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【死語現禁】304.インクリボン(ワープロ)

(英:ink+ribbon) (和製語ink ribbon)タイプライターやプリンターに用いる、インクを吸着あるいは塗布したテープ。(広辞苑第七版)ここでは個人用ワープロで使われていた印刷用カセットのこと。

<用法>
「俺のワープロはシャープの書院だから、君の富士通OASISのインクリボンとは互換性が無いよ」

<解説・思い出>
現在、ワードプロセッサ(ワープロ)といえばMicrosoft Wordなどのソフトのことを指しますが、かつてはワープロというハードが販売されていました。

シャープの書院シリーズ、富士通のOASISシリーズ、東芝のRupoシリーズ、NECの文豪シリーズなどが有名でした。

そのワープロに印刷用に使われていたのが、インクリボンというカセットでした。形状は音楽用のコンパクトカセットに似ていましたが、ずっと小型でした。各社で仕様が違い、購入した機種に合った物を使わなければなりませんでした。

ワープロはかなり昔にパソコンにとって代わられ、それに従ってインクリボンも使われなくなりました。家庭用FAXにもインクリボンがあった記憶がありますが、家庭用FAXも使われなくなり、インクリボン自体を見る事もなくなりました。

現在はインクジェットプリンターやレーザープリンターが主流になり、個人用機器でのインクリボンの復活は難しいのではないでしょうか。従ってこの言葉も、普段の生活で見聞されることはますます稀になって行くと思われます。

ちなみに僕はワープロを黎明期から使っていました。最初は、キャノンの機種で50音順キーボードでした。その後富士通に移り、親指シフトを愛用していました。

現在のWordなどのソフトに比べると機能は低かったですが、文章を作るのに特化していましたので、シンプルで使いやすかった思い出もあります。

死語ランク:☆☆
☆☆・・・当時を知る人は知っていて、言った人に「古い人」という印象を持つレベル

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