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共有ゴールへの自走を生み出すノイズキャンセリング

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社員一人ひとりのモチベーション、思考のクセ、好み、強みは多様。だから、自然と組織はバラつく。目指す方向を一致させ、効率的な自走を生むための考え方をシェアします。
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夢ある創業期から、ストレスばかりの”普通”の会社に成長するプロセス

1.会社が創業される。当然に、実現したい想い(=ビジョン)がそこにあるから ビジョンでもパーパスでも存在意義でも何でも良いのですが、ボクは特に理由はないのですが「ビジョン」という言葉を使っています。 会社という無形の存在には、普通、「ビジョン」があります。というのも、誰かが、何かを世の中に提供しよう、それで多くのひとや社会の役に立とう、と思い立つからこそ、「ビジョン」があるからこそ、会社がつくられる、からです。会社設立の原動力は想い=「ビジョン」です。そして、その「ビジョ

会社のビジョン・パーパスがフェイク?(素敵なリーダーになりたい編_v4-70)

会社のビジョンは大切だと思う。大切というか、ビジョンが存在するのは当然の、普通のこと。だって、それがあるから会社が起業されるのであり、その活動の目的であり、創業者(発起人)の想い、なのだから。 例えば、XXで社会に貢献したいんだ! 自分の理想が社会に受け入れられるのか挑戦したいんだ! XXに悩んでいる人たちにとって〇〇を提供して解決したいんだ! なんて想うから会社を作る。 そして、それをわかりやすく言葉で定義し、場合によっては視覚に訴え、記憶に残り安くするために、コーポレ

「戦略」づくりは難しい。だからノルマとパワハラを「戦略」と称して満足。変わりたいものだ。

1.絵の具や筆、キャンバスがあっても、「絵」が描けるわけではない 絵の具がある。 いろんな色の絵具。 筆もたくさん。キャンバスもある。 でも、ボクは「絵」が描けない。 もちろん物理的/動作的には描ける。けど、誰かを感動させて買ってもらえるような絵は描けない。お情けで家族などに買ってもらえるかも? 絵を描く方法、自分の想いを絵で実現する方法、など、知らない。教わってもいないし、思考してもいないし、実験してもいない。 2.同様に、社長や経営陣だって、情報があっても、「戦

事業計画。大人になったら何になりたい?に元気に答えた子供心に戻ろう

今日はお客様の社長さんと定例会議の日。で、事業計画のお話。まだ小さな会社。偶然の縁で社長となり、なんとなくやって来た。でも、会社を大きくしたいと真剣に思い出した社長。 市場規模を計算すると希望は広がる。でも、何を実現したいのか、それが事業計画のスタート。数字の前に夢。夢を定義(再確認)してからの、そのための、いつ迄に、何を実現するか。その方法、課題・対策、コスト、想定コンバージョン、そして誰がやるか。 でも、小さな会社だから、”お花の水やり”から、企画・営業、システム不具

リーダー:個々の原動力と会社のパーパスを巧みに紐付ける術が必要では?

会社のパーパスを社員へ強要するのは良くない、と書いている本を読んだのです。ええぇ?会社のパーパスは、社員に目指してもらうことではないの?ある意味、強要では? もちろん、この言い回しにように社員一人一人のそれぞれ原動力は大切だと思いはします。年齢も、価値観も、立場も、必要年収も、目指す姿も、違うそれぞれの原動力。 ただ、会社のパーパスの方が個々の社員の原動力より上というか上位概念のような気がします。 だって、会社が創業されたのは何らかのパーパスがあったからであり、会社のス

社員に業務の意義を十分に伝えよう。”経験”って非常に怖いモノなのだから

正月休みに遊んだヨーロッパから来日していた友人。彼は四つ足を食べない。牛、豚、ラムなど。鳥は食べる。卵、魚も食べる。宗教的ではなく、自分のポリシー。 自分でも自分のこの感情にロジックは無いというが、ある時から一定のサイズを超える哺乳類はなんかかわいそうに思うようになった、とのこと。 その友人の知り合いの娘さん、こちらも欧州の方。10歳ほど。SNSで家畜現場の動画を見て、かわいそうになり、それをきっかけに、お肉は食べなくなった。でも魚は食べる、とのこと。こちらも自分のポリシ