引きこもりというネコを脱ぎ捨てたら、いろいろと制御が効かなくなった件。⑭
着物、和物、大スキです!
15回目のリハビリの帰り
いつもの?寄り道のため、Googleマップを開きました。一度、訪れたことのある美術館なので行き方は覚えていましたが、スタート地点が違うなら、ルートも異なるわけで・・・・・・。
ふむふむ・・・・・・ と確認すること3分。
最寄り駅から徒歩の部分に関しては、最寄り駅についてから再検索すればいいとスマホの画面を閉じました。
駐車場代が跳ね上がる自家用車に比べ、公共交通機関がとても便利なのは都心ならでは。乗り継ぎさえ間違わなければ、それほど待ち時間がかからないのもお気に入り。自宅近くのバスも見習ってほしいと思いますが・・・・・・ そのときは、とある美術館への期待でいっぱいだったので、4月にしては暑い日でも脚はさくさくと進みました。
そして訪れたのが、弥生美術館。
見惚れてしまう、久しぶりの衝撃でした。
実在していても何ら不思議ではない繊細な柄に加えて、イラストなのにカメラの顔認証率が100%なぐらい眼力が凄い。
現代的な鮮明な色彩なのに、どこか懐かしい気がして、1枚1枚、じっくりと眺めてしまいました。
どうしそて、リアルタイムの作画ではないのに違和感がないのか・・・・・・。
作品を描くまでの軌跡を読むと理解できます。
どうやら作品を描くまでに、時代背景やファッションの移り変わりを徹底的に調べ尽くしたうえで、オリジナル色をのせるのだそうです。
だからこそ、架空なのに現実が垣間見える作品になる。
その緻密さに、ついつい予定外の画集まで手を出していました。(上記の作品は、元々購入予定の代表作です) その本たちは一番目立つ本棚に飾ることで、薄い同人誌でありながら、短い映画を観た満足感を与えてくれます。
着物の本としては、5冊目。
どちらかというと、本より着物、着物より簪、簪より帯留めや根付の購入に時間を割いていたので、珍しいぐらい即断即決でした。
着物スキになった理由
ここまで熱く、飛ばしてしまいましたが「着物スキ」は明言していても、理由はお話ししていなかったような・・・・・・?
いつからかは定かではありませんが、和物は昔からスキでした。ただ、燻っていたものが爆発したのは、会社帰りに「大江戸骨董市」を訪れたからだと思います。
大江戸骨董市との出会い
この市を見つけたのは、「24時間勤務の明けに、ふらっと立ち寄れる場所」を探していたから。「東京国際フォーラム」は、私の通勤経路である東京駅直結で、時間帯も「毎月第1 ・第3日曜日の朝から」と、ドンピシャでした。
それでも最初は帯留めではなく、アンティークジュエリーや鉱石を探していました。が、2回目、3回目と回を増すごとに手にしたのは、簪や帯留めといった日本製のものばかり。
たくさんのテナントから、ひとつひとつ探し出すのがとても楽しくて、仮眠明けで寝不足気味なはずなのに、会場内にいるときだけは冴えていました。
反動で、帰りの電車の中で熟睡してしまい、最寄り駅を通り過ぎる残念さを冒すこと数回。それでも冷めずに通い続けているのだから、もはや病気なのかもしれません。
ただ、一期一会とはいえ、全部購入するわけにはいかないので、もうすこし心に余裕をもって探せたらなぁ~とは思っています。
そうして、着物そのものにも手をだしかけたその時、とあるウェブサイトを見つけたのでした。
つづく