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教えて下さい35:競合分析はそんなに重要?正直、誰かも分らないなんてダメ?(v5_もぐらさんの悩み)

8月5日。土曜日。あれ、オフィスに行くともぐらさんが。会議中かな。土曜日に?「セミナー受けているんですぅー」と小声で。勉強熱心ですね。良いことです。気づきがあるといいですね。

で、2時頃に、もぐらさんがやってきた。「のっく、のっく。お昼、もう食べました?」。残念ながらもう食べていた。そしたらタリーズでサンドイッチ食べるので一緒に、となって、で、セミナーで言われた競合分析の話をしてきた。「この会社でも、前の会社でも、競合分析って、しているようでしていない気がします。競合ってそんなに大切かなぁ。誰かに左右されず自分達がやりたいことを貫くのはどうなんでしょう。」

コンビニやスーパー、百貨店(デパート)に行くとおもしろい。似たような製品が、品質表示では同じ「名称」の異なるメーカーのブランドが隣同士でそこかしこ。誰かが始めて誰もが真似する。自販機も面白い。大概、品揃えは似ている。自販機ごとでメーカーは違うけど。コンビニ自体もそうだ。セブンのおにぎり・弁当は別格ね、なんて声もあるけど似ている。近くのローソンを無視して、遠くのセブンまで行くことは特別な理由が必要だ。近所同士ならセブンに入るけど。ということで、先行する競合を真似して(フォロワー戦略ってやつ)、皆で市場を一緒につくる。自分だけ製品が独自過ぎだと、先行利益なんて言われるが市場が創られないと困った話。

だけど、自分達は競合分析がおろそか。そもそも競合って誰だ?自分でもわからない。過去に競合会社が明確な業界に勤めた時もあった。競合と同じコモディティサービスを売る。法律に基づくサービス。だから皆が全く同じ品質。違いは価格と納期。競合の価格と納期は調べるが、これは競合分析と偉そうに言えることなのだろうか。年に1回、数年に1回調べるぐらい。意図的に調べなくてもお客さんと会話していると自然に知る。

野球、サッカー、テニス・・・・チェスに将棋・・・・なら競合を調べる。分析する。でも、ゴルフやサーフィン、スキー大回転、ハーフパイプ、ボーリング、ダーツ、陸上・・・。相手の存在は、とても重要だが、競合を真似する、あえて差別化する、という意味ではなくて、相手は相手、自分は自分、相手に左右されない、という意味で大切だ。前者か後者か。ビジネスは業界、事業内容によるのか。。。競合がどうであれ自分達のビジョンを大切にしたいものだ。

今日の悩みは ”ビジョン・目標を達成するに競争相手は十分に分析すべき研究相手か、いやいや、自分達が何をしたいかが中心で、競争相手は無関係か?”。

案1:
程度問題だが、誰かを真似するのが人間だ。同じ業界の直接の競争相手だろうと、異業種だろうと。真似しないことはありえない。大いに真似しよう。真似するってことは、つまり、同じではなく、違うってことの裏返し、なのだから。気にせず真似て効率的に事業すべき。競争相手を広く捉えて分析、学び、真似して、時に差別化して。あるべき戦略立案のステップ。

あるいは

案2:
競争相手は、競争相手で日々、事業している。不変ではない。例えばある1週間、競争相手を分析して、だからなんだ。もう過去の話。あるいは、自分達のビジョンは競争相手によってころころ変わるのか?そんなことはない。潜在株主は言う、金融機関は言う、あなたのビジネスの差別性はなんですか?必ず聞いてくる。始めて話すひとは必ず聞いてくる。猫も杓子も聞いてくる。テキトーに答えるが、正直言うとわかりません。そういう金融機関さんの差別性はなんなのだろう。なぜか競合が気にならない。自分達は自分達のビジョンに向かって進んでいるだけだから。

ま、案1でも案2でも、どっちでも良いかな。ひとそれぞれ。第3の選択肢もありえる。人生に「正しい答え」無し。皆様はどう思われるかしら。

大切なのは:
1.
どっちか悩む/どっちもあり/変化する、そんな自分を知ること
2.そして、自分と違う他人がいても、差別せず受け入れること
3.そして、大切な家族/恋人/仲間が悩み、辛く感じるその時に、案1、2のどっちがより心を落ち着かせ、安心させられる温かい言葉になるかを考えてプレゼントすること

そんな風に思ったりします。

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