娘の不登校 救世主現る
そうこうするうちに、夏休みに一緒に遊んだお友達のお母さんからおでかけのお誘いがありました。
子供二人だけで電車やバスに乗ってちょっとおでかけしてみないか。ということでした。
黙っているのも変なので、実は今学校に行けていないとその子のお母さんに告白しました。もちろん娘さんからも聞いていたようで気にかけてくれていました。心配しておでかけの計画を立ててくれたのだと思います。
娘も喜んでおり、私は涙が出るほどうれしかったです。
娘は夜寝る前や学校の話をする以外では家族仲良く、元気に振る舞っていたので、お出かけも多少の緊張はあったものの、うきうきと準備していました。
電車には一人で乗ったことがなかったので、少々不安でしたが、私たちの心配をよそに、お友達は至れり尽くせりな計画を立ててくれていました。
帰ってきた娘は「あぶなくほかのバスに乗るところだった」とか二人でお揃いのマスコットを買っただとか、本当に楽しそうに話していました。
学校のことやほかのお友達のことを話すにつれ、登校してみようかという意欲が高まったようで、来週行ってみる!などと発言しだしました。
私は小躍りしたい気持ちでしたが、ここは落ち着け!と自分に言い聞かせました。
私が期待をかけてしまうと、プレッシャーになりまた同じことになってしまいます。
このお友達(iちゃんとします)とは何度か出かけることになるのですが、その度に娘は登校する意欲が出るようで、一度などは○日に行くってiちゃんに言っちゃったから行かなきゃ💦となんとか登校したこともありました。
私はまだ一喜一憂していましたが、そうやって1時間だけでも登校すると、また娘は消耗して帰って来て部屋に籠ってしまうのでした。