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悩む選択 v2-66:歯車。しょうがない。必要な分だけ最低限回る vs 給料以上に回ってやる。歯車から脱出だ。

今日の悩み:
A.サラリーマンは、一定範囲で、会社の歯車。だから、なるべく言われたこと、やるべきことだけで、歯車の範囲を増やさないほうがよい。

B.サラリーマンは、一定範囲で、会社の歯車。だから、なるべく言われたこと以上、やるべきこと以上、給料以上のことを、自発的に行動する。それこそが歯車ではない、ということの証明だ。

移動の時間がうまく調整できず、オフィスに戻れず、カフェで仕事(会議)。コロナになってから許されるカフェでの会議。便利です。で、お昼も食べていなかったので、サンドイッチとコーヒー。

で、トレーに乗ったコーヒーを運ぼうと思ったら、使い捨てのおしぼりにかわいい絵が。冒頭の写真です。

「あれ、この店だけこういうプリントがあるのですか?」。チェーン店で、他の場所では何度も入ったことありますが、他の店では見なかったので。他の店どころか他のカフェでも見たことが無い。

「いえ、時間があるときに私が描いているのです。」とのこと。マスクで眼だけ見える女性が、にっこり。よく見ると確かに油性ペンで描いたものでした。

「あ、そうなんですね。かわいいですね。いやされますー。」って伝えて、「本当ですかぁ、ありがとうございますー。」ってやり取り。

今から人が使うウェットの紙おしぼり。それに絵を描くということは、べたべた触っていたのでしょ? 手は洗ったの? 消毒したの? 油性ペンの黒も赤も、両方ともに除菌してあるの? なんてことを指摘するひともいるかもしれません。

ボクは、なんかほっこりしたし、対応してくれた店員さんと会話ができて、楽しかった。バタバタ移動している中で、ちょっとした、やさしいコハレ気分でした。ほっこりしたので、心も落ち着くと、外の景色が自然に入って来て、穏やかな気候・天気で、気持ち良い秋の日だったことに気付きました。

空いている時間に、自発的に絵を描いているらしいです。今日は何の絵にしようかな。昨日と同じじゃつまらないな。気づきはないかな。明日はどうしようかな。どういう絵を描こうか日々の生活で思考する時間が増えて、いろんなアイデアが見つかるはずです。

気づいたら、紙おしぼりの絵で有名なカフェになるかもしれません。お客さんに喜ばれる他のコトに発展するかもしれません。創意工夫の連鎖が起きるかもしれません。

何かを自らに実施すると何かが社会から返ってきます。そういうもの。

カフェは繁忙時間と閑散時間が明確にありますね。もちろん立地によりますけど。繁忙時間に向けての仕込みや準備のルーティンをしても空く時間がありますね。

ぼぉーっとするか、こっそり携帯を見るか。そうではなくて、なんかこのお店をより良くするためにできることはないかなぁ。主体的に、自主的に、自発的に、アレコレやってみようかな。よしやろう。

歯車だけど、歯車じゃなくなる。大きな歯車になるのか、違う歯車になるのか、歯車じゃない何かになるのか、比喩は何でもいいけれど、自ら、自発的に、主体的に、自主的に、お客様や社内の仲間に喜んでもらえるかもしれない何かをしてみる。

サラリーマンでも、自分が創業・経営していても、個人事業主でも、社会に属しているならある程度、歯車ですね。上司にあれやれこれやれ。いつまでに。お客様からも。役所からだって。言われたことだけやっていたら機械みたいなもの。歯車。でも、自ら考えて、プラスオンしたら、歯車だけど歯車じゃない。

この「Thank You!!」と「笑顔のコーヒーカップ」、ボクはとっても好きですね。

「私は、終身刑を言い渡されて悶々とした日々を送っている服役囚などでは決してない。私は今、自分自身を完璧に自由の身にできる、確かな鍵を手にしている。私がなすべきことは、熱意と主体性と愛を駆使して、今の職場で可能な限り良い仕事をすることに努めることである。それによって、やがて私の足からは、すべての足かせが脱げ落ちるだろう。」

「私は、歯車の歯の一つなどでは決してない。私は大車輪なのだ。そして私は、それを証明しなくてはならない。いったい、どうやって? 自分が、今受け取っている賃金よりも遙かに価値のある人間であることを、行動で示すことによってである。

「あなたに成功をもたらす人生の選択(オグ・マンディーノ著、PHP研究所)」からの言葉です。

自らの”心”のために、他人や会社のためではなく、自身のために、自らを歯車な状況から、歯車でなくすためには:
・自発的、自主的、主体的に
・会社や組織や上司が決めた私のやるべきこと以上のことを、
・会社や組織や上司が決めた私のやるべきこと以外のことを、
・且つ、お客様や社内の仲間が喜んでくれそうなことを
実施すること、だと思います。

カフェの店員さん。ステキな時間をありがとうございました。

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