ご飯会の後の話
前の投稿で書いた、街コンで会った女の子と2人で飲みに行った。
結局行ったご飯会は普通にボードゲームをやってご飯をみんなで食べて終わった。
繋がりが薄過ぎて共通の話題も無い人間同士だったから、ボードゲームという無理矢理トークを作れるものがあったのはありがたい。
結局、僕が勝手に疑い過ぎてただけなのだろう。
とはいえ、せっかく会えた女の子だからサシで飲みたい。
と思ったので、誘った。
その子とサシで飲むのは2回目。
待ち合わせ場所に集まるとその子に連れられて、オーガニック? みたいな体に優しい成分だけで作られたお茶とか化粧品が売ってる店に行った。
このお店には初めて2人で飲んだ時も連れて行かれた。
友達が店員として働いていて、行くようになったらしい。
店員さんは丁寧に商品の説明をしてくれたけど、添加物が無くなるとこんなに値段が上がるのかと思ってしまい何も手に取れなかった。
無添加だと体の調子は変わるのか?
無添くら寿司行った次の日に健康になったと感じた事が一度も無いが、実は変化していたのか?
良さを教えてくれる人間が身近にいないから試す勇気が出ない。
無添加生活をしている人にいつか話を聞いてみたい。
その子の買い物が終わってお店に行く。
店は僕が決めたから怪しいところはない。
適当にお酒と食べ物を頼んで、話をした。
僕が会話に困ると、すぐに新しい話題を振ってくれるし、そんなに面白い事を言ったつもりじゃなくても大きな声で笑ってくれる。
話のしやすい子だなと思った。
話の中で、前のご飯会の主催者である大学の友達とは何で知り合ったのか聞いたら本がきっかけだった。
好きな本が同じ海外文学だったけど、それぞれが持っていた本の翻訳家が違ったので交換して読み合ったりしてたらしい。
僕の周りは良くも悪くも自分の好みを押し付ける人間が多い。同じ物語を別角度で読み合える友達がいるのは羨ましかった。
それから、特に影響された本として「金持ち父さん貧乏父さん」を上げていた。
今までの考えを覆してくれたすごい本だった、とのこと。
僕もその本を持っていた。
友達の家に行った時に本棚に刺さっていて、これアレの時に使われる本じゃんとふざけて言ったら本当にその流れで貰ったらしい。
正直どんな本か興味があったので貸してくれないかと聞いたら貸すどころかくれた。
あんまりピンと来なくて、途中で読むのを止めている。
積んでいるとはいえ、記憶に残っているシーンの話をしたら「それだいぶ序盤だね」と言われた。
どういう経緯でこの本の事を知ったのか聞いたら、独立するアドバイスをくれた人に勧めてもらったと返された。
ただ、ネットで本の事を調べると、保険の勧誘とかビジネス系で使われる本で、悪く書かれてて悲しい。そんな事書くのは読んでないからだ、と言っていた。
そこから話が盛り上がり、その本を基にしたボードゲームの話をされた。
キャッシュフローゲーム。
僕はこのゲームはやった事は無いが、噂だけは知っていた。
その子はキャッシュフローゲームをやった後に同じようなゲームのモノポリーをやったら、あまりにも子供向けすぎて楽しくなかったと感想を漏らしていた。
これは前回と同じように「独立のアドバイスしてくれた人に会わせようとする」か「キャッシュフローゲームをする会に誘われる」のだろうかと思っていたら、どっちでもなく普通に飲んで終わった。
前に友達から「お前がモテないのは表面的な話で時間を繋いでるから」と指摘された事がある。
確かに今日も、エピソードばかり聞いて肝心な内面を探る話を引き出せたとは言えない。
普段会う友達は、既にどんな人間が知ってる仲だからわざわざ深掘りしないで趣味の話だけで楽しんでた分、新しい関係を築くのに苦労する。
もし僕が飲んでいる相手がマルチでも、深掘りする練習には丁度良い。
趣味が全く合わないので、表面的なエピソードを触るか内面を探るかしかないからだ。
次はもっと人数多い飲み会も誘うね! と帰り際に言われた。
またレンタルスペース開催だったらさすがに行かない。
一旦止めさせてもらいます。