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ボクともぐらと 27_リーダーたるもの、ジキルとハイド、多重人格であるべき?

ボクはもぐらさんからボクと呼ばれ、もぐらさんはボクからもぐらさんと呼ばれる。会社の同僚。「ぼくモグラキツネ馬」(絵本・寓話)を読んで、見て、感動して、そういうあだ名になりました。やさしいひとになり、やさしいひとになり続けることが夢の2人が、いつか、やさしいリーダーとなり、やさしい組織を作っていこうと約束し、日々、一歩一歩学んでいく物語

もぐらさんのところに行ってみた。いつもはもぐらさんがボクのところに来てくれる。「のっくのっく、もぐらさん、こんにちわ。お疲れ様。お元気ですか?」「あ、お疲れ様です。のっくのっく、真似しましたね。コーヒーおごってください。専売特許侵害です。で、今日はどうしたのですか?こっちに来るなんて。」「あ、一応、MBWAを標榜しているから歩き回っているのよ。」「あ、でしたね。Married, But Widely Available!!!でしたっけ。ビックリマーク、10個?10本?ぐらいでしたよね。しかし、この英語正しいんですか?」「あ、う、わからないです。し、そんなことボク言っていないです。。。」

「ところで、もぐらさん、”経営者として大成するひとは、悪いことができて、悪いことをしないひとだ”。って言い回し、どう思う。」「突然ですね。悪いことは結局しないのに、悪いことができるって、誰がわかるんですかね?。悪いことを知っている、ということかしらね。でも、当然、良いことを知っているひとはその逆の悪いこともわかりますよね。表があれば裏もありますから。わざわざそんなに悪い悪いって表現しないで、”誠実なことがわかって、誠実なことができて、誠実なことをしているひとが、素晴らしいリーダーだ、とかで良くないかしら。なんで悪いことにフォーカスするんですかね。フォースを信じるものをダークサイドに引き込もうとしているのかしら。だから答えは、この言い回し、嫌いですー。」

うーん!もぐらさん、さすがです。こういう答え好きです。確かに、悪いことを結局していないのに、悪いことがどうしてできる、ってわかるのかしらね。それに、悪いを知っているなら、その逆の良いもわかりますものね。なんて”悪”にフォーカスするのかしらね。

経営者ってなんか悪くないと務まらない的な雰囲気ないかしら。それが経営者だ!って思考無く単純に思って、その立場になっているひといますね。会ったことあります。でも、その場合、その方は”リーダー”ではないかな。ボぐら(ボクともぐらさん)の想う、リーダー=やさしいリーダー、ではないかな。単に立場が経営者とカテゴリーされているだけですね。リーダーではない。

経営者は多重人格じゃないと務まらない。」なんてことも聞くけど、なんだか、これも違和感があるなぁ。日本語の問題かもしれないけど、暗い・怖い・悪い・嘘つく的なマイナスイメージ”も”つきまとう(ボクだけ?かも?)。そうではなくて「リーダーには多様な能力が求められる。その多様な能力の源泉である性格も多面的である」とかがよりボクには正しく聞こえる。(ちなみに心理学とか教育学とかの、人格、性格、個性、パーソナリティ、コンピテンシーとかの正確な定義はわかりません。)

リーダーに大切な:
・熱く真剣に仲間にビジョンを語る力
・静かに細かく丁寧に計算書類を眺め違和感を探す力
・悩む社員にやさしく寄り添い希望を与える力
・わかりやすくキャッチーな言葉を巧みにスピーチ原稿を書く力
・製品・サービスの各タッチポイントのデザインを感性で直感で改善してより美しく共感されるものに仕上げる力
とかとか。確かに、本当にひとりでできるのぅ?って思う色々な能力・性格が求められる、とは言える。もちろん、リーダーにすべてが備わっているわけではないから、仲間と助け合って夢を追いかけるのだけど。

いずれにせよ、ボクともぐらさんの結論は、リーダーはジキルとハイドではない。多重人格(裏表、嘘、悪、恐怖、暴力的みたいな要素を含むなら)でもないと思う。リーダーは、思いやりがあり、誠実で、正直で、弱く、愛があり、高潔で、前向きで、明るく、笑顔で、自信があり、情熱があり、挑戦心があり、忍耐力があり、諦めない。これを時と場合で意図的なのかナチュラルなのか、使い分ける。「多重人格」という言葉は、なんか合わない気がする。

だから「リーダーとして大成するひとは、やさしくて強くひとだ!」で良いのじゃないかな!

”いちばん強かったのはいつ?” 弱さをみせることができたとき”」(「ぼくモグラキツネ馬」より)。うん、弱さを見せられる素直で強いリーダーになりたい。

”助けを求めることは、あきらめるのとはちがう” 馬はいった。”あきらめないために、そうするんだ”」(「ぼくモグラキツネ馬」より)。うん、諦めないリーダーになりたい。

”みな、なにかをこわがっている”馬がいった。”でもいっしょなら、こわくなくなる”」(「ぼくモグラキツネ馬」より)。うん、怖がりで、仲間を素直に頼るリーダーになりたい。

”涙がでるのはきみが弱いからではない。強いからだ”」(「ぼくモグラキツネ馬」より)。うん、涙を見せてくれる強いリーダーになりたい。


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