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【死語現禁】295.だいじん(飲み会・宴会)

(日:大尽・大臣)ここでは、遊里で、多くの金を使う客。豪遊する人。(広辞苑第七版)

<用法>
光男は同じ部署の七人を飲み会に連れて行った。宴たけなわになって、代金は全て光男が払うと皆に告げると、一人が
「よ! お大尽!」
と声をかけた。光男は満足そうに笑った。

<解説・思い出>
昭和頃、飲み会などのお金を払ったり、接待する女性に大盤振る舞いをする人に使われた言葉です。

映像などでは、いかにも成金的なオヤジが言われたりしていました。

広辞苑の例文は浄瑠璃の曽根崎心中なので、相当古くからの言葉だと思われます。

現在「大臣」というと国会の役職がイメージされ、日常生活では使いにくい言葉になっています。「大尽」の方は、見聞することが非常に少なくなっています。

多人数の飲み会や宴会も減り、それらのお金を自分で全て払うような人も減りました。

使われる機会が減る一方なので、この言葉も死語の沼に沈んで行くしかないのかもしれません。

死語ランク:☆☆
☆☆・・・当時を知る人は知っていて、言った人に「古い人」という印象を持つレベル

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