやら告げ口は、成功の様子です。
和尚に怒られる一同。やよい大成功であります。

「阿弥陀様が、食べました!」


これは、どうした事でしょうか。
一休さん、私たちは食べてません。
阿弥陀様が、食べましたと意味不明な反撃に出ました。


「仏様のお口に、あんこがついています!」


更に、一休さんは、証拠まであると畳みかけます。
素直に謝ればいいじゃないかと、筆者は思いますが。
だったら見せてみろ、と言う事で
一同、阿弥陀様の仏像があるお堂に行きます。

ああっと、何と一休さんの言った通り
仏像の口元に、あんこがついてるのでありました。

これは、一同驚きであります。
得意気になる一休さん。
ここで、一休さんを天狗にさせては、
為にならないと、和尚が反撃に出ます。

ここからは、和尚 VS 一休さん 
師弟による、とんちバトルになります。
和尚が、食べてない証拠を出します。

和尚が、食べたのは、あなたですか?
と聞いてから、仏像を叩くと

「くわーん、くわーん」

と鳴ります。和尚は、
くわーん、くわーんと言ってると
見事なカウンターが、さく裂であります。

一休さん、万事休すか?と思われましたが、
なんと、仏像を煮えた鍋に入れます。
説明が足りませんでしたが、小さな仏像です。

これは、お坊さんとしてどうなんだ?と
和尚が、たしなめる場面でありますが、

「たくさん、たくさん」

煮えて、ぐつぐつしてる時に出る音が
そんな感じに聞こえる、という事なのでしょうが。

陳念が引き分けだと言うと、怒るやよいは、
最初に食べたのは、お前だと暴露します。
一休さんも食べた、と言い出しますが、
食べてもいいと言ったのは、やよいだと
ブーメラン直撃で、可愛い仕草で
怒りながら帰っていきました。

そんなこんなで解決?したのかしないのか。
とにかく、やよいが大激怒して帰ってしまい
当然の如く、和尚にその後
仏様を、道具にした罰と怒られて、
全員で、本堂の掃除を命じられて
(一休さんにやらせて、他はみてるだけですが)

一休さんが、雑巾がけする中、
水の入ったおけにぶつかり宙に舞い
さぼってる他の小坊主たちの、
頭上にかかる所で、Aパートが終了なのであります。

(小坊主たちの声)

「一休!一休!一休!」

(横になってる一休さんが)

「あわてない、あわてない 
 私は一休。  ひとやすみ ひとやすみ」

と、ここで有名なあわてない~ひとやすみが
CM前のアイキャッチで、入るわけですが

「は~い」と、返事するのは、3話までお預けです。
2話のみ、私は一休が入るレアバージョンです。
ちなみに、このCM入り前のアイキャッチ
後半以降で、和尚バージョン、将軍バージョンと
あります。そこまで、この記事が続くかわかりませんがw


Bパート


Bパートは、金閣寺からであります。
そう、将軍さまの登場です。
ただ、まだこの頃は、愛されキャラでなく
シャープな怖い感じの、真面目な義満です。

余談ですが、最初の方は、色々と試行錯誤なのか
一休さんなんかも、お馴染みの愛くるしい感じじゃなく
なんとなく生意気だったり、絵柄も少し鋭い感じが
あったりで。そうそう、昔、ご覧になっていた方は、
聞きなれたやよいの声じゃなく、色っぽいので
少し、戸惑いを覚える事でしょう。

本編に戻りまして、
将軍さまが、新右衛門に一休さんの母親
伊予の局の監視を命じる所から幕開けです。

場所は変わって安国寺。
再び、やよい来襲であります。
今度は、父親の桔梗屋を伴ってやってきました。

桔梗屋の応援している、彫り物名人
「時麻呂」(ときまろ)
(すいません。役名とか出ないので
  漢字が違うかもしれませんが)

時麻呂の彫り物を持ってきて、
和尚に自慢します。
得意気な表情の桔梗屋とは
対照的に、やよいは何か
企んでるかのような様子であります。

小坊主仲間の一人が、
時麻呂は、
生きている龍を彫ったと言うと

一休さんは、そんな名人なら
おまんじゅうを彫ればいい。
そんな、手品師のような名人は嫌い。
私より下手な彫り物師・・・

「聞いたわよ!」

ああっと!ここでまさかのやよい登場!
聞かれていたのであります。
青ざめる一休さんはじめ小坊主たち。

してやったりの、策士やよいは、
父親に告げ口します。
さあ、我らが一休さん
突如、大ピンチを迎えます。

怒る桔梗屋に、問い詰められて
土下座すると思いきや・・・・

お待たせしました!本日2度目の
「とんちタイム」
です。BGMは、頭の中でお願いします。
ご存知ない方は、ポク、ポク、ポク
チ~~ンと頭の中で流して下さい。

ちなみに、有名なとんちポーズは
浸透してなくて、仲間たちから
気猪の目でみられて
「あいつ、またやってる」
などと、いわれてしまう始末。
まだ2話です。仕方ない。

