『同級生はみんな仲良くしましょう』…
🌞今回は、先月下旬に、勤務校の学年通信に記した内容をここに掲載します。そのため、制約をつけさせていただいています。ご了承ください。
🌟「クラスではみんな仲良くしなければいけないんですか?」
そう、“みんな仲良し…”それは理想の姿ですね。担任の先生の方からみたならば、みんな仲良く、いつも明るく、楽しそうにしているクラス、それは安心で、各教科の授業での学びも深まることは間違いなく、周りから見たならば、きっと“理想の学級だ”と言われることでしょう。
しかし、そんな理想的なクラスはあるでしょうか? そして、また、このような「仲良し学級」が存在するとしても、それがほんとうに生徒の皆さんにとって、最も優れた“学びの場”となっていると言えるのでしょうか?
🌟学びが深まる
確かに、「学ぶためのクラス」が“みんなで仲良く学べる場”となっているならば、各教科・各科目の授業時間の学びは、とても深まりまた拡がることが間違いありません。それは、学び合うことの協働性の効果が出るということです。先生から一方的に「正しいこと」を習うよりも、生徒である皆さん同士が考え合い、教え合い、学び合う方が、ずっと理解が深まり頭に入り定着がいいことは、すでに多くの皆さん自身が実感してところだと思います。そこに、仲のいい友だちとしての信頼感が加われば、それはもう着実に身に付くこととなるでしょう。それこそが、この時代の学校・教室における学び方であろうと考えられます。そして、仲間同士で問題を共有し考えることによって“解決策を見つけることができる”という実感を持つことが、これから社会へ出て働くときに重要となるものです。
ここで重要なことはということです。では、どのような人が信頼されるのでしょうか。身近な皆さんの授業の中でのことを振り返ってみてください。いっしょに「問い」を考え出すとき、いっしょに解決策を考えるとき…ただ受け身で他の人の答えを待っているような人、自分のことだけを黙々と進めている人、そのような人は信頼されるでしょうか? そのような身近なところから、意識して信頼度を高めていくように心がけていきましょう。
🌟クラスメイトと仲良くすること
ここから先は
¥ 180
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?