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【死語現禁】170.三助
(日:さんすけ) 下男の通名。後には、銭湯で風呂を焚いたり浴客の体を洗ったりする男。(広辞苑第七版)
<用法>
隣町の銭湯の歳を取った三助は腕が良いと評判で、わざわざ遠くから入浴に訪れる客もいるほどだった。
<解説・思い出>
江戸時代頃から存在していた、銭湯で働く男性のことです。女湯にも入って女性の体を洗ったりしたようです。
現在では、女風呂に男性が入るという行為自体が無くなっていますので、言葉本来の意味での「三助」という職業はもう成立しないと思われます。
インターネットで検索すると「三助」に似たサービスを提供されている施設はあるようですが、普通の人の会話や文章で使われることは少ない言葉だと思われます。
「~助」というような男性を特定して指す言い方自体が少なくなっていますので、この言葉の復権は難しいかもしれません。
死語ランク:☆☆
☆☆・・・当時を知る人は知っていて、言った人に「古い人」という印象を持つレベル
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