“問いストーリー”
「おもしろかったです、ストーリーを感じたというか…」
昨日は、同僚の先生が、ぼくの授業を観に来てくれました。観ていただいた時間は、全くいつも通りの展開の授業でした。そのときの授業は4年時生(高校1年生)の生物基礎。内容は「植生」の2回目。いつも通りに、「ホット・シーティング(演劇的手法の一つ)」から始まる「アクティブラーニング型授業」です。現在、この学年の授業では、AL指数を50~60%程度に設定しています。
そこで、観ていただいた後に観てくださった先生からいただいた「ご意見」「ご感想」をできるだけそのままの言葉(もちろん完全正確にというわけにはいきませんが)で再現してみたいと思います。
「自分たちで学んでいく…」
「子どもたちが自分たちで学んでいくというか、学んでいくために、授業というのを使っている、すごいなというのと素晴らしいなと…藤牧先生の理念というかそういうものがすごく表れている授業だと思いました。」
「考えさせられました。きょうの授業を観て、すげえなーと思って、ほんと…自分でつかむ、自分で質問を考える、ホット・シーティング、自分から問いを生み出したりしながら、自分の方から獲りに行くというのも仕掛けているんだなぁ…というふうにみたのですが違いますか?」
生徒からの“問い”中心の授業
「なかなかできそうで、そんな簡単にできることではないと思って、子どもたちの問いを受け留めて、それに対してリアクション対応していくのはすごい。子どもたちにとっては大きいこと。」
「平坦に学んでいくのではなく、強弱をつけていく。藤牧先生が黒板に貼っているポイント【KP法による手書きの紙】に合わせて“問いストーリー”というか強弱をつけて自分でなんとなく学ぶのではなくてここは面白そうだから、ここは強めにというか、学んでいくうちに子どもたちが個々に面白かったねと気付く仕組みがあるんだなと思ったのですが、どうなんですか?」
“思い”や“理念”を大切に
「“すげえな”、と藤牧先生の気持ちというか、思いというか、すごい。一年間かけて、やっぱり理念とかそういう思いとか、なんというか、それをちゃん伝える、授業に思いが表れているというのはすごいと思います。ここに学びがあるというのはすごいなーと思うのです。」
「自分から絡んで考えていかなければ一生涯学んでいくことができないからこそ、すごいなと思う。絶対に大切な授業だ、と思いました。」
「先生が撒いた種というのは、出てくるのかな、一年ではもったいない。種をまかない限り芽は出てこないから…面白かったです。ストーリーを感じたというか、学びの中で子どもたちがストーリーを創っていけるのではないかと思いました。自分で強弱をつけて学んでいけるのではないか…」
「また、みせてください。すごく刺激を受けました。ありがとうございました。」
“感謝です”
観に来ていただき、ありがとうございました。
授業を観ていただくことって、とても大切なことと感じました。
改善点に気づくためにはもちろん必要なことですが、自分自身のやっていることの長所と言いますか好いところも自分ではなかなか気づかないものです。そこに気づかせていただき、とてもありがたいことです。
そして、身近に、こんなに理解してくださる先生が居てくれるということに感謝しかありません。
これを励みに、さらに創意工夫に努めていきたいと思います。
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