おおっと!とんちタイム終了で
一休さんが、口を開くようです。
どんな答えを出すのか!
早速、聞いてみましょう。


「お受けします!
 まあ、私が勝ちますけどね。」


まさかの勝利宣言。
気が違ったなどと、仲間にいわれてしまうが
まんまと策謀にはまり、名人と対決する一休さん。


お題は、

ねずみの彫り物対決。

さよちゃんが、巨人の星の
星飛雄馬の、お姉さんのように
遠くの木の影から、見守る中
互いに完成したが・・・。

当たり前だが、名人の方が凄い。
一休さんは、もぐらのようだと仲間からも
いわれてしまうくらい、本当にお粗末。
誰もが、一休の敗北が決定的だと思われた時


「私の勝ちです!」


まさかの一休さんの勝利宣言に、
「こんなねずみがあるか!」と、
和尚をはじめ一同総ツッコミ。
至極まともな、大人の意見であります。


「いえ、確かにねずみです!
 人間の目には、わからなくても
 猫なら、ちゃんと分かってくれます。

 さよちゃ~~~~ん!」

さよちゃん「は~~~い!」

スタンバイしていた、さよと愛猫たまを呼び込みます。
抱かれていた、さよの元を飛び出すたま
なんと、驚くべき事に、一目散に向かった先は

一休さんのもぐら!


一同、驚愕(きょうがく)であります。
自らの勝ちを確信すると。
私は忙しい、みたいな事を言って退場する一休さん。
続けて和尚も、そそくさと帰ってしまう。

可哀そうなのは、彫り物名人である。
負けた理由がわからないで悩む中
桔梗屋からは、

「何が名人だ!」

などと、いわれてしまう。
やよいも、大激怒であります。
名人の彫った見事な
米俵に乗ったねずみが、悲しく映ります。

普通に見て、明らかにこちらの勝ちですが
今回は、相手が悪かったとしか言えません。
この名人の今後が、本当に心配です。

場面が変わって、安国寺。
帰ってきた、お馴染みの一同。
そんな中で一休さんは、ネタばらしするのです。

台所にあった、<かつお節>を拝借して
それで、もぐら・・・いや、
ねずみを彫ったのである。
たまが、飛びつくのは当然です。

最近は、あまりご家庭で使わないので
こう言われて、ピンとこないかもしれないですが
カツオを乾燥させると、木みたいにみえるんですよね。

それを、大工さんが使う<かんな>みたいので
削るのです。それとあら不思議、みなさんがお馴染みの
パックに入っている、あの、けずり節になるのです。
外国の方なんかは、この木はどこにあるのですか?
みたいに、知らない人には、木に見えるんですよね。

このアニメは、OPが始まる時に、
中央児童福祉審議会推薦とあるが、いいのだろうか?
こんな詐欺みたいのでw
詐欺ととるか?とんちととるか?
これから、200話以上もあるので
ここで、この問題で悩むと先に進めないので
このへんで、やめておきますが。
最後は和尚に、締めの言葉を頂いて終わります。


和尚「時麻呂どのには、
   ちと気の毒じゃったのお。
   ワハハハ!!!」


最後は、かつお節をなめていた、
たまが、「ニャ~ン」と鳴いて大団円。


第2話「まんじゅうとねずみ」 <おしまい>


さよちゃん
「一休さんっ!」

一休さん

「はーい!今日は、これでおしまい!
 また観てね~!」

ED「母上さま~♪」
(大人の事情で、各自皆様でお聞きくださいませ。)


あとがき


大変お疲れ様でした。長くて、途中でイヤに
なってしまいませんでしたか?
すいません、1話やらない代わりに
人物紹介いれたら、
何だか大長編になってしまいました。(汗)

最後までお読みいただいた方、
本当に、ありがとうございました。

見出し画像、一休さんっぽく見えますか?w
CanvaのAI使うので、作ったのですが
なんどやっても、日本のお寺が出なくて。
とんちポーズを指示したけど、
結局出来なくて、難しいもんですね。
っぽいな~って、伝わってるといいです。

3回目の記事になりました。
初めてこういうのに、挑戦してみたのですが
お楽しみいただけたでしょうか?
観たことある方も無い方も
なんとなく映像が浮かんできて
楽しんで頂けたらなと思います。

記事中に弥生ですが、やよいって書いた方が
何となくいい感じがしたのと、
同じくさよも、何となくですが、
さよちゃんってした方が、いい感じがしたので
これでいきました。今後、変えるかもしれませんが。

まとめたり、はしょったりしてる部分もありますので
そこらへんは、実際の映像でお楽しみください。
私の記事で、一休さんを昔観てた方が
また観て頂けたり、初めて知った方が
観て頂けたりしたら、うれしい限りです。

少し経ったら、また第2回をやるかもしれませんが
副題みたいなのは、つけるかどうかまだ思案中です。
今後何回やるかは、まだ決めてませんw
長すぎるので、最初だけに
なってしまうかもしれませんが。

最後に御礼を。1つめ、2つめの記事を
駆け出しの私にも関わらず
沢山の方が、読んで頂けて
スキまでつけて頂けたりして、
本当に、ヒデキ感激です。

おじさんギャグと
マニアックな内容とになりますが
今後も、皆様に読んで楽しんで
頂けるものが、書けたらなと思います。
また記事投稿した際は、よろしくお願いします。

大長編にも関わらず、最後まで読んで頂きまして
改めて、本当にありがとうございました。
では、また次の記事でお会いしましょう!



懐かしいやら、マニアックな内容やらですが、 もし、よろしければですが、サポートして頂けたら 大変、嬉しく感激です! 頂いたサポートは、あなた様にまた、楽しんで頂ける 記事を書くことで、お礼をしたいと思います。 よろしくお願いします。