【死語現禁】198.三無主義（さんむしゅぎ）

（日：三＋無＋主義）学生運動終了後の新しい世代の若者達を、「無気力」「無関心」「無責任」と揶揄した言葉。

＜用法＞
近頃の若者は政治などに興味が無く、与えられた物を享楽的に消費するだけの三無主義におかされている。

＜解説・思い出＞
僕が幼い頃にマスコミなどが使っていた言葉です。

いつの時代も、旧世代の人達は自分達とは違った新しい価値判断を持つ若者達を要約しようとします。

「新人類」「バブル世代」「就職氷河期世代」「ゆとり教育世代」「Z世代」・・・様々な言葉で若者を表現して来ました。

「三無主義」も上の世代が、自己主張も行動力も責任感も弱く見える若者達につけた言葉だと思います。

その後、「三無主義」と言われた若者達も立派に社会を構成したのを考えると、いつの時代も若者達は自分達の力で成長して行くのだと思うのです。

今「Z世代」などと言われている若者達も、僕達とは違った考えで社会を構成して行くのだろうと考えると、楽しみでなりません。

死語ランク：☆☆
☆☆・・・当時を知る人は知っていて、言った人に「古い人」という印象を持つレベル

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