自分の想い/夢の実現には、自分勝手が必要です
”本当の意味”でのリーダーは、リーダーシップについていちいち考えていないし、自分のことを「リーダー」だ、なんて考えていない、らしい。あくまで、他者がそう評価しているだけ。
という主張に出会ったのです。暇な日曜に好きな本をパラパラ読み返していたら。前にも読んだはずだが、ここの記憶はなかった。。。
そして、ヒューレット・パッカードの創業者であるデビット・パッカード氏の言葉が引用されている。世の中に嫌われ、揶揄され、あるいはカルロス・ゴーンのように一過性でコロコロ評判が地に落ちる経営リーダーが多い中で、確かにパッカード氏は世界中で継続的に愛され評価されるリーダーの1人かと思います。
ちなみに、アメリカ人が書いているから日本の著名なリーダーの言葉は稲盛さん他数名ぐらいであまり出て来ないです。
こんなことを言えるやさしい人が”本当の意味”でのリーダーですね、とのこと。そして、同時に、こんなリーダーはあるべきリーダーシップなんてことを考えているわけではないよ、とのこと。
で、ちょっと、しょぼんとしてしまったのだ。
だって、ボクはリーダーたるものはこうあるべき、リーダーシップとは何か、という類いを一生懸命考えているつもりで、社内や外部にOffJTやらで伝えたり、コンサルティングなるものをしたり、さらには”リーダー”をしているつもりだから。。。
ボクは、こんなことを考えているから、”本当の意味”でのリーダーでなくなってしまったのだ。。。あれれ。。。
まだまだ未熟だし、一生勉強なのだけど、でも、大好きな本にそんなことを言われて、心が沈む。
でも、その後の本で違う展開に。
一旦、しょぼんとしたので、次から次へと別の「好きな本」をパラパラとハシゴしたのです。そしたら同じ引用に出会ったのです。
ははーん。この「偶然」は「偶然」ではないな、と思ったのです。
このデビッド・パッカード氏の引用に2度出会えるとは、つまりこの言葉がたらい回しされている、ってこと。つまり、他にも”本当の意味”でのリーダーは存在するけれど、同じようなことは恐らく言っていないのでしょう(発見されていないのでしょう)。このような主旨の発言はデビッド・パッカード氏だけ、なのかなと。。。
だから、気にしなくていいのだ!
同じ分野の本を読んでいると定番的に引用される言葉ってあります。過去の偉人やリーダー、成功者の言葉や格言、神話や寓話。”同じ”ばかりが引用される。他の引用がない。
ということで、今度は「安心」!
この「偶然」は「運命」!
最初の本で辞めずに、パラパラ他の本を見ていると再び出会ったということには「意味がある」。
引き続き、一生懸命にリーダーはどうあるべきかや、リーダーシップとは何か、を考えて、仮説して、現場で実践して、仲間に伝えて、お客様に伝えたらいいよ、ってことかなと(前向きに楽観的に鈍感力を発揮してそう思い込む)。
そこで、今日は本をパラパラするのを止めたのです。心が落ち着いたので、マイナスな情報が入らないように。自分に都合良くするために。
人生で、他人にしてみれば小さなコトだけど、自分にはとっても気になる大ゴト、が時にありますね。
で、自分の想いにマイナスであれば、それはテストと思おう。試練と捉えよう。その自分の想いが、本当に、誰が何と言おうとも、心からがんばってやりたい想うことなのかどうか、テストされているのだ。だから、気にせず、乗り越えたらいいのだ。
逆に、自分の想いにプラスのことであれば、素直に受け取ればいいのだ。背中を押してもらえていると。世の中だいたいみんな背中を押してくれていると。
うーん、なんとも偏った思考? 自分に都合良すぎ? 自己中心的? 自分本位? 自己肯定強すぎ? 自分勝手? 利己的? 恣意的? 独り善がり? 客観的に見られていない?
そうかもしれないけど、そうでないと物事は続けられないですもの。周りには止めろ誘惑がたくさんですから。
止めるの簡単。続けるの大変。
自分の想いを貫くにはまぁ自分に都合良く捉えるので良いのかな、そう思ったのでした。
お読み頂きありがとうございます。
(v9_47)