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【死語現禁】269.ポケットベル
(英:pocket+bell) 移動中の個人を無線呼出しするための携帯用受信機およびそのサービス。商標名。2007年サービスを終了。ポケ-ベル。ベージャー。(広辞苑第七版)
<用法>
取引先から工場用機器にトラブルが発生したと連絡があり、事務の満子は慌てて営業の羽田のポケベルに連絡した。
アユミとタカシは互いに仕事で忙しくなかなか直接電話で話せなかった。仕方がないので、ポケベルで互いの気持ちや状況を伝えあっていた。
<解説・思い出>
「ポケベル」と略して使われることが多い言葉でした。
携帯電話が普及する前、固定電話から個人に連絡するための機器でした。ポケットベルを鳴らして会社に連絡を入れてもらい、用件を伝えたりしていました。
その後数字や簡単な文字も伝送できるようになり、個人同士で使われることも多くなったと記憶しています。
携帯電話が最初からある世代にとっては、必要性の分からない機器だと思いますが、この機器が登場する迄は、外出中の個人に緊急連絡できる手段は無く、画期的な機能でした。
僕は現物を見たことはありませんが、写真で見ると携帯用マッチ箱ぐらいの大きさのようです。それまで外出したらそれっきりだった営業職員なども、この機器を持たされて呼び出されるようになり、さぞかし面倒だったのではないかと想像します。
携帯電話の普及に伴って必要性が無くなり、もう随分前に一般では見なくなりました。
それに伴って言葉も使われなくなり、今では当時を振り返る時以外に聞くことはありません。
今、若者にこの言葉を言っても
「ポケット用の鈴のこと?」
と勘違いされそうです。
死語ランク:☆☆
☆☆・・・当時を知る人は知っていて、言った人に「古い人」という印象を持つレベル
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