体を動かそう~もう一人の救世主現る~
何しろ1日家にこもっているので、体力の面でも不安になってきました。
夫も私も犬の散歩や買い物に誘いますが、気分のいい時は付き合っても、下がっている時にはまったく動こうとしません。
健康な精神は健康な肉体から。
そこで私はコロナ禍まで自分が通っていたヨガに娘を誘うことにしました。
ヨガは体幹を鍛えたり、呼吸を意識することで、娘の過呼吸も自分で対処出来るようになる気がしたのです。
周辺は緑豊かな素敵なスタジオで、きっと娘も喜んで行くだろうと思いました。
今はコロナで人数も減っており、娘にはちょうど良さそうです。
お試しに一度参加してみると、案の定娘も気持ちよく体を動かす事が出来、しばらく通ってみることになりました。
すると、そこで思いがけない出会いがありました。
ご縁があり、不登校経験のあるお姉さんとお知り合いになることが出来たのです!
これは本当に棚から牡丹餅、予期せぬ事態でしたが娘と私にとって本当にかけがえのない出会いとなりました。
私にとっては、不登校だった子の親御さんとお話できる機会ですし、娘にとっては同じ立場だった人に話を聞いてもらえたり、聞けたりするチャンスです。
とんとん拍子に娘と会ってくれるという話になり、近所の公園で落ち会いました。娘は緊張して学校に行くときのように体はこわばり、私の袖をつかんで尻込みしていました。
しかしそんな娘の態度もなんのその、先輩の娘さん(Pちゃんとします)はぐいぐい娘を引っ張っていってくれ、一緒に遊ぶうちに(その間にも様子がおかしかったり波はあったのですが)娘もだんだん打ち解けてきました。
連絡先を交換すると、娘は私に話しづらいことを相談するようになったようでした。
一緒にお出かけもしようという話になり、娘はもう怖いくらい(これが本当に怖い)新しいお友達に浮かれていました。
しかしとにかく良い刺激には違いありません。何かアクションを起こすことが次につながるのかもしれない。と私は心底思いました。真っ暗闇でもがいているわたしたちには希望の光でした。
高校生ということで、今は元気に通っているけれど、pちゃんだって色々と年相応の悩みや葛藤をかかえているに違いありません。
それなのに、娘のことを思いやって、自ら行動を起こせるpちゃんに私は感動を覚えました。
pちゃんのお母さんはお母さんで、きっと当時ものすごく思い悩んだはずなのに、おくびにも出さず、いつも優しく素敵な笑顔で接してくれていたのです。
私たちの行く先にはまだまだ試練があるやもしれませんが、pちゃん親子のような素敵な笑顔を、周りの人にふりまける人間になりたい!
いつの日にか・・・きっと!