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ボクともぐらと 14_ 社員に関心ないならリーダーじゃない?1人で事業すべき?

やさしいひとになり、なりつづけることが夢のボク。リーダシップとはやさしさとその裏返しの強さがもたらすと信じ、やさしい会社・組織づくりを目指している。同僚のもぐらさんに支えてもらいながら。「ぼくモグラキツネ馬」(絵本・寓話)が大好きな2人が日々学びながら目指す場所に一歩一歩近づく物語。

今日は、もぐらさんがいない。リモートかな。お客様訪問かな。チームが違うので詳細は把握していない。他のメンバーにも今日は会っていない。。。リモート原則だから。。。ひとりぼっちだ。お昼はコンビニのチャーハン。なんか寂しい。ボクはいちいち気になるタイプ、みんな元気に楽しく仕事しているかな。うざいかな。。。でも、それでいいのかな、と思っている。

MBWA (Management By Walking/Wandering Around)という言葉が好き。英語・カタカナのビジネス用語はどうも嫌い、なんだけど、ま、シンプルで、キャッチーではある。人に伝えるに、伝わりやすい・覚えやすい・意味を思考しやすい。ある意味、ブランド名。脳みそのフックになる。

で、MBWAの意味は、色んな現場を歩き回って、見て・肌で感じて、仲間のに会って、元気かな、お話聞いて、課題・悩みないかな、あれ、これ大丈夫かな、みたいなこと、人間関係をつくること、と思っている。いいね、ぶらぶら歩きマネジメント。マイクロマネージとか、小言を言うのではないよ。信頼して任せているので見守るイメージ。

会社作って8、9年ほど経営していたときがあって、現場が、皆が、気になって気になって、歩き回っていた。机に座ってばかりで、今だとリモートだからと、社員と直接会って交流しないのがどうも苦手。ボクはどうも接したくなる。うざいかな。。。でも、ボクの個性と許して。

”他人のことに関心を持たない人は、苦難の人生を歩まねばならず、他人に対しても大きな迷惑をかける”、って、「嫌われる勇気」でおなじみのアドラーさんの言葉(らしい)。うーん、リーダーってものは、他人あらため社員、部下、仲間のことが気になるものじゃないのかな。

「株主のために利益と価値を生むこと。ほかのすべては重要ではない。」「会社から最短期間で最大限の利益をしぼりだし、さっさと早期退職して」常夏の国へ向かう。これはビジョン有るリーダーではないし、そもそもリーダーではない。と、ある本に書いてあった。「ビジョンあるリーダーは常に思いやりがある」とのこと。

一方、リーダはやさしくてはダメだ。タフで、強固で、主張的で、独裁的で、厳しくなければダメだ。恐怖政治的な。更には、リストラへっちゃら。嘘へっちゃら。騙すのへっちゃら。裏切りへっちゃら。法律ぎりぎり・グレーは白だ思考もへっちゃら。こうでなければ務まらない、という声もある。わからない。ただ、ボクは惹かれない、好きじゃない、ボクのスタイルではない。

部下が、たまたまその職場では部下となっているだけのひとりひとりの多様性ある個性が、本当に望んでいるのは、タフで強固で主張的で独裁的、ではなくて、自分を人間・個性として尊重してくれて、思いやりをもって、大切にしてくれる、そして魅力あるビジョンを示してれる、そういうリーダーだと思う。というか、これをリーダーと言うのだと思う。

ひとりひとりへの、ささいな思いやりの連続が、組織として大きな結果を生み出す、はず。

自分のことを気にしてくれている、大切にしてくれている、成長させようとしてくれている、そういう信頼できるリーダーのもとだから一致団結できる、はず。

一緒に居て安心、付いて行って安心のリーダーの近くで働くことが、本当の意味での、真の”安定”した職場、のはず。

地球に生命が誕生できたのはとてもとても偶然らしく、10の4万乗分の1らしい。もっとわかりやすく言うと「廃棄置き場の上を竜巻が通過したら、ボーイング社の大きな飛行機が出来上がる」ような確率。あるいは「25mプールの中にバラバラに分解された腕時計のパーツを投げて、ぐるぐる水を回したら、水の流れで時計がもとの状態に出来上がる」ような確率、ですって。よくわからないけど、かなりとっても奇跡ということですね。

そんな奇跡を経て、歴史上、地球上、宇宙上にひとりしかいない、それぞれの仲間・部下・同僚などの社員のこと、気になってしまわないものかしら。大切に思えないかしら。

「きみの存在は代わるものがなく、とても愛されていて、この世界にはきみにしかできないことがある」(「ぼくモグラキツネ馬」より)

社員の中には嫌な奴、出来ない奴、空気読めない奴、失敗ばかりの奴もいる。だから、みんなを大切になんて思えないね。そもそも社員なんて自分の給料と他人の給料と人事ごとにしか興味ないよ、という声もある。。。

リーダーであれば、社員批判は自分批判と同じ、かなと思う。「リーダーシップはフォロワーシップより常に先」。「すばらしいリーダーシップが発揮され、すばらしいフォロワーシップが現れる」。職場の部下や仲間を批判したくなるのは、自分にリーダーとしての魅力が無いからカモ、リーダーシップを発揮できていないからカモ、自分が社員のことを大切にしていないからカモ。MBWAしてみんなとつながって、豊かな関係を築けたらいいね。

今の時代は、MBWAではなくて、MBZA?(Management By Zooming Around)かもね。。。ボクは苦手。あ、でも慣れないとかな。成長しないとかな。

いずれにせよ: ”なぜぼくたちがここにいるのか、わかったきがする”ぼくはささやいた。”ケーキのためかい?”モグラがたずねる。”愛するためだよ”ぼくがこたえると、馬がつづける。”そして、愛されるためだ”。(「ぼくモグラキツネ馬」より)

”きみたちといるこのばしょも、うちだとおもっていいかな?”(「ぼくモグラキツネ馬」より)

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