ボクともぐらと 49_言葉?行動?スキンシップ?価値観?4つのどれを重視?
ボクともぐらさんは会社の同僚で、やさしいひとになり、そうあり続けることを夢に持つ。ついでに、リーダーたるものはやさしく・強くなければならず、「やさしいリーダー」になろうと互いに約束。ボクともぐらさんの人生の書である「ぼくモグラキツネ馬」(絵本)から気づきを得ながら、一歩一歩進もうね、としたその小話集
先日、ボクの大学時代の留学友達(日本人)と久しぶりの再会。スタンフォードの先生だって。すごいね。で、10年ぶりぐらいの再会かな。で、どうでもいい話なんだけど、久しぶりに、まじまじと見つめてお話を聞いていたら、「ジョセフ・ゴードン・レヴィット」に似てない?って思いついたのです。アメリカの俳優さん。トム・クルーズには至らないけど比較的有名なひと。ご存知かしら。。。
で、彼は「ジョセフ・ゴードン・レヴィット」を知らなくて、検索して、とても喜んでいた。「最近で一番うれしいよ!」って。彼はとってもまっすぐで素直で、ま、おこちゃまみたいなひと。でもスタンフォードで研究して教えているのだものね。同席していた他の仲間も「似ている!似ている!」ってことで。ニコニコ喜んでいました。
3密回避もあるし、長居はダメね、ということで、早めにおひらき。帰国する前にまた会おうと、握手しハグしてお別れ。あ、ひとと握手したの、ハグしたの久しぶり。「なんか、久しぶりのハグでとてもうれしいよ!」って言ったら、「だね、2人のハグは10年ぶりだものね!」って男同士で。昔からの仲間と楽しい時間。
話変わって、「希望をはこぶ人」(アンディ・アンドルーズ作、ダイヤモンド社)に、ふむふむ・なるほど、って表現を思い出してその紹介です。本が今手元にないからちょっとうる覚えですが。
ひとによって、自分を大切にして欲しい相手に強く求めること、が違っていて、どれも重要なんだけど、よりどれを強く求めるか、傾向がある、とのこと。以下の4つのどれか。
1.言葉
2.行動
3.スキンシップ
4.価値観の同一性
言葉: ありがとう、とか、がんばっているね、助けるよ、お手伝いするよとか、「ジョセフ・ゴードン・レヴィット」に似てるね、とか、感謝や褒め言葉など、これらを言ってもらえることを強く求めるひと。
行動: 助けるから言ってね、手伝おうか、などの言葉だけではなく、自発的にいちいち許可をとらずともお手伝いしたり、知らない間に対応しておいてくれたり、すすんで荷物を持って助けてくれるなど、行動してもらえることを強く求めるひと。言葉だけでは満足できません派です。
スキンシップ:「ジョセフ・ゴードン・レヴィット」との握手じゃないけど、握手やハグをしてきてくれたり、疲れてそうだったら肩を揉んでもらえたり、頭なでなで、とか。感染対策で最近しずらくなっていることだけど、好意を示す色んなレベルでの触れ合いを強く求めるひと。
価値観: 言葉や行動の背景になる基本的な考え方・好き嫌い・望んでいること、心地良いことなど、いわゆる価値観が相手と自分が合っていることを強く求めるひと。
だから、行動を求める奥様/旦那様には、ごはんありがとう、掃除ありがとう、なんての言葉だけで感謝を伝えたり、やさしいだけではダメ。実際に掃除もお皿洗いも洗濯も自発的にお手伝い(行動)しないとダメ。心は充足されない。
価値観の同一性を求めるひとと仲良くなるには、当然それが同じじゃないとダメなんだけど、難しいらしい。いつもがんばてくれてありがとうと感謝し(言葉)、ご褒美にディズニーランド一緒に行こう・おもしろい映画があるから見よう!ってお手々つなぎながら(スキンシップ)行っても(行動)、そもそもディズニーランド好きじゃないし、相手は感動してたこの映画を自分は感動しなかったし(価値観の同一性が無い)、では心は充足されない。うまく行く相手になりにくい。
なんとなくわかりますよね。4つとも大切だし、どれも求めたくなる。けど、どれかと言うとあなたはどれ重視?って話のようです。
会社で・組織で・チームで考えると、「3.スキンシップ」は、ま、求められない、というか、昨今はこの手のことをすると”危険”だから、無いかなと。昔は、ボクも会社で愛情もって殴られもした、握手やなでなでもあった。今の時代は無理。やるなら度が過ぎず、あるいは、こっそり、ですね。
同じく「4.価値観の同一性」も、組織では、”違うこと”に価値があると思うから、無いですね。価値観が似ている者同士だと会話も合うし、仲良くなって、協調性が高まる。近くにぜひ居て欲しい存在です。1人は必要です。ただ、正反対の人と組む価値、タイプが異なる人と組む方が効果的という研究結果もあるそうですし、多様な価値観は、ビジョン・想いを実現したり、日々の課題を解決するための力の源泉とも思う。だから、職場で同じ価値観の人は居て欲しいけど、みんなが絶対に同じである必要は無いですね。
そうすると、会社・組織では、1.言葉と、2.行動で、円滑な関係・大切に思い合う関係を作るのが良いと思いました。
挨拶の言葉、気遣いの言葉、感謝の言葉、褒める言葉、気づきを与える言葉、教える言葉、癒やす言葉、鼓舞する言葉、理解を示す言葉、共感・共鳴を表す言葉、笑顔にさせる言葉、とかとか。
助ける行動、引っ張る行動、共に挑戦する行動、一緒にいる行動、成長させる行動、同調する行動、笑顔、とかとか。
組織のあの仲間は、言葉派かな、行動派かな、なんて、わからないですよね。観察してもわからないし、本人に聞いてもわからないだろうし、都度、変わりえるかもだろうし、この手の性格判断はなさそう。
だから、組織では、誰に対しても言葉と行動の両方に気をつけながら、相手思いで使いたいですね。ボクらの思うやさしいリーダーは、気遣いと行動のひと。だから、やさしい言葉とやさしい行動、巧みになりたいです。
最後はいつも「ぼくモグラキツネ馬」より:
「”ふりおとされても、わたしがたすけるだいじょうぶ”」
「”すきなことわざは?”とぼく。”あるよ”ともぐら。”なに?” ”うまくいかないときは、ケーキをたべよう” ”そっか。それでやりなおしたら、うまくいく?” ”いつもだよ”」
「”キツネはぜんぜんしゃべらないね” ぼくがささやくと、馬がいった。”そうだな。でもいっしょにいることがすてきじゃないか”」
「”オイラほんとは、みんなのことがだいすきだってつたえたいんだ”」
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