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教えて下さい100:リーダーは人が好き・仲間が好き・仲間とのビジョンに向けた面倒なプロセスが好き?(v5_もぐらさんの悩み)

10月9日。月曜日。一回り以上先輩のなかなかリッチなご近所付き合いの方とごはん。

クリニックしながら不動産も20近く所有・運用。
フェラーリなどの車も6台持っている。

うひゃぁー、です。でも、普段の生活は質素なんです。つまり消費に興味は無く、お金は投資に使っているのです。所有するマンションの設備で問題があると、自分でかけつけ修繕。今日も、床下に潜って匍匐前進で、泥だらけ、ですって。クルマもクラシックだったり、量産数が限定的なクルマで、買うけど乗らず、最低限の整備で置いているだけですって。フェラーリは赤だよ。買うなら赤!とのこと。そして、怖がりで、慎重で、すごい調べるよ、意思決定まで、とのこと。だからどんどん増えるのですね、お金が。ご馳走してもらっちゃった。

お金を得たら、消費して高級ファッションブランドとかアクセサリーとか高級レストランとか、そんな方向に走るのが一般的ですが、彼はそんなことは興味無し。あくまで投資。彼のファッションは、お世辞にもイマイチ?

そんな彼から「会社・組織・リーダー」についてお話があった。ボクにとっては素敵なお話だった。

「借金がいいんだよ。銀行は担保を求めるけど、最初に担保にできるものをうまく得られたら、貸してくれる。利率1%だもん。それより利回り良くて資産が目減りしないモノに投資するんだよ。レバレッジ?とか言うやつ? 不動産とかフェラーリとか絵画とかワインとか。会社を興すのも有りだよ。上場しなくても稼げる。

でもね、会社はね、人間の集団なの。土地やマンションやクルマ、ワインとは違うの。生身の人間なの。気持ちがあるの。感情なの。だから、会社を興して、社員にやらせて、自分は何もしないで悠々自適、は無いの。

ここを勘違いしている社長、リーダー、創業者が多い。部下を犠牲にして、自分の利益を得ている大馬鹿者がたくさん。ジャニーズとかビッグモーターとか、多くの中小がそうだよ。

会社はね、やっぱり組織を率いるにはね、ひとが好きで、仲間を成長させたいってマインドが無いとうまくいかないよ。ひとをこき使って支配して自分に利益を残そうなんてマインドは、組織を率いたらだめ。それなら、不動産でも株でもフェラーリでも買えばいいんだよ。

リーダーは、独力の限界を知っている。そして、仲間と一緒が好きで、利他で、みんなで何かを目指し、つくりあげるというそのプロセスが好きじゃないとダメ。ビジョンも大切だけど、仲間との色々面倒な日々のプロセスこそが好きでないと。仲間と喧嘩しながらも、喧々諤々しながらも、人が好き、仲間が好き、じゃないとダメ。ま、3本の矢を信じるか、ってこと。三人寄れば文殊の知恵を信じるか、ってこと。これらを心から信じるひとがリーダーになるべきなんだよ。

ま、どっちがいいかはわからないけどね。独りで株やワインに投資して生きていくのか、会社で仲間と”無駄な”苦労しながらビジョンを目指すのか。。。」

今日の悩み: ”独力では限界がある。3本の矢のごとく仲間と人生を歩んでいくべき。なのか、頼れるのは自分だけ。船頭多くても船は山に登るだけ。独力で人生を切り開き、邁進すべき。なのか”

案1:
独りで何かを成し遂げられるなんてことはありえない。フリーランスで自由に稼ぐ。会社をつくったけど、組織を率いるのは面倒だから、売り払って、投資家になる。そんな人達もいる。でも、それでも、協力してくれるひとが必ずいる。絶対的に独力、なんてありえない。ならば、仲間を大切にして、面倒もあるし、価値観が違うこともあるけど、でもやっぱり大切にして、何かを成し遂げる、それが人生では。

あるいは

案2:
大谷翔平選手はすごい。すばらしい。才能もあるけど努力・努力・努力。でも、チームは勝てない、優勝できない。仲間と一緒であることの弊害だ。頼れるのは自分だけ。自分のビジョンを信じるのは自分だけ。それの実現に真剣になれるのも自分だけ。パッションを同程度に持ってくれる人などいない。協力者は必要だが、特定の個人である必要は無い。助けて欲しいときに助けてくれるひとがいれば十分だ。固定の仲間は不要。都度都度の協力者。そういう意味での独力。独力で人生を切り開く方が効率的で効果的だ。

ま、案1でも案2でも、どっちでも良いかな。ひとそれぞれ。第3の選択肢もありえる。人生に「正しい答え」無し。

大切なのは:
1.
どっちか悩む/どっちもあり/変化する、そんな自分を知ること
2.そして、自分と違う他人がいても、差別せず受け入れること
3.そして、大切な家族/恋人/仲間が悩み、辛く感じるその時に、案1、2のどっちがより心を落ち着かせ、安心させられる温かい言葉になるかを考えてプレゼントすること

そんな風に思ったりします。

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