【死語現禁】255.なかんずく
(日:就中)(ナカニツクの音便。漢文訓読に由来する)その中で、とりわけて。特に。(広辞苑第七版)
<用法>
義則は根菜類が好きだった。なかんずくごぼうには目が無く、秋冬の夕食には必ずおかずにするよう頼子に頼んでいた。
<解説・思い出>
昔の小説や論文などで見たことのある言葉です。
広辞苑の例文は『平家物語』ですので、相当古い言葉だと思われます。
ほぼ文語で使われていた気がします。口語で聞いた記憶はありません。
現在では「中でも」という言葉で問題が無いので、古い言葉を使うのが好きな人の文章などでしか見ることはないと思われます。
若い人に言っても
「ナカンズク?・・・鳴かないフクロウ?」
などと言われそうです。
死語ランク:☆☆
☆☆・・・当時を知る人は知っていて、言った人に「古い人」という印象を持つレベル
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