![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/123465270/rectangle_large_type_2_71ef36f25d1189dc83aefccbace28322.jpeg?width=1200)
【死語現禁】266.ベル(電話)
(英:bell)ここでは、呼鈴(よびりん)、電鈴。(広辞苑第七版)
<用法>
電話のベルが激しく鳴った。刑事が受話器を取ると、誘拐犯のしゃがれた声がした。
実家からの電話のベルで夜中に何度も起こされ、達夫は寝不足で仕事中に居眠りをするようになってしまった。
<解説・思い出>
黒い固定電話が主流の頃、映像媒体、文章媒体、仕事や家庭の会話などで非常によく使われた言葉です。
昔の電話は本当に本体に呼鈴がついていて、「ジリリリリ」「リーン」などとけたたましい音をたてていました。映像や文章などでも、驚きを表わす効果的な表現としてよく使われていました。歌の歌詞などにも登場していました。
しかしプッシュホンが普及して来ると、呼び出し音は「プルルルル」などの電子音に代わり、「電話のベル音」が表現されることは減って行きました。
さらに携帯電話が普及すると、電話の呼び出し音は「着信音」や「バイブ」という表現に代わってしまい、「電話のベル」という言い方は急速に廃れました。
今の若い人に「電話のベル」と言うと
「ああ、電話を発明した人っスよね!」
とAlexander Graham Bellと勘違いされそうです。
僕が電話のベルで思い出すのは、フィンガー5というグループの歌った『恋のダイヤル6700(シックス・セブン・オー・オー)』です。電話のベルの「リンリン」という歌詞がとても印象的な曲でした。
死語ランク:☆
☆・・・多くの人が知っていて、言った人に「懐かしい」と言うレベル。
#死語
#死語現禁
#ベル
#僕の殿堂 (https://bokunoden.com/)
Twitter(https://twitter.com/bokunodendou)