【死語現禁】300.内ゲバ
(日:内(うち)+独:Gewalt)(ゲバは「ゲバルト」の略)組織の内部での暴力を伴う対立・抗争(広辞苑第七版)
<用法>
「毎日吞んで帰ったら、家内の内ゲバにあって子供を連れて出って行かれたよ」
「あのセクトは内ゲバが激しくて、脱退者が多いらしい」
<解説・思い出>
今から半世紀ほど前の日本では、学生運動が盛んで様々な組織が反体制運動を繰り広げていました。
組織同士や内部で抗争することもあり、その折に使われた言葉です。
特に組織内部の抗争は、表に出ないだけに凄惨な事も多く、「内ゲバ」という言葉はかなり怖いイメージがあったような記憶があります。
当時はメジャーな言葉だったので、家庭や会社で内部反抗があるとこの言葉を使ったりしていました。
学生運動も遠い過去になり、日常でこの言葉を見聞することはまずありません。
言葉レッドデータブックがあるとしたら「野生絶滅」レベルではないでしょうか。
若者にこの言葉を言うと、
「ええ、先輩の家(うち)ゲイバーなんスか? 一度行ってみたかったんスよ。招待してくださいよ!」
などとホットスポットと勘違いされそうです。
死語ランク:☆☆☆
☆☆☆・・・聞いた人がほぼ知らず、言った人を「異星人」と思うレベル
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