介護職の身体性と言語を目の当たりにした日。
精神保健福祉士の和賀です。
同じ福祉職でも、何故か縦割りになっているのがリアル。社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士、それぞれ社会福祉学を基礎とした国家資格。
しかし、分野ごとで分かれていると私は感じることが多く、実際介護職の人たちとの繋がりや交流は今まではなかったのです。インド繋がりでその存在を知った三好春樹さん。こちらの本はとても読みやすくてオススメです。
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三好春樹さんを通じて、SNSで積極的に発信する魅力的な介護職の人たちを知るようになりました。特に発信がめちゃくちゃ面白くて、本質をズバリと言い当てて、時にほろっとさせられる温かい文章。この人には会いに行かなくてはと思わせる人。私は、会いたい人には会いに行くと決めているので、小林さんが企画した介護の1日研修に鹿沼に行きました。考えてみたら、介護がテーマの研修には初めて行きました。そして小林さん自身の研修のレポートnoteはこちら。
インド繋がりで知った三好春樹さんの講演を聞きたいのもありましたが、他の登壇者は私は知らない方ばかりという1日でした。
三好春樹さんの90分の講演は、久しぶりにえ?もう終わり?と、あっという間に終わりました。生きること、老いること、暮らすこと。難しい言葉ではなくそれでいて専門職として長くやってきた経験値も言葉に出来ること。そして、たくさんの言葉や言葉にならないものを受け取りました。こういう時にはいつも思いますが、受け取った感覚はじんわりと身体に入れていきたいと思いました。
午後の大井玄先生の講演も人生を重ねてきたからこその言葉の重みと、優しい言葉や雰囲気がありました。一番印象的だった言葉は、「目で触る」ことでした。みる事、視線のことを指していますが、ニコニコ目で触る、笑顔で相手をみることの効果を身体接触の1つとして語られていました。
これは本当にそうだなあと思います。目、目の表情はとても豊か。「目は口程に物を言う」という諺の通りだと思います。
企画者の小林敏志さんに初めてお会いしご挨拶をしました。なんかもう、笑顔が本当に素敵でした。年齢を重ねてもこの笑顔があるというのはちょっと凄いと思います。邪気がなく大井先生の言っていたニコニコ目で触る、を実践する人かもしれません。
小林さんをはじめ、登壇者の介護職の方々のパワーと明るさが、どこか懐かしく感じたのです。何でかなあと考えて寝たら、朝起きて。あ!前職の病院で出会った男性看護師さん達の空気感だと思い出したのです。身体で直接接触して、その中で感じることを言葉にしている。そして、明るくてユーモアがありネガティブなことをも包含していて、その上で肝が座るというか真正面から向き合う感覚です。大好きな奥川さんの本をまた読みたくなりました。
ソーシャルワーカーは、基本的には対象者への身体接触は少ないです。ここの違いが良い悪いではなく、あくまでも違いです。
介護職の介護職自身の身体からの情報量の多さを、言葉にできた時には最強な気がします。
では最強とは?ここは上手く表現できませんが考え続けたいと思います。
私はインドが好きなのに、日常では距離感が近いとか、基本は身体接触を苦手としています。でもインド含めて海外に行くと平気、という謎な状況があります。いつも思うのは、自分のことは自分が一番理解出来ていないのかもしれません。
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