ボクともぐらと 42_やさしいリーダーが持つ10種の二律背反
ボクともぐらさんは、会社の同僚。2人はそれぞれに「ぼくモグラキツネ馬」という絵本に感動し、毎日繰り返し読んで勇気ももらい、恥ずかしく密かに心に持っていた「やさしいひとになり、あり続けるという”夢”」を元気に表明することで、偶然出会え、ついでに、やさしいリーダー、やさしい組織づくりをしようと一緒にがんばることにした、その学びの徒然草
「のっくのっく」。あ、もぐらさんがやってきた。「お疲れ様です。ぼくさん。お元気ですか。いつもセブンに行っていたんですが、ローソンの方がコーヒーとかのメニューが多いことをこの間、知りました。カフェモカとかココアとか。おごってみたくなりませんか?」
「あ、、、はい。そうですね。じゃ、コーヒー飲みに行きますか。」「やっほ!ありがとうございます。」ということで、ちょっとお散歩です。夏ですね。でも、風があります。
で、歩きながらの雑談。でも、職場ってこういうことがとても大切だと思います。業務内での議論のみならず、挨拶や雑談。MBWAとMBIT(management by wandering/walking aroundとmanagement by idle talkです)。後者はボクの造語。
「でね、さっきまで会議だったんですけど、一言もしゃべらず、あ、一言しゃべったのですが、あえて反論したのですがスルー。スルーって。。。なんで参加を求められたのかしら。ま、こちらのやる気もなくなったので、その後あえて議論しなかったのですが。」
難しいですね。まず、異論・反論は常に良いことですね。常に。その可能性の確からしさが反論のお陰でより高まります。反論があってもやるべきか、も吟味できます。でも、スルーするのはよくないですし、スルーされて諦めるのか、ってものあります。が、その議題に対する自分の役割の重要性によりますね。助手席だったらウトウト寝ますが、運転席ならそうは行かないですものね。
会社では、自分がいらない会議、起きえますね。特に、「あいつもこいつも会議に参加させちゃえ」マインドの上司がいると。どっちもありですが、ただ、ボクは最小限派です。なので、後で不参加だった人を巻き込む必要がでて、情報共有の手間がかかりえます。自社側が1人参加で”言った言わない”問題や、”わからない・判断できないので持ち帰る問題”が起きえます。でも、それでも最低人数が好きです。真剣になり、自分ごとになり、準備し、考え、目的達成度が高まるかな、と思うからです。ま、判断ですね。
会社って、ひとの集まりって、色んな二律背反、というのか、あっちをとればこっちをとれずは起きますね。そもそも事業なるものがリスク・リターンですね。コストと品質、ローソン行けば同時にセブンに行けない、みたいな?。冒頭の写真のように繋がった2つのリングを2人でつけられない、ように。思想としてもそうです。ボクが真剣に信じている「やさしさは強さだ。強いからやさしくなれる」、も、変な言葉のペアかもしれませんね。
ボクが過去いろいろ経験して、いろいろ考えて、こうなりたいと思っている好きなリーダー象が以下です。ご参考。ある意味、意味不明かも。
ボクのなりたいやさしいリーダーは:
1.徹底的にやさしく、徹底的に強く
2.熱い想い・ビジョンを、静かに語る
3.仲間を信頼するが、期待しない
4.個々人を成長させ、会社も成長させる
5.効率大好き、会っての雑談も大好き
6.未来に希望を持ち、目の前は現実的
7.とても臆病だけど、変化・未知への挑戦心を持つ
8.怒らずに笑顔で指導し(叱り)、甘やかさずにいっぱい褒める
9.個人主義をベースとした、絶対の利他主義
10.仲間を家族のように大好きになり心配するが、他人は他人
どうだろう、なんだかがなかなか魅力的なリーダーに見えないかしら。むずかしそう?
「”生きていると、嫌なことばかりが目に入る。それでも、世界は、想像もできないほどの愛にあふれている”」(「ぼくモグラキツネ馬」より)
「”おぼえたことをぜんぶわすれさせちゃう学校があったらいいのに”」(「ぼくモグラキツネ馬」より)
「”正直にいうと、オレにはおもしろいはなしなんてできねぇんだ” キツネがうつむくと、馬はいう。”いつだって、正直なのはおもしろいことさ”」(「ぼくモグラキツネ馬」より)
「”オイラはとってもちいさい” モグラがいった。”そうだね” ぼくはモグラをだきあげた。”でもきみがいると世界はでっかくかわる”」(「ぼくモグラキツネ馬」より)