【死語現禁】285.剣呑(険難)
(日:けんのん)(ケンナンの略という。「剣呑」は当て字)あやういこと。あやぶむこと。(広辞苑第七版)
<用法>
矢太郎はその家の近づくたびに剣呑な感じがした。
「剣呑。剣呑。あいつとは付き合わない方がいい」
<解説・思い出>
先日ある文章で「剣呑」が使われていたので、取り上げてみました。
ただその文章の文脈では、上記の広辞苑の意味とは違い「趣が無い」「興覚め」という意味で使われていました。
確かに僕が昔読んだ文章でも、「剣呑だ」は「風情がない」という意味で使われていた記憶があります。
いずれにしても、今この言葉を使うのはかなりの少数派ではないでしょうか。
なんとなく「上から目線」の言葉なので、これからも使われることは少ない気がします。
死語ランク:☆☆
☆☆・・・当時を知る人は知っていて、言った人に「古い人」という印象を持つレベル
